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[Catalina] オリジナルの項目が見つからないため、操作を完了できません。

macOS MojaveのFinderからmymacのストレージをクリックしたところ「macdisk1のオリジナル項目が見つからないため、操作を完了できませんでした」と表示と同時にFinderが落ちます。
macdisk1のオリジナル項目が見つからないため、操作を完了できませんでしたと表示されているダイアログのスクリーンショット。OKボタンのみです。


2台のmacでファイル共有機能を利用し、ネットワーク経由でTime Machineディスクとして利用しています。macOS Catalina 10.15.xへアップグレードし、その後バックアップが成功しない事態になっていました。

ここでは「オリジナルの項目が見つからないため、操作を完了できません。」エラーを解決して、Time Machineディスクを復旧させた方法がわかります。


構成と環境


2台のMacは同じWifiで接続しています。
mac.localとmymac.localの2台のmacです。先日mymac側のOSをMojaveからCatalinaへアップグレードし、現在は、macOS Catalina 10.15.1にしてあります。両方ともMojaveの時には通常にバックアップできていました。

mac.local(macOS Mojave)→mymac.local(macOS Catalina)+USB外部ストレージ(macdisk1)

mymac.localに外付けUSBハードディスクを接続し、mac.localのTime Machineディスクとして利用しています。
mac同士の場合、標準機能だけでTime Machineディスクとして利用することができます。

現象・症状


mac.local(macOS Mojave)のバックアップは失敗します。
mac.local(macOS Mojave)でFinderを開いて、mymacのmacdisk1をクリックするとFinderが落ちます。この際、先ほどのオリジナルの項目が見つからないため、操作を完了できませんダイアログが表示されます。

mac.localからmymac.localへpingは到達しています。

mac.local(macOS Mojave)Finderからmymacの内部ストレージをクリックすると開くことができます。接続できています。
mymacの外部ストレージへのアクセスは全滅です。毎回Finderが落ちます。


原因


Finderが落ちる瞬間に何が起きているのか、コンソールを開いてログを確認します。
NetAuthSysAgent Process 403 is not sandboxed and is allowed to mount a shared volume (0).
NetAuthSysAgent quarantine check returned 1
NetAuthSysAgent Proxy Mount Share: request 456790FE-DB23-4F6A-A4B8-D7FCF62F88B1 from sharingd (403)
NetAuthSysAgent Mount share = macdisk1
NetAuthSysAgent PID already set to 403
NetAuthSysAgent Calling Mount
NetAuthSysAgent URL = smb://mymac._smb._tcp.local/macdisk1
NetAuthSysAgent Mount point = (null)
NetAuthSysAgent smb_mount: mount failed to mymac._smb._tcp.local/macdisk1, syserr = Permission denied
NetAuthSysAgent Mount failed 13
NetAuthSysAgent Reply Mount status = 13

mac.local(macOS Mojave)では、Permission denied、アクセス権で弾かれていることがわかりました。

mymac.local(macOS Catalina)側でも、mac.local(macOS Mojave)のFInderが落ちた瞬間のログを確認します。
smbd bind: open failed, binding tree to /Volumes/macdisk1
kernel Sandbox: smbd(99639) System Policy: deny(1) file-read-data /Volumes/macdisk1
smbd bind: open failed, binding tree to /Volumes/macdisk1

mymac.local(macOS Catalina)側では、smbdがSystem Policyによって拒否されていることがわかりました。

ここまでで、ピンっと来ました。システム環境設定の「セキュリティとプライバシー」、フルディスクアクセスで許可が必要ってことですね。
  1. macOS Catalina 10.15.0, 10.15.1はシステム環境設定のファイル共有を有効にしたとしても、拒否られる。
  2. フルディスクアクセスでsmbdを許可する必要がある。


処置


フルディスクアクセスでsmbdを許可する手順。
1)mymac.local(macOS Catalina)でターミナルを開き、Finderを開きます。
open /usr/sbin
とタイプし、Returnキーを押します。/usr/sbinを表示したFinderが開かれます。
2)開いたFinderでsmbdを見つけてください。
3)mymac.local(macOS Catalina)のシステム環境設定を開き、セキュリティとプライバシーを開きます。
プライバシータブを開いて、フルディスクアクセスを選択します。
左下の鍵マークをクリックし、変更を許可します。(管理者のユーザー名、パスワードが必要です)
4)2)のsmbdをドラックして、一覧にドロップします。追加したsmbdにチェックが付いていることを確認してください。
「オリジナルの項目が見つからないため、操作を完了できません。」エラーを解決して、Time Machineディスクを復旧させた設定

このようにsmbdを追加することができました。
「オリジナルの項目が見つからないため、操作を完了できません。」エラーはなくなり、Time Machineディスクとして利用再開できました。
[ + ]ボタンクリック 選択画面でフォルダを指定する方法

セキュリティとプライバシーの[ + ]ボタンクリックで表示される選択画面から直接/usr/sbinを表示、選択することができます。
Commandキー+Shiftキー+Gキーの同時押しでフォルダを指定するダイアログが表示できます。このダイアログに/usr/sbin等移動したいフォルダを指定します。通常非表示で移動できないフォルダを表示するための方法です。




まとめ


macOS Catalinaをファイルサーバーとして利用している際に「オリジナルの項目が見つからないため、操作を完了できません。」エラーが発生した際は、セキュリティとプライバシーでsmbdをフルディスクアクセス許可することで解決できます。


 

 

[Catalina] オリジナルの項目が見つからないため、操作を完了できません。
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