09月01日
Mac診断(Apple Diagnostics)は古いMacで動かない?ERROR:0x8000000000000003, Cannot Load 'EFI/Drivers/TestSupport.efi'で起動できません。
ERROR: 0x8000000000000003, Cannot Load 'EFI/Drivers/TestSupport.efi'
Status: 0x00000003
Dキーを押しながら電源ON、OPTIONキー+Dキーを押しながら電源ON、Apple Diagnosticsを起動するどちらの方法でも、地球儀のマークが表示された後、この表示になりMac診断を実行することができません。この状態では電源長押しで強制終了することしかできません。
Apple Diagnostics を使って Mac をテストする
少し古めのMacBook Pro(Late2012)、macOS Catalina 10.15.7、BootROM 421.0.0.0.0の環境での症状です。
調べてみるとこの症状は、Mojave、High Sierra、Sierraでも発生する可能性があるようです。詳しくはdiscussionsjapan.apple.comのApple Hardware Test が、エラーで起動しないに記されています。Intel Ivy Bridge世代のCPUのMac + OSに適用したバージョンで症状が発生することがわかります。
Apple Diagnosticsを動作させるには?
macOSのバージョンアップ、セキュリティアップデートの適用時、ファームウェア(EFI Boot ROM)も同時にその時点の最新版に置き換わる仕様です。ファームウェアはmacOS復元等で古いバージョンのOSに戻しても、置き換わったファームウェアのままです。
- この症状になったMacではApple Diagnosticsを動作させる方法はありません。
- MacOS Lionの頃のMacではUSBやDVDの起動ディスクが付属していたようです。この起動ディスクを使えばHardware Testが起動できると、先程のdiscussionsjapan.apple.comに記されています。
- 工場出荷時時点のファームウェアにリセットする方法ありません。ファームウェアのダウングレードはできません。
まとめ
ERROR:0x8000000000000003, Cannot Load 'EFI/Drivers/TestSupport.efi'の症状が出たら、もうApple Diagnosticsは動作させることができないことがわかりました。残念です。
サポートがなくなった古いMacでも現役で使えます。Late2012はバッテリー交換を経て、その後壊れることなく使えています。
別件で怪しい挙動があったので、ハードウェアテストで正当性を確認する中で今回のMac診断起動できない事態に遭遇しました。この症状自体はディスカッションを見る限りもっと古くからあったようです、今さら気が付きましたよ。
ディスカッションや他フォーラムを調べまくりました。最新OSが適用できない古いMacへのAppleの対応は、「冷めています」「塩対応」と感じています。
macの長期利用の目安は、約8年(最新OSが適用できる期間)ってことなのかもしれませんね。最新OS使えないなら新しいMacを購入してね!ってことなんでしょうね。
タグ:サポート切れMacの顛末
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