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mac SSDの交換は諦めてSSD2TBを増設!高評価でおすすめできるSSDは意外と少ない

macに価格が安くなってきている2TBのSSDを交換・増設した際の備忘録をまとめています。予算は2.5万円前後で考えています。

500GBのSSD(850 EVO)を利用中です。ソースコードや写真やドキュメントなど200GBもあれば十分だと思っています。500GBで占有率の高いデータはParallelsの仮想ファイルです。バックアップ等でかなり圧迫する事態になりつつあります。

2TBのSSDを購入しよう!検討編


これからご紹介する製品は2020年1月14時点の情報です。

SSDの種類と価格とメリット


【SSD インターフェイスの種類】 SSDのインタフェースは、PCI-Express接続、PCI-Express M.2接続SATA3/Serial ATA(6Gb/s)接続の2つです。
PCI-Express接続は特殊なパターンでマザーボードのPCI-Express4.0 (Gen4) X16スロットへ接続するタイプです。
PCI-Express M.2は、SATA M.2、AHCI M.2、NVMe M.2の3つの種類あります。macやノートPCの内蔵SSDで採用されています。

【SSD 容量】 購入できるSSDの最大容量は、8TB(GIGABYTE AORUS GP-ASACNE6800TTTDA 1製品のみ)でした。価格は20万円。4TB(8製品)、2TB(40製品)といった感じでした(2020.1.14の価格調査)。

【SSD 価格】 500GB 6千円前後〜、1TB 1万前後〜、2TB 2.1万円前後〜(2020.1.14の価格調査)
4TBのSSDは5万円以上するので、予算オーバーで諦めです。
Serial ATA(6Gb/s)とPCI-Express M.2のSSDの価格差はほぼありません。

【SSD メリット】 無音、速い、TBW視点では長く使えるメリットがあります。
HDDと違ってモーター部品がありません。動作音がない(無音)でかつ、衝撃に強いです。
Serial ATA(6Gb/s)接続のHDDは100MB/s程度の速度が期待できます。Serial ATA(6Gb/s)接続のSSDは480MB/s程度の速度が期待できます。
メーカー保証(SSD)が5年、3年と長いです。平均故障間隔(MTBF)はHDDを凌駕するいい数値っていう訳ではなく、同じぐらいです。寿命面で一般利用で参考にできるキーワードが「Total Byte Written(TBW)」です。例えば100TBWはトータルで100TB[テラバイト]の書き込みを行った頃に寿命を迎えるかもしれないという見方ができます。
100TB(102400GB)÷1日に書き込む容量でどのくらい持つのかがわかるかと思います。SSD寿命に関しては気にしなくていいレベルになっていることがわかりました

今回購入するSSDはAPFSで運用予定です。APFSの複数のボリュームでストレージスペースを共有できるので割り当てとか気にしなくてもいいメリットがあります。

内蔵SSDを2TB SSDに交換する→難しそう


MacBook Pro 2015以前の内蔵SSDはDIYで交換することができます。256GBモデルのMacBook Proを2TBに増設することで長く使えるメリットを感じます。内蔵SSDの交換のメリットは周辺機器不要でスッキリするところですね。実際に交換しているakiba-pc.watchの記事が参考になります。
akiba-pc.watch.impress.co.jp:MacBook Pro 2015年モデルを最新NVMe SSDで延命、改造手順を全紹介!
この記事読んで壁を感じました。壁1)交換することでAppleの保証が受けられなくなる。壁2)手順が複雑。壁3)自分のMacBook Proに合う、問題の起きないSSDはどれ?
保証が過ぎていていも正規代理店へ持っていくことで内部のクリーニングとかやってくれます。壁1)で断念しました。

SSDのケース


外付けUSB SSD(完成品)の2TBモデルは少なかったです。そのためモデル数が多い内蔵SSDで検討しています。内蔵SSDはエンクロージャー(ケース)を利用し、M.2→USB、Serial ATA(6Gb/s)→USBに変換して外付け利用できます。
PCI-Express M.2からUSB Type-A/USB Type-Cへ変換できるケースもあります。このようなケースを使うことで外付けSSDとして利用することが可能です。

また、2枚のM.2 SSDをraid(例えば 1TBx2のJBODで2TBにできる)できるケースもあります。


【Serial ATA(6Gb/s)→USBに変換するための方法】
内蔵SSDをUSBに変換する方法は、SATA-USB 変換ケーブル・2.5インチ USB HDD/SSDケース等でUSBに変換できます。2.5インチ USB HDD/SSDケースにはデュアルベイ等RAID機能を備えたケースも存在します。
SATA-USB 変換ケーブル
2.5インチ USB HDD/SSDケース
2.5インチ 2bay RAIDケース




