2015年06月22日
金剛界 供養会 尊像パーツ描き16(金剛輪5)
金剛輪の尊像パーツ描き5
金剛界供養会の金剛輪内の尊像パーツ描き中です。
今回はB 十六大菩薩のうちの西方に位置する阿弥陀如来の四親近菩薩(水色番号:18〜21)です。
金剛界曼荼羅は上が西です。
供養会 金剛輪 西方四親近菩薩
18)金剛法菩薩
尊像の配色の保存性が高い。
金剛法は梵名のヴァジュラ・ダルマの意訳。観自在菩薩、観世音菩薩ともいい、阿弥陀如来の東方の月輪に住し衆生に法の清浄なるを覚らせる働きを誓願する菩薩。
堅固清浄なる菩提心の象徴である蓮華独鈷杵を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。
19)金剛利菩薩
少々剥離しており顔の表情などが分かりにくい。
金剛利は梵名のヴァジュラ・ティークシュナ(鋭利な剣)の意訳。文殊菩薩ともいい、阿弥陀如来の南方の月輪に住し仏智により衆生の苦を断ち切る働きを誓願する菩薩。
堅固清浄なる菩提心の象徴である金剛剣を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。
20)金剛因菩薩
ここまで、捧げ持つ蓮華座は全て右腕側に向けている。手にする蓮華座の向きには特にいみがないのかもしれない。
金剛因は梵名のヴァジュラ・ヘートゥの意訳。弥勒菩薩ともいい、阿弥陀如来の北方の月輪に住し、堅固な菩提心を因とし法輪を転ずる働きを誓願する菩薩。
釈尊が説法を開始する初転法輪の象徴である八輻輪を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。
21)金剛語菩薩
金剛舌は赤く染められていると思うので、蓮華上の金剛舌の色や形がもう少し残っていても良いとおもうのだが・・・
金剛語は梵名のヴァジュラ・ヴァーシャの意訳。阿弥陀如来の西方の月輪に住し、真言により衆生の正法を示す働きを誓願する菩薩。
如来の説法の象徴である金剛舌を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。
以上、阿弥陀如来の四親近菩薩は、金剛法菩薩の位で衆生に法の清浄なるを覚らせ、金剛利菩薩の位で智慧で衆生の苦を断ち切り、金剛因菩薩の位で衆生への説法へと立ち上がり、金剛語菩薩の位で説法により衆生に正法を示すことを表している。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3556482
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック