08月31日
macストレージを27GB削減して容量を増やせました!そのお手軽な方法とは?
MacBook Pro Retina Mid2015(256GB)モデルの内蔵ストレージ使用率95%から81%の14%減、27GBの削減に成功した方法をご紹介します。手間をかけずに簡単にできる方法です。
それぞれの削減率とともにご紹介しています。
日頃ストレージの使用率は意識していません。
ふと気がついたら使用率95%になっていて焦りました。
手間をかけたくなかったので、思いつく限り簡単な方法を実践してみたところ想像以上の効果ありました。それでは、その方法をご紹介します。
それぞれの削減率とともにご紹介しています。
日頃ストレージの使用率は意識していません。
ふと気がついたら使用率95%になっていて焦りました。
手間をかけたくなかったので、思いつく限り簡単な方法を実践してみたところ想像以上の効果ありました。それでは、その方法をご紹介します。
macストレージを27GB削減したお手軽な方法
再起動は7% 約9GBの削減+αの効果
単純にmacの再起動を実施します。
再起動後 df -k で使用率を確認したところ88%の7%削減できていました。
/dev/disk1 243924992 213932476 29736516 88% 1912439 4293054840 0% /
さらにsudo du -sk / でルートディクトリの使用状況を確認したところトータル9,620,684Kバイトの削減を確認できました。
/Usersは、1,177,212Kバイトの削減
/privateは、8,450,392Kバイトの削減
/Libraryは、5,620Kバイトの増加
/Systemは、1,300Kバイトの増加
ただ、256GBの7%といえば17GBから20GBです。先ほどの確認できた容量は約9GBでした。8GB分謎の削減になっています。macOSってどこか見えない領域のフォルダがあるんでしょうかね・・
=>macを再起動するだけで、ストレージ空き容量を増やす効果が見込めます
セーフモード再起動は1%未満 約0.8GBの削減効果
続いて、セーフモード(mac起動時のロゴ表示時にshiftキーを押したままにする)で起動後、再起動で通常モードで起動し直しました。
再起動後 df -k で使用率を確認したところ88%、パーセンテージ的には通常再起動とほとんど変化はありませんが、微妙に減っています。
/dev/disk1 243924992 213028864 30640128 88% 1907886 4293059393 0% /
さらにsudo du -sk / でルートディクトリの使用状況を確認したところトータル869,100Kバイトの削減を確認できました。
/Usersは、3,724Kバイトの削減
/privateは、875,764Kバイトの削減
/Libraryは、10,432Kバイトの増加
/Systemは、44Kバイトの削減
=>セーフモードは容量を増やす効果をあまり見込めない
Parallels ディスク圧縮は7% 約17GBの削減効果
macを起動した状態でWindowsを動かせるParallelsを使用中です。mid2015の内蔵ストレージにWindows10Pro(可変サイズのディスク140GB程度で77GB程度使用中)が入っています。容量可変サイズのディスクは、実際に使った分だけディスクを消費します。ちなみに仮想ハードディスクは容量可変ディスクと固定ディスクが指定可能です。
Parallelsは、ディスク領域を解放(ファイル>ディスク領域を解放 操作で立ち上げられます) してサイズを小さくする方法があります。ディスク領域を再利用する、キャッシュファイルをクリーンアップすることができます。
ただ今回は、「再利用可能なディスク領域が見つかりません」、キャッシュファイルは1MB未満でどちらも削減効果は見込めませんでした。
容量可変ディスクの場合、圧縮操作ができます。今回は、この方法で7% 17GBの削減に成功しました。
Windows10Pro上の仮想ディスクでファイルを削除してもディスクサイズは変わらずに未使用の空き領域になります。仮想ディスクにある空き領域をなくす操作が圧縮です。
仮想マシンのディスクを圧縮しますか?のダイアログには、0.0GBの効果しかないと書かれています。
「はい」で圧縮操作完了後、実際には、約17GBの削減効果がありました。
