問題は、阪神・淡路大震災でのマンションの被害の状況から、
旧耐震の94%、新耐震の98%の建物が大丈夫だった!
というトンデモナイ説明をしていること。
データの出典を明記していないというのも大問題。
何をもって大丈夫といっているのかも不明という杜撰なもの。
マンションというものは構造的には被害は大したことはなくとも、構造的には考慮していない壁などにクラックが入ることで補修費は建て替え並みに係るケースもある。
所謂、耐震性だけではそのマンションは大丈夫なんて軽軽に言えないもの。
こういう人間がブルースタジオなんだ・・・と呆れた。
もちろん、マンションで死ぬということはほとんどないので、そういう意味では「大丈夫」ではある。
また、木造についてはごまかしたことしか書かれていないが、阪神・淡路大震災では全壊、1階が潰れたものが多く見られたということで、これがいわゆる圧死の典型的なパターン。
火災でも死者は出ているのだが、1階がぺしゃんこになって逃げられずに焼け死んだというパターンもある。
旧耐震の木造は旧耐震のマンションよりも遥かに危険で危険性という意味では比較にもならないほどだ。
そういうことが分かっているからこそ、ブルースタジオはほとんどマンションしか取り扱わないのではないか?
どうもリノベ系というのは胡散臭くていけない。
デザインだけで何とかなるという嫌いが強く、品質面では信用しがたい。
Yahoo!より、
特別編<1>リノベーション、どう始める?
2/18(日) 11:00配信 朝日新聞デジタル&[アンド]
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180218-00010000-asahiand-life
記事より、
・今回から特別編として、ブルースタジオ執行役員の石井健さんに「リノベーションの始め方」、「中古マンションのリノベーション事例」、「一戸建てリノベーション事例」、「お金のはなし」と4つのテーマについてお話を伺いました。
・不安要素として真っ先にあがるのが耐震の問題ですよね。こればかりは、実は地震が実際にこないとわかりません。地震の波動の種類や建物の立地、施工精度などさまざまな要因で変わるので、これなら絶対に大丈夫という物件はありません。
・・・
・でも、阪神淡路大震災のケースを見ると、深刻な被害にあった建物は旧耐震の場合全体の6%、新耐震の場合は2%だったと言われています。そこには3倍の差がありますが、100でみたとき、旧耐震の94%、新耐震の98%の建物が大丈夫だったと思えば、どちらもあまり変わらないと考える人もいます。要はどこにお金を使うかということ。古い建物でも大丈夫と言うつもりはありませんが、建築年月や新耐震基準の適用の有無だけで判断するのではなく、実際に建物の状態などを確認することが大切です。
参考)MUJIの リノベーション基礎講座 石井健
https://housevision.muji.com/renovation/event/basic01
・・・旧耐震でもいいように見せるために1971−1980年という区切りを旧耐震と言っている。
トンデモナイデタラメだ。旧耐震とは1981年6月建築確認よりも前の建物だ。
参考)内閣府
http://www.bousai.go.jp/kohou/oshirase/h15/pdf/sankou1-1.pdf
参考)神戸大学の マンション調査
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/directory/eqb/book/6-301/index.html
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