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2023.24【中東】世界の政府系ファンドのランキングトップ10:政府は税金取るだけじゃない!自分で稼ぐ政府!
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2023.24【中東】世界の政府系ファンドのランキングトップ10:政府は税金取るだけじゃない!自分で稼ぐ政府!【及川幸久−BREAKING−】
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2023.24【中東】世界の政府系ファンドのランキングトップ10:政府は税金取るだけじゃない!自分で稼ぐ政府!(分析・参考)
文字起こし
0:00
みなさんこんにちは、そしてこんばんは 及川幸久です
0:06
今日はこのチャンネルで もうすでに常連となっております
0:12
越境3.0チャンネルの石田和靖さん
0:17
カズ石田さんに来ていただきました
0:18
カズさんどうも 今日もありがとうございます
0:20
よろしくお願いします
0:22
カズさんは今までもいろんなテーマで 特に中東を中心にこのチャンネルでお話頂いたんですけど
0:30
最近の越境3.0チャンネルで 私が個人的に「えっ!?」と思ったのがこの話題
0:37
政府系ファンドの話
0:40
特に中東の国の政府系ファンドの話があったので
0:44
この政府系ファンドっていうのが あまり日本で知られてないじゃないですか
0:49
これ言ってるのは本当に 越境3.0ゼロチャンネルぐらいで
0:52
ユキさんも、日本もこういうことやるべきだと いうことを前々からおっしゃっていましたね
0:57
でもそんなに頻繁に出してないので
1:00
今日はこの話を是非お伺いしたいなと
1:04
すでに越境3.0チャンネルでは もう話されてることなんですけど
1:08
改めてそれをお願いしたいと
1:10
今日は及川幸久チャンネルでお願いします
1:13
その前にまずお知らせです
1:16
カズ石田さん
1:18
石田和靖さんの講演
1:20
新興国の最新情勢2023
1:25
札幌のほうで2月18日に講演会を行いますので
1:29
札幌、北海道の皆さん、是非遊びにいらしてください
1:32
ここでは新興国の最新情報をたくさんお届けします
1:34
URLを概要欄とコメント欄に張り付けておりますので、 そちらからお申し込み頂ければと思います
1:43
お願いします
1:44
今日の本題なんですけど
1:46
いろんな国が実は 政府系ファンドを作ってるんですよね
1:55
ちょっと待ってくださいね
1:56
最初に政府系ファンドの正式名称からお話ししましょう
2:02
「政府系ファンドなんて聞いたことないよ」って人が 多分圧倒的に多いと思うんですよ
2:06
政府系ファンドっていうのは 「ソブリン・ウェルス・ファンド」という風にいいます
2:11
「ソブリン・ウェルス・ファンド」で 頭文字を取ってSWFという言い方をするんですけど
2:17
これはどういうものだっていう風に 考えたらいいんですか?
2:20
これはですね
2:21
だいたい政府系ファンドは 大きく二つに分かれてると言われてるんですけど
2:25
一つはモノの輸出によって外貨が積み重なって
2:30
外貨獲得による蓄えを投資とかビジネスに回していく っていうものが中国とかアジアに多いんですけど
2:39
もう一つは石油と天然ガスの積み立てによって
2:42
それで収益が入ったものを 将来のためにビジネスや投資に回していくっていう
2:46
いずれにしても
2:47
その国の政府がやっている 投資とかビジネスで儲けたお金
2:52
それを百年後のために運用する っていうようなものですよね
2:56
政府が儲けたお金を自分で貯めとくって発想 は、日本にないですよね
3:04
ないですね
3:05
どっちかって言うと国民からむしり取るみたいね
3:09
足りなくなったらとにかく増税して取ればいいっていう
3:13
もう「増税か、国債発行か」ですよね
3:16