2TB SSDをUSBで増設するSSDの一覧と選定


2TBのSSDをUSBで増設する場合、M.2タイプ、Serial ATA(6Gb/s)タイプの選択肢があります。M.2タイプの方が高速ですし、USB-Cモデルにもすぐ対応できるので魅力的です。NVMe M.2 SSDの場合、USB Type-Aの900mAでは供給力不足になりがちでまともに使えないような評価を確認できました。使っているMacBook ProはType-CポートがないMid2015、今回は見送ることにしました。Type-CポートのMacBook Pro 2019(欲しい)で試したい

今回購入するSSDは、2TBなので少し慎重に選んでいます。なるべく評判がいいものを選びたいです。ランキングで売れ筋のSSDから2TBモデルがある一覧から、TBWや評判を確認しています。

【Serial ATA(6Gb/s)の2TB SSD 一覧】
Amazon内蔵SSDのランキング順(2020.1.14時点)に2TBモデルが存在する製品を並べています。
860EVO 2TB
SanDisk G25 2TB
MX500 2TB
A55 2TB
860QVO 2TB
WD Blue 2TB
BarraCuda 2TB


  1. Samsung SSD 2TB 860EVO 2.5インチ内蔵型 5年保証 【PlayStation4 動作確認済】正規代理店保証品 MZ-76E2T0B/EC【4万円*】【3bit MLC】【1200TBW】【楽天市場】【Yahoo!ショッピング

    評判:2TB/1TBモデルの評判は良好です。初期不良は1件のみでした。


  2. SanDisk 内蔵 2.5インチ SSD / SSD Ultra 3D 2TB SATA3.0 / PS4 メーカー動作確認済 / SDSSDH3-2T00-G25 【2.5万円*】【非公開】【500TBW】【楽天市場(J25)】【Yahoo!ショッピング並行輸入品のため保証なし?

    評判:大多数はいい評価です。数ヶ月で壊れた、初期不良、並行輸入で保証がない等のコメントもありました。G25シリーズはグローバルモデル、J25シリーズはJapan向けモデルらしいです。違いはよくわかりませんでした。


  3. Crucial SSD 2000GB 内蔵2.5インチ 7mm MX500 (9.5mmスペーサー付属) 5年保証 【PlayStation4 動作確認済】 正規代理店保証品 CT2000MX500SSD1/JP 【2.8万円*】【TLC】【700TBW】【楽天市場】【Yahoo!ショッピング

    評判:最近評判がイマイチのようです。初期不良に当たった、他社と比べると耐久性悪い
    asciiではおすすめしているので、正規品であれば良い結果なのかもしれません。TBクラスのSSDがほしいなら、定番Crucialブランドだ1TB/2TB SSD時代の定番、Micron「Crucial MX500」オススメの理由


  4. シリコンパワー SSD 2TB 3D NAND採用 SATA3 6Gb/s 2.5インチ 7mm PS4 動作確認済 3年保証 A55シリーズ SP002TBSS3A55S25 【3万円*】【TLC】【不明 TBW】【楽天市場】【Yahoo!ショッピング

    評判:大量コピー時速度が落ち込む、初期不良に当たった、イマイチっぽい評価が多いです。


  5. Samsung SSD 2TB 860QVO 2.5インチ内蔵型 3年保証 PS4動作確認済み 正規代理店保証品 MZ-76Q2T0B/EC【3万円*】【4bit MLC】【720TBW】【楽天市場】【Yahoo!ショッピング

    評判:多くの方は速くていいって評価です。5ヶ月でダメになった、書き込みが遅い、フリーズする書き込みがそこそこありました。


  6. 【国内正規代理店品】Western Digital WD Blue 内蔵SSD 2.5インチ 3D NAND 採用 2TB SATA 3.0(SATA 6Gb/s) WDS200T2B0A 【3.3万円*】【TLC】【500TBW】【楽天市場】【Yahoo!ショッピング保証期間は5年

    評判:ハードディスクメーカーだから安心、MacBookやiMacのHDD→SSD用に選ばれているようです。プチフリが起きたとの報告が1件ありました。


  7. Seagate BarraCuda SSD 2TB 【PlayStation4 動作確認済】 5年保証 正規代理店品 2.5インチ 内蔵SSD SATA 3D TLC ZA2000CM1A002【3万円*】【TLC】【1067TBW?】【楽天市場】【Yahoo!ショッピングseagate.com:参考

    評判:2TB・1TBは爆速、問題なしの高評価です。悪評がありません。


*表記した価格は2020.1.14時点です
予算的には、SanDisk一択です。ただ保証が一切ないのが不安ですね。評判とか一切関係ないならMX500を選ぶつもりでした。今回は評判を信頼してみてBarraCuda SSD、Western Digital WD Blue、(予算オーバー Samsung 860EVO)から選びたいと思います。

購入はPayPayボーナスライト還元、ポイント還元でお得にできる1/15、5のつく日イベント(Yahoo!ショッピング、楽天市場)を狙っていました。BarraCuda SSDの2TBモデルはYahoo!ショッピング、楽天市場どちらもなかったです。Amazonのイベント日だったら絶対BarraCuda SSDを選んでいたと思います。

Western Digital WD Blueで決まりですね!かと思ったのですが、大きな障害が発生しました。2TBモデルはお取り寄せ、入荷時期未定でした。

外付けUSB 2TB SSDの一覧


内蔵SSDの2TBはお取り寄せだったので外付けUSB SSD(完成品)の2TBモデルを探し始めました。
【外付けUSB 2TB SSD 一覧】
My Passport
WD 外付 ポータブル SSD 2TB USB3.1 GEN 2暗号化 パスワード保護 My Passport SSD WDBKVX002DPSL-WESN
悪評ありませんでした。

PortableSSD
SanDisk PortableSSD 2TB 【PS4 メーカー動作確認済】 USB3.1 Gen2 最大転送550MB/秒 SDSSDE60-2T00-GH25 3年保証
評判:コンパクトで速い高評価です。ただエラー頻発、発熱、接続不安定の書き込みもありました

SSD-PGU3/NL
BUFFALO ポータブルSSD 日本製 PS4(メーカー動作確認済) USB3.1(Gen1) 対応 1.9TB SSD-PG1.9U3-B/NL 耐衝撃・コネクター保護機構
評判:悪い評価が目につきます。

MyPassportGO
WD SSD 外付 ポータブル 2TB My Passport Go ブルー WDBMCG0020BBT-WESN USB3.0 / 3年保証 【PlayStation4 メーカー動作確認済】
評判:悪い評価が目につきます。

I-O DATA
I-O DATA ポータブルSSD 2TB USBタイプC 耐衝撃 PS4 Mac 名刺サイズ USB3.1(Gen2) バスパワー SSPG-USC2NV/E
評判:発売されたばかりだったのでほぼ評価なしです。


結局これにしました


外付けSSD 2TBから選べぶなら評判の良い「My Passport SSD WDBKVX002DPSL-WESN」です。ただ予算オーバーだったので見送りです。

内蔵SSD 1TB(BarraCuda 120 SSD 1TB)を2つ購入してRAIDケースで2TBにする方法にしようかとも思いました。AC電源が必要かも・・・持ち運びに難ありですよね。

結局、ASCIIおすすめのMX500に決めました。2.7万円(楽天市場 楽天Books)で購入しました。

Joshinwebの方がポイント還元良かったんですが、返品できないタイプだったので、まさかに備えて楽天ブックスにしました。楽天ブックス:商品の返品


導入編 CT2000MX500SSD1JP まさかの40MB/s、でも直りました


ゆうパケットで届きました。
ゆうパケットで届きました

裏側がプチプチになっているだけで、特別な包装はありませんでした。これ↓が入っていました。
ct2000mx500ssd1のパッケージ外観がわかる


以前購入した、Transcend StoreJet 25S3ケースを剥き出し状態でつなげています。
ct2000mx500ssd1とTranscend StoreJet 25S3を接続

CrystalDiskInfo 8.3.2でCT2000MX500SSD1JPを確認してみました。S.M.A.R.T.、APM(電力消費とパフォーマンスのバランスを制御することができます)、NCQ、TRIM、DevSleep(省電力)機能に対応していることが分かります。ファームウェアはM3CR023で、最新版であることを確認しています。
ct2000mx500ssd1-crystaldiskinfo.jpg

画像クリックで拡大可能です。


MX500 2TBの初期状態は、未フォーマットの状態でした。
Windows10のディスク管理で不明になっていることがわかる

不明、1863.02GB、初期化されていないことが分かります。

ここまで、macOS Catalinaで動作中のWindows10(Parallels Desktop 15 )で確認した情報です。

ここからは、CT2000MX500SSD1JPをNTFSでフォーマットし、DELLのWindows10ノートPCで速度を計測しています。初期不良に当たった、他社と比べると耐久性悪いといったAmazonでの評判は本当なんでしょうか、
CT2000MX500SSD1JP+Transcend StoreJet 25S3ケース CrystalDiskMark 7.0.0の結果、とても遅い!悪評は本当だった!
ct2000mx500ssd1-windows10-crystaldiskmark-1.jpg


500MB/s程度速度が出るはずのシーケンシャルアクセスがめちゃくちゃ遅いです。シーケンシャルリード43MB/s、シーケンシャルライト42MB/sってUSB2.0ですか!?

インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーをとりあえずアンインストールして再計測しましたが結果は遅いままです。

ケースが悪いのか?手元にあるセンチュリー シンプルBOX 2.5 USB3.0 SATA 6G(CSS25U36G 古いです)で再度確認してみます。差し込むUSBポートも変更しています。
CT2000MX500SSD1JP+シンプルBOX 2.5 USB3.0 SATA 6Gケース CrystalDiskMark 7.0.0の結果、あれ?良くなってる
ct2000mx500ssd1-windows10-crystaldiskmark-2-simplebox.jpg


ケースが原因なの?もう一度Transcend StoreJet 25S3ケースに戻して、計測してみます。
CT2000MX500SSD1JP+Transcend StoreJet 25S3ケース CrystalDiskMark 7.0.0の結果、どういうこと??良い感じになっています。
ct2000mx500ssd1-windows10-crystaldiskmark-3-transcend.jpg

ASCIIの記事と比較しやすいように同じテスト回数に変えています。

初回の悪い数値の後、何度もベンチやっています。USBポートを差し替えたりもしています。
結局ASCIIの記事と同じぐらいの速度になったので、よかったです。解せない感じがしますが、悪評になる理由がなんとなく分かりました。

しばらく使わないとエンジンが掛からない?そんな感じを受けています。

MX500で初期不良と思ったら、何度か試してみる、接続先(USBポート)を変えてみてください。良い結果に変わることがありました。

シンプルBOX 2.5 USB3.0 SATA 6Gケースでも同じテストをしてみます。
CT2000MX500SSD1JP+シンプルBOX 2.5 USB3.0 SATA 6Gケース CrystalDiskMark 7.0.0の結果
ct2000mx500ssd1-windows10-crystaldiskmark-4-simplebox.jpg


CrystalDiskMark 7.0.0はデフォルト設定で、変えていません。中身(CT2000MX500SSD1JP)は一緒で外見(Transcend or シンプルBox)だけ違います。
ケースによって、RND4K Q32T16の数値が結構違うことに気がついたかと思います。相性的なものなのか、チップによる性能の違いなのか違いの理由ははっきりしませんが、いいケースが欲しくなりました。


再び、macに戻して、APFSでフォーマットしました。
CT2000MX500SSD1JP+Transcend StoreJet 25S3ケース AmorphousDiskMarkの結果は以下の通りです。850EVOより良い感じです。
ct2000mx500ssd1-mac-amorphousdiskmark-5-transcend.jpg



ケースの重要性に今更ながら気がつきました。

SSD ケースはチップで選ぶ?


Transcend StoreJet 25S3ケースに利用されているSATA-USBチップは、Asmedia ASM1153Eです。Transcendのケース+850Evoの環境では「ディスクの不正な取り出し」(詳しい記事)の問題を抱えていました(速度には満足しています)。原因だと思われるのは25S3に搭載される「パワーセービングモード:10分」機能だと思っています。これがASMediaのチップの機能なのかどうかがよくわからないところです。

asmedia:https://www.asmedia.com.tw/で現在販売中?のチップはUSB3.1Gen1(USB3.2Gen1)向け、USB3.1Gen2(USB3.2Gen2)向けで以下の通りです。これから購入するなら6Gbps対応のチップを選びたいです。
USB3.1Gen1向け
Asmedia ASM1153 Serial ATA Rev2.6準拠 3Gbps
Asmedia ASM1153E Serial ATA Rev3.0準拠 6Gbps
Asmedia ASM225CM Serial ATA Rev3.2準拠 6Gbps

USB3.1Gen2向け
Asmedia ASM1351 Serial ATA Rev3.2準拠 6Gbps
Asmedia ASM1352R(レイド機能)
Asmedia ASM235CM Serial ATA Rev3.2準拠 6Gbps

Gen2向けのASM235CMが比較的新しめ?だと思っているので、このチップを使ったエンクロージャー(ケース)を探したところ2製品ありました。SATA-USB 変換ケーブルタイプは見つかりませんでした。
2019/11 グリーンハウスGH-HDCU325シリーズType-C to A
2018/11 オウルテック黒角ESL25U31CシリーズType-C to C


どちらもパワーセーブ機能は明記されていません。今回はポイントで「GH-HDCU325」のシルバー、ブラックどちらかを購入しようと考えています。

このほかチップメーカーはJMicronがあります。USB3.1Gen2向けは見つかりませんでした。
JMicron:USB Bridge Controller USB-SATA
JSM576、JSM578が現行製品のようでした。



 

 

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