本題の前に本日は夜勤明けということで眠気もひどかったけど、私の唯一の商売道具である親指とその周辺の部分が痛みがひどくなり、治療院に駆け込みました。
いつもはそんなに痛い施術は無いのだけど今日は母指球にブスリとされて、血が止まらなかったw
先生も私の特異な出生と体質は知っているのだけど失念してたのか、針で刺しただけなのに止まらない私の血をぬぐうのに必死だった…
やっぱり血液も常人より内包量が多いのね私は…
では本題へ…
昨晩は夜勤中に予約が殺到し、忙しくなりました。ただし前半は…
後半に入ると30代女性の指名無し客の無連絡ドタキャンが相次ぎ、私はやる気を完全に無くした…
規定で予約時間5分過ぎたところで店から電話かけるのだけど出やしない…
おおかたお客様の仕事がお忙しいのでしょう。予約時間までに終わらなかったとか…何となく理由は察しますが、せめてこちらからの電話には出ろよと言いたい!先方からネットで予約してるのだからそちらでもスマホ操作で予約消せるのに消えてないなら遅刻してでも来るのかもと思う。
最近私も容赦無いので電話に出なかったらこちらで予約を即消す。そうしないと時給で働いているわけではないのでこちらが無報酬になるだけなので。
前も行ったかもしれないけど、傾向的に私と同世代だけど30代女性の平日夜来店の指名無し客は無連絡ドタキャンの可能性が非常に高い。よって私は夜勤の日は警戒しているし、アテにしてない。
ただ今回に至っては前のおじいちゃんのお客様が「気持ちよかったから延長で」と言ってくれたのに、後ろが詰まっているのでお断りしてしまったのに、次がドタキャンされたということがあったので完全に意気消沈しました…そしてそういう時に限って次の予約が来ない。
第2の師匠もあからさまにふさぎ込んでいる私を見て、指名無しのお客様を譲ってくれた…まじ神!
師匠はベテランだからずっと指名対応で、常に次の客の優先権をもっているのに譲ってくれました。
ん?愚痴の話かって?ここからが本題ですww
譲ってくれたは良いけど、2時間は空いてしまって夜勤ということもあって体も冷えてしまったし、落ちた集中力を取り戻すのが大変でした…
しかも師匠が譲ってくれた客は20代の女性で、私の力では最初は強すぎたみたい。いたずらに時間だけ過ぎて焦りだけ募って、良くない流れになりかけました。
そこで平静を取り戻すために私がしたのが今回のタイトルの「丹田式呼吸法」私が身に着けている呼吸法の一つ。
これは剣士ならば初期に教わるもので、要は「腹式呼吸」のこと。
よく私は呼吸を常人より深くしているという話はしていると思いますが、固有名詞で表すとこれになる。
普段、肩を上下させて呼吸するのが一般的ですが、これはへその上の丹田というのを意識して腹を膨らませるイメージの呼吸法。
中学時代からの剣道の授業や部活では技術的なことしか効率や限られた時間を考えると教わらないと思うので、省かれることが多いのですが、私は小学1年生のころから剣術道場に通っていて師範代より最初の半年間はこの呼吸法だけのトレーニングを積んでいたので、もう習慣になってしまっている。
この呼吸法を行うことでどうなるかというと、一つは肺活量がめちゃ向上する。当時の私は小児ぜんそく持ちで、週に1回は発症して学校を休んでいた。人生最大の黒歴史だけど心身ともに弱っていたせいで、小一の時に見舞いに来てくれた既婚女性の担任の先生に、いち生徒だった私が好意を抱いて「初告白」をしてしまうくらいにはww
でも道場に通い続け、呼吸法を続けて2年経過くらいには肺活量が増し、ぜんそくは発症しなくなりました!そこから心身鍛えられていった感じ。
他の効果としては、呼吸が深くなることで勝手にリラックスできて、圧倒的に反射速度が増す。これが一番の他のアスリートが身に着けたとしてもメリットかもしれない。
今回のようなメンタルボロボロのシチュでも、落ち着きを取り戻し相手の体でこっている場所に反射的に手を伸ばすことができる。そこに理屈や小難しい思考は挟んでいません。結果、今回の20代女性客は最終的に満足して帰ってくれてよかったです。
呼吸というとピンと来ない人も多いかもしれませんね。タイムリーに例えるなら鬼滅の刃の「呼吸法」。音の呼吸とか炎の呼吸とか非現実的なエフェクトが発生する方のではないですよ!
どちらかというと練度に個人差あれど隊員全員体得してるのであろう「全集中の呼吸」のほう。爆発的に身体能力を上げるアレ!全集中は「吸う」ほうに重点を置いていそうだけど、丹田式は息を「吐く」ほうに重点を置きます。
剣道人が刃を交えても、息を切らせても肩を上下させる人はいないでしょう?あれは呼吸の継ぎ目を悟らせないようにわざと「吸う時間を短く、吐く時間を長く」している丹田式呼吸法を使っているからです。習ったか無意識かは別として…
足元をスカートのように長い丈で隠す袴を履くように、呼吸も継ぎ目が相手から狙われやすいのでこちらの動作を相手に隠すのは、それこそ真剣で命のやり取りをしていた時代からの生存をかけた名残なのだと思います。
ちなみにたびたび話している「超集中」状態で入るゾーンには、この呼吸法は体験談としてですが一つの手段として有用だと思います。内村航平選手のような朝起きた時からゾーンに入っていたなんて人間を超えた話にはならなくても、一時的であればこの呼吸法でも一つのきっかけにはなると思う。要は雑念を捨てて、リラックスして集中できる状態を作れればいいので、整える意味では有効だと思います。
ちなみに私は今は使ってないですが、武道にどっぷりつかっていた時は呼吸法を独自に使い分けていて、
・丹田式呼吸法(反射速度向上とリラックス状態を作る)
・痛み軽減の呼吸(金的対策)
・無呼吸(正念場で力を最大限発揮する。反動は大きいけど)
2番目は使いどころはそんなに無かったけど、たまにありえないアクシデントで呼吸を乱されることもあってその場で真剣立ち合いで「タイム」なんてできないので、急ごしらえな呼吸法。妊婦さんが陣痛起きた時のラマーズ法に近いものはあるかも。
私が試合中にゾーンに入った時は「無呼吸」で限界を超えてからの、丹田式呼吸法で整えて賢者タイムに入って、加えて「トリガー」を引いた時ですね。
アスリートを終えてからでもこうやって実生活で応用で来ているのは、助かる面はありますね。
精神乱されたときなんてちょうど良いかも。そもそも乱されるような出来事が無いに限りますけどね…
この呼吸法に興味ある人はググってみてください!
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