儲かった時に溜めておいてかつ、 それを運用して増やすなんていう発想。
3:21
運用もありますし 直接投資してビジネスをやるっていう
3:26
中東の政府系ファンドでは結構多くて、 そこでは政府がビジネスをやってるそうです
3:31
そうですよね
3:33
収益を作る構造を政府そのものが持ってるんですよ
3:37
これがいわゆる政府系ファンドというもので
3:40
確かここのランキングに 日本の年金とかは入ってないんですけど
3:44
日本の年金は別にビジネスで得たお金でも何でもないですし
3:49
日本の年金は、国民が積み立てたお金ですよね
3:51
つまり、(日本の年金は)我々のお金です
3:51
そうだけど今日のこの話は
3:54
政府自身が儲かったお金を ちゃんと貯めて無駄使いしないで
4:01
利権とかで取っちゃわないで、 自分で増やすっていうんですよね
4:05
それを国民に還元することを考えてるんですよ
4:10
その国の将来、国民の将来のために、 百年後に向けて増やしていこうと
4:15
趣旨のものですよね
4:18
どんな政府系ファンドがあって 規模がどれくらいなのかっていうのを
4:22
これ今日3.0チャンネルでもご紹介されてたんですけど
4:25
こういうサイトがあるんですよね
4:28
そうですね、これはかなり専門性の高いサイトで
4:31
SWFI、ソブリン・ウェルス・ファンド・ インスティテュートっていう研究機関が
4:37
毎年こういうランキングを出していて
4:40
SWFIは、 政府系ファンドを専門に研究してる研究機関なんですね
4:44
そこの世界ランキングという事で
4:46
ずらずらずらっとランキングが出てるんですけど
4:49
(細かいんですけど)
4:50
この上位ベスト10を見てみると
4:55
まず1位から5位ですね
4:57
一位が中国投資有限責任公司
5:01
1.3兆ドルもあるそうですね
5:04
中国は六年前までは もっとランク下の方だったんですよ
5:08
ここのところずっとノルウェー政府年金基金が No.1を突っ走ってきて
5:14
二位にアブダビ投資庁っていう感じだったんですけど
5:16
中国がぐんぐんぐんぐん増やしてきて 今は一位に躍り出ましたね
5:22
2位がノルウェーの政府年金基金なんですよね
5:27
これは先程冒頭で言ったように
5:30
貿易によっての外貨と石油天然ガスによる外貨、 ノルウェーはその後者のほうですよね
5:37
タイプが中東の方に寄っているような形で、 ノルウェーには北海油田もあります
5:42
これを年金に使ってるんですか?
5:44
これは「将来の年金のために増やしていこう」 という趣旨のものだと思いますね
5:49
これは国民から預かったお金じゃなくて ノルウェー政府の石油販売の収益から出たものだと思います
5:56
名前からして年金基金なので
5:58
多分国民の年金として活用していこう っていう方向性があるんですよね
6:05
それから第三位がアブダビ投資庁
6:08
これはもう何年も前から、 「泣く子も黙るアブダビ投資庁」と言われており、
6:14
有名でずっと一位だったんですけど
6:16
やっぱりオイル価格が下がってきたあたりから ちょっときつくなったのと
6:19
あとドバイショックがかなり影響して 中東の経済が一時期低迷して
6:25
そうしたこともあって、 ノルウェーに抜かれちゃいましたけど
6:28
それまではずっと一位で、 百兆円を超える運用額を誇っていました
6:34
そもそも政府系ファンドにカズさん自身が 関心を寄せるようになったのは何でなんですか?
6:42
僕はもう25~6年前にドバイに行き始めて
6:48
中東の経済発展にものすごいインパクトを受けて
6:53
「これは将来すごいことになる」と思って 何回も何回も足を運んでたんですよ
6:57
最初のうちは興味本位で足を運んでたら
7:01
その当時日本人が現地にいるっていうのは 非常に珍しがられて
7:04
「ちょっと紹介したい知り合いがいるから」と、 わらしべ長者のように人をどんどん紹介されて
7:13
それで紹介されたうちの一人が アブダビ投資庁のCIOだったんですよ
7:18
