2015年06月08日
金剛界 供養会 尊像パーツ描き5(第二重1)
第二重の尊像パーツ描き 1回目
外周が終わって次は第二重の尊像パーツ描きです。
第二重の尊格の配置については三昧耶会のところでも説明しました(2015/05/07の記事参照)。
ここでは供養会の配置と番号をあげておきます。
第二重の二十四尊格は大きく三つに分類されます。
@ 外四供養菩薩(白番号:1〜4)
A 四摂菩薩 (水色番号:5〜8)
B 賢劫十六尊 (黄色番号:9〜24)
(カッコ内の色と数字は次の図の色番号に対応)
今回から第二重の尊像パーツを何回かに分けて描きます。
今回は@ 外四供養菩薩(1〜4)です。
第二重 供養会尊像パーツ @ 外四供養菩薩(1〜4)
1)金剛焼香菩薩
ここから月輪円内に蓮華座に座す尊像を描く。尊像は両手で三昧耶形を載せた蓮華を捧げ持つ。ここに見られる外四供養菩薩はまさに「供養」を象徴する尊格であり供養会で光るように感じる。
金剛焼香菩薩は阿閦如来が毘盧遮那如来を供養するために出生した女尊であり、焼香を尊格化したもの。
宝香炉を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。
2)金剛華菩薩
外四供養菩薩は全て光背や着衣の色が統一されている。統一することで同じグループに属していることを図像から示そうとしているのだとおもう。
金剛華菩薩は宝生如来が毘盧遮那如来を供養するために出生した女尊であり、盛華を尊格化したもの。
盛華を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。
3)金剛橙菩薩
この上二つは左手側に三昧耶形を捧げ持つようにしていたが、ここから下二つはは右腕側に捧げ持つ。これは外四供養菩薩がそれぞれ四仏によって毘盧遮那如来を供養するために出生したことから毘盧遮那如来に向けて捧げ持つようにしているため。
金剛橙菩薩は阿弥陀如来が毘盧遮那如来を供養するために出生した女尊であり、橙燭を尊格化したもの。
橙燭を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。
4)金剛塗香菩薩
それぞれ目を閉じ真剣に念ずるイメージで描いている。
金剛塗香菩薩不空成就如来が毘盧遮那如来を供養するために出生した女尊であり、塗香器を尊格化したもの。
塗香器を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。
色数が限られている中にあって絶妙なバランスでの配色がすばらしい。
下絵の描きかたは軌道に乗りはじめたと思ったら、意識が自然に色へ向かうようになってきた。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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