このWindows10Proの仮想ディスクの容量は、
77,395,992Kバイトから59,986,968Kバイトに減りました。17,409,024Kバイトの削減です。
=>Parallelsの圧縮操作は0.0GBと表示されても、17GBの削減効果があった
特に難しいことはない、再起動や圧縮操作で、使用率95%の内蔵ストレージが使用率81%まで下げることができました。
写真やダウンロードしたファイル、ドキュメントなどを整理しなくても、ここまで削減できることがわかったかと思います。
macストレージの空き容量を増やす一般的な方法
macの内蔵ストレージ自体後から増量することは難しいので、内蔵ストレージに貯め込んだものを削除する、または別のストレージに移す方法が一般的です。
別のストレージに移す手段としては、外付けSSD/HDDやSDカードやオンラインストレージなどがあります。
内蔵ストレージに貯め込んだものを削除する方法は、AppleのMac ストレージの空き領域を増やすにiCloud に保存、ストレージを最適化、ゴミ箱を自動的に空にする、不要なファイルを削除など具体的な操作方法とともに紹介されています。
この中でオススメは、「ゴミ箱を自動的に空にする」です。
ゴミ箱に 30 日以上入っているファイルが完全に削除されるようになります。
「不要なファイルを削除」は、大きいファイル、ダウンロード、2つのViewでファイルのサイズを確認しながらご自身でファイルを削除する方法です。必要なファイルも一緒に表示されるので、「不要なファイルを削除」を信頼していません。
隠れてこっそり大容量ファイルがある場所
ストレージの管理でシステム、その他ユーザーがグレーアウトされて表示されます。特にシステムは50GBを超えるデータがあったりしますよね。macOSのカーネルが50GBもあるんでしょうか?違いますよね、中規模サイズのファイルがたくさんあるから容量食っているんでしょうか?木は森に隠せという諺もある通り、不要となった大きなサイズのファイルが隠れていることがあります。その場所は、/var/tmp/フォルダです。
例えば以下のようなコマンドで大きなファイルを探すことができます。探したファイルはサイズが小さい順に並びます。ターミナルで以下コマンドを実行します。
ls -lrS `find /var/tmp/ -size +1000k -print`
/var/tmp/にある約1MB以上のファイルを探して、ファイル日付、ファイルサイズ(バイト)をファイルサイズが小さい順に出力した結果で、注目したいのは、ファイル日付です。数ヶ月前の古い日付のファイルは、何度も再起動している中で生き残ってしまった残骸だと思います。テンポラリファイルとしての価値がないと思います。
/var/tmp/を別フォルダに変えることでお望みの場所の大きなファイルを探し出すことができます。
アプリやサービスが使うテンポラリフォルダは、/tmp/、/var/tmpの2種類あります。/tmp/はルートフォルダ直下にあるので目につきやすいですよね。/var/にもテンポラリフォルダがあります。
2017年5月に作られた11,977,530,122バイトの残骸ファイルがありましたよ!2月に気づきました(笑)
11GBって・・・速攻削除しました。
まとめ
ここまで簡単にできたmacの内蔵ストレージを27GB削減して容量を増やした方法をご紹介してきました。再起動だけでも結構容量を減らすことができることがわかったかと思います。
不要なファイルをこまめに整理したり、圧縮したりする必要があります。整理したくない方は、外付けSSD/HDD、オンラインストレージなどを利用を検討してみてください。
mid2015のSDスロットを活用したJetDrive Lite 360はケーブルレスでいいですね!最大256GB増やせることとモバイル時邪魔にならないスタイルが評判です。
SSDならUSB 3.1 Gen.2対応に対応で、USB 3.1 Type-A to Cケーブル、Type-C to Cケーブルが付属したPortable SSD T5に惹かれています。仮想ディスクの置き場はできる限り高速の方が快適です。高速の分価格は高めです。
236gの軽量でも、ポータブルHDDは4TBまで容量を増やせます。容量あたりの単価はやっぱりHDDが一番安いです。
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