彼は本物のチーフ・インベストメント・オフィサーでした
7:21
しかも彼は日本語がペラペラなんですよね
7:24
それで彼と知り合って 彼はその当時のUAEのドバイ株の株式市場の本を書いていて
7:33
その第二弾を一緒に書かないかっていう提案を 僕が彼から受けて
7:36
僕はその彼と共著で、 ドバイ・アブダビ株の会社四季報みたいな本を 書いたことがあるんですけど
7:48
その情報をやはり自分の足で稼ぐには限界があるので
7:52
やっぱり彼と色々組んで
7:54
アブダビ投資庁っていうのは もう本当に中東アラブ圏に関しては地の利があるので
7:59
元々地元なので、 ものすごいいろんな企業と繋がってるし、 情報をすごい持っているんですよ
8:05
それで彼と一緒に本を書いたりして
8:08
アブダビ投資庁と繋がっていって
8:10
そこからいろんな企業をまた紹介されてっていう
8:13
政府系ファンドを実際に運用している 世界トップクラスの男と直接人的繋がりがあるなんて人は、 日本で言うとカズさんぐらいでしょうね
8:24
僕みたいな人はなかなかいないと思いますね
8:28
今、アブダビ投資庁が7900億ドルで
8:30
第四位がクウェート投資庁なんですね
8:33
クウェートも石油ですね
8:35
クウェート投資庁が7500億ドルで
8:36
第5位にシンガポールが入ってます
8:38
シンガポール政府投資公社、 俗にGICというファンドですね
8:45
これが6900億ドルもある
8:47
シンガポールはちっちゃい国なのにすごいですね
8:51
シンガポールが世界第五位にいるんですね
8:53
それから第六位が中東のPIF、 パブリック・インベストメント・ファンド・サウジアラビア
9:01
これは越境3.0ゼロチャンネルでも よく話題に出すんですけど
9:04
これはムハンマド・ビン・サルマン皇太子が 関与しているんですが
9:10
つまり、MBSのPIFなんです
9:14
及川さんのチャンネルでも出してきた NEOMの話があるじゃないですか
9:17
未来都市NEOM。 サウジアラビアが未来都市を作ってるんですよね
9:27
PIFが6000億ドルということでで
9:32
七位に香港金融管理局が入ってきます
9:36
香港は貿易が中心です
9:40
香港は都市国家にもかかわらず、5142億ドル
9:48
そして八位にまたシンガポール
9:52
かの有名な「テマセクホールディングス」 これは一応企業なんだけど政府系なんですよね
9:58
ここが約5000億ドルで
10:02
そして9位にカタール投資庁
10:06
カタールなんて中東の小さい都市なのに
10:09
秋田県と同じサイズで、 人口も三百万人もいないんじゃないですか
10:12
シンガポールよりも少ないですよね
10:14
それが4750億ドル
10:16
ここはもう天然ガスです
10:19
皆さんも聞いていると思うんですけど
10:21
カタールは、天然ガスで得た利益を どんどん積み立てて将来のためにビジネスや投資を行っている
10:25
10位にまた中国が入っている
10:27
中国国家社会保障基金、4737億ドルという風に
10:34
世界ランキングのトップ10を見ると
10:38
中国が二つ、香港も入れると三つになります
10:44
中東系が四つで
10:48
スライド上でブルーの文字で表示しているのが中東系ですね
10:51
中等系が四つで
10:52
あとはシンガポールが二つという 偏った分布になってますね
10:57
だからもう中華圏と中東が中心ですよね
11:00
シンガポールもある意味中華圏です
11:03
だからあとはヨーロッパの石油が出る ノルウェーだけが入っていますが
11:10
あとは本当に中国と中東と言っても過言ではない
11:14
「政府系ファンドランキング」は、 いわゆる「お金持ってる国のランキング」っていう言い方もできる
11:20
その通りですね
11:21
お金持ってるところが、中東と中国ですね
11:24
今、この分布図の中で
11:29
政府系ファンドの変化みたいなところを カズさんが言われてたんですけ
11:33
どんな変化がありますか?
