2017年9月12日Apple秋の新商品イベントでmacOS High Sierraのリリースが告知されますね!
macOS High Sierraは、過去のしがらみを切り捨てるアップグレードになりそうです。macOS High Sierraにアップグレードする前に知っておくべきこと5選として、ご紹介していきます。
この記事は、以下参考情報を元にまとめています。
その1 High SierraにアップグレードでHFS+からAPFSに自動変換されます
フラッシュストレージが内蔵されたmacはアップグレードでAPFSにコンバートされます。(APFSへの移行をオプトアウトすることはできません。)
FusionドライブはHFS+のままです。
その2 AFPはAPFS上のファイルを共有できません。
AFP(Apple Filing Protocol、AppleTalk)はApple File System(APFS)のファイル共有をサポートしていません。
フラッシュストレージをAFPでファイル共有している方は、Sambaに切り替える必要があります。
その3 APFSはmacOS 10.12.6以降で使えるフォーマットです
APFSでフォーマットされたドライブ(USBストレージ、Thunderboltストレージ)を読み書きすることができるのはmacOS High Sierra、macOS Sierra(10.12.6以降)です。
macOS Sierra(10.12.5以前)、OS X El Capitanやそれ以前のOSXでAPFSでフォーマットされたドライブを読み書きすることができません。
その4 ADレベルは2008以降のサポートです
ドメインの機能レベル(Active Directory)を 2003 のまま運用している企業で、macをお使いの方は、High Sierraへのアップグレードしてはいけません。High Sierraでは2003をサポートしません。
Windows Server 2003はすでにサポートが終了しています。
ADの機能レベルは、お勤めの企業のIT管理者へお問い合わせください。
その5 Microsoft Office for Mac 2011はサポートされません。使えません。
macで安定して使えるOfficeは、Office for Mac 2011でした。2016(mac版)はイマイチ使い勝手が悪かったです。
そろそろ登場するmacOS High SierraでOffice for Mac 2011がサポートされないことが明らかになっています。
Microsoft warns Office for Mac 2011 users not to upgrade to Apple's macOS High Sierra when the new operating system launches in September.
Microsoft tells some Mac Office users to pass on Apple's High Sierra
買いきりでOffice for Mac 2011をご利用している方には、とっても痛いニュースですね。最新のOffice for Macは2016です。買いきり版は、ビジネス・家庭向けのOffice Home & Business 2016 for Mac、家庭向けのOffice Home & Student 2016 for Macの2種類で、1ライセンスにつきMac2台にインストールできます。
Office 365 Soloは、年または月額制の形態で、Office Home & Business 2016 for Mac相当の機能が使えます。1ライセンスで2台のPC(Windows or Mac)、2台のタブレット、2台のスマートフォンにインストールしてご利用できます。
詳しい価格や機能の違いはこちらの公式ストアで確認することができます。
Macで使うOfficeの最大の問題は、VBAからCOMが呼び出せないことですよね。
Macを使っている中でOffice(Excel、Word、Outlook)の使用頻度が多い方は、VMwareやParallelsをオススメしたいです。macOSが動いたままWindowsが動きます。WindowsにOfficeをインストールし、使うことができます。さらにWIndowsだから互換性の問題やVBAが動かないってことが一切ありません。
Office 2016のMac版で起きがちな不満は、Windows版を使うとなくなります。
こちらの記事でVMwareとParallelsを比較しています。よろしければ参考にしてください。
まとめ
ここまで、macOS High Sierraにアップグレードする前に知っておくべきこと5選をご紹介してきました。
TimeMachineでバックアップをしておくことで、アップグレードする前の状態に戻すことができます。
アップグレードする前は確実にバックアップを取っておきたいですよね。
米国時間9/12に開催されるApple Special Eventは、iPhone8、iPhone 7s/7s Plusが発表されます。また、Apple WatchがLTEに対応したり、Apple TVも4K/HDRに対応するなどの噂も流れています。iPhone価格は噂ではMacが買えそうな値段でした。