11:34
まず、中東の政府系ファンドは基本的にみんな 現状の経済構造に危機感を持ってるわけですよ
11:43
「石油に依存しない経済構造を 一刻も早く作りたい」って
11:47
ちょっと前までは中東産油国は ある程度余ったお金があると
11:52
例えばイングランドプレミアリーグをしたりとか
11:56
アブダビがフランスのルーブル美術館を買収したり
12:02
あとはロンドンの不動産とか、 ハロッズっていうロンドンのデパートとか
12:09
彼らはいわゆる「ブランド品」って言われるようなものが もう大好きでたくさん投資をしていたんですよ
12:16
でもそれって結局そのブランド価値はあるかもしれないけれども
12:21
その国の経済を多角化していく上で 何の役にも立たないですよ
12:26
価格はひょっとしたら上がるかもしれないけど
12:29
例えばサウジアラビアは まだまだ石油に依存してるじゃないですか
12:32
石油に替わる新しい産業を作っていこうとか
12:36
中東地域が世界に対して 影響力をつけていこうって考えた時に
12:40
ハロッズのデパートとか イングランドのプレミアリーグとかが 何の役にも立たないことに気づいたんですよ
12:47
それで最近この投資系の政府系ファンドが どこに投資をしてるかっていったら
12:52
例えば影響力のある銀行とかビジネスとか IT産業とかにシフトしてきた
13:00
先日話題になったのがこの第三位のアブダビ投資庁が イギリスのスタンダード・チャータード銀行を買収することを検討していて
13:09
彼らは日本円で時価総額で三兆円ぐらいの買収を検討していたんだけど
13:17
買収交渉がうまくいかなくて、 今頓挫しちゃってるんですよ
13:20
スタンダード・チャータード銀行ってどんな銀行か
13:22
ユキさんはご存じだと思うけど
13:24
(スタンダード・チャータード銀行は) 香港の発券銀行じゃないですか
13:25
(スタンダード・チャータード銀行は) 香港ドルを作ってるんですよ
13:28
そういう銀行を買収するということは アブダビ投資庁がアジアへの影響力を持ちたい、 その意志が現れている買収案件ですね
13:38
香港ドルを発行している銀行を 中東の政府が買収してしまうと
13:45
それはすごいことですね
13:46
ちなみにシティバンクとかクレディ・スイスとかを すでに結構回収してるんですよね
13:52
シティバンクって皆さんアメリカの銀行だと思っているでしょ?
13:54
(シティバンクは)アメリカの銀行じゃないですよ
13:56
(シティバンクは)中東の銀行ですよ
13:58
そうなんだ
13:59
サウジアラビアのアルワリード、 キングダムホールディングスとか アブダビ投資庁とかがもう筆頭株主ですよ
14:09
ということは
14:09
今世界でお金を持ってるのは こういう国々や政府系ファンドなので
14:16
今後、銀行などの有力な所を こういう政府系ファンドがどんどん買収していく流れがあるんですか?
14:26
どんどんそれが強くなるということで
14:31
今後こういった中東産油国が 資金的にある程度余剰資金が増えてくるという状況は どんどん傾向が強くなってくるので
14:42
特にウクライナ戦争で 原油とかガス価格が上昇したっていうのもあるし
14:48
そういう意味では エネルギーとお金を持っているのが今中東で
14:52
彼らは今後ますます強くなっていくと思うんですよね
14:53
例えばこのアブダビ投資庁には知り合いもいるし 何度も行ったことあるんですけど
14:59
やっぱり彼らがずっと注目している投資先が
15:04
例えば食料とかエネルギーとか金融インフラとか その辺にすごい注目してるんですよ
15:10
僕がアブダビ投資庁の人間から聞いたのが
15:13
アブダビ投資庁はすごく今 アフリカのスーダンっていう国に注目をしている
15:17
スーダンは2006年ぐらいまで ずっと南北内戦をやってたんです
15:23
内戦が終わって南北スーダンが分離して、 一応安定してくるだろうと思われた
15:30
その中で北スーダンは青ナイルと白ナイルという 二つのナイル川が合流する地点なんですよ
15:38
そこで二つの川が合流して大きなナイル川になって エジプトのアレクサンドリアに注ぐんですが
15:42
エジプトには昔、 エジプト文明があったじゃないですか
15:45
その時にエジプトはナイルの賜物と言われていた
15:48
ナイルの賜物って何かって言うと
15:51
上流のナイル川が青と白の全く水質も土壌も栄養価も異なる二つの川が合流して ものすごく栄養価の高い水と土壌を押し流してるんですよ
16:01
だからエジプトでたくさんのものが運べるっていうのもそうだけど
16:05
彼らはたくさんあちこちで農業もできるんですよ
16:08
だからエジプトって年間通じてほとんど雨が降らないのに 割と世界有数の農業国なんですよね
16:14
それはナイル川がもたらしたはナイルの賜物であって
16:18
そのナイルの水を作っているのは 青ナイルと白ナイルなんですよ
16:22
でも青ナイルと白ナイルの合流地点の スーダンの首都ハルツームでずっと戦争をやっていた
16:28
でも戦争が終わって土地はタダ当然の状態で
16:33
アブダビ投資庁もサウジアラビアの政府系ファンドSANAも サウジアラビア通貨庁もカタール投資庁も
16:40
みんなスーダンの農地を買収してるんですよ
16:43
そこで農業開発、農業っていうビジネスをやって 食料自給率を高めていこうという考えが 湾岸諸国の政府系ファンドにはある
16:53
湾岸諸国って砂漠だから野菜とかとれないですよ
16:57
スーダンは砂漠なのにナイル川があるから 灌漑農業のポテンシャルは世界でも有数の高さがあるっていうことを
17:04
アブダビ投資庁の人間が言っていて
17:07
その話があって僕はスーダンに興味があって
17:09
スーダンに何度も何度も足を運ぶことにしたんですね
17:13
カズさんは情報力とそれから その情報分析による判断力とか行動力がすごいですね
17:20
ありがとうございます
17:21
行動力については、
17:23
アブダビ投資庁の人間にだいぶそそのかされてきたので
17:26
「石田さん、サウジアラビア行った方がいいよ」とか
17:29
「スーダン行かなきゃやばいよ」って彼らが言うんです
17:31
「スーダンに行った方がいい」と。
17:34
「行ったことある?」とか聞かれて、 「行ったことない」と僕が答えて。
17:36
結構これまで越境3.0チャンネルで出てきた色んな国っていうのは そういうところからのサジェスチョンがあったんですね
17:43
アブダビ投資庁にそそのかされて、 「こういう知り合いを紹介するから行ってこい」みたいな
17:49
そのアブダビ投資庁っていうのはどんなオフィスなんですか?
17:53
こんな感じのえぐれた感じのビルが アブダビのど真ん中に立ってるんですけど
17:59
ものすごいかっこいいですよ
18:01
上から下まで全部アブダビ投資庁で
18:06
アブダビ投資庁は沢山のグループ会社を持ってるんですよ
18:09
アブダビ投資庁が一番頂点にいて
18:11
例えばその下にあるのが インベストADという中東アフリカの株式専用の運用部門とか
18:18
例えば農業に投資するファンドとかいろいろ子会社化されていて
18:23
その子会社がそれぞれいろんな地域とかテーマを決めて運用していて
18:27
それを束ねているのがADIA、アブダビ・インベストメント・オーソリティ で、彼らはグループ企業なんですよね
18:34
こういうことを政府がやってるっていう 我々日本の政府との発想の違い
18:39
ここはちょっと知った方がいいなと思うんですよね
18:42
しかもアブダビ投資庁の場合は
18:44
やっぱその政府系ファンドの張本人から聞いたのは
18:48
アブダビって今、石油取れるじゃないですか
18:50
でも石油のピークアウトを彼らは恐れていて
18:52
いつ売り物にならなくなるかわからない
18:55
それで百年後をにらんだ運用をしてるっていうコンセプトですよ
18:59
発想が違うんですよ
19:02
百年運用っていう言葉をよくアブダビ投資庁は使うんですけど
19:06
このランキングと金額を見てちょっと比較したいんですけど
19:14
一位の中国、二位のノルウェーの両方とも 1.2~1.3兆ドルあるんですけど
19:20
日本のGPIF、公的年金がちょうど 1.3兆ドルでほぼ同じサイズなんですよね
19:28
公的年金のランキングで言うと 日本のGPIFは世界で二番目ぐらいなんですが
19:34
しかしこれはやっぱりカテゴリが違って
19:38
この今日の話の政府系ファンドは あくまでも政府がお金を貯めて増やしてここまで持ってきたっていう
19:47
でもGPIFの方は日本の国民のお金を集めてるだけなんですよね
19:55
それが1.3兆ドルあるってことで
19:58
こっち(GPIF)は国民、 こっち(政府系ファンド)は政府
20:00
これは十分違いますよね
20:02
いかに日本では国民がお金を真面目に貯めてるか
20:06
しかし政府がやったらもっと上に行っているはずでしょうね
20:11
そうした違いがあるっていうのが一つ
20:13
それからこのベスト10の中に シンガポールが二つも入ってるんですよね
20:17
これもすごい
20:19
シンガポールの政府系ファンドがランキングの中に二つあります
20:22
GICというシンガポール政府投資公社とテマセク
20:27
これは両方とも政府系ということで サイズが似てるんですけど
20:29
合計すると1.8兆ドルもあるんですね
20:34
だから世界でトップクラスですね
20:36
しかも人口あたりで換算したら
20:39
シンガポールで545万人(日本の4%)というすごい少ない人口なのに これだけの額に行っている
20:47
これだけ国が政府がお金をため込んで増やしている、 ビジネスや投資をやっているということですからね
20:55
だからシンガポールにいる人たちは 税金が安いし税金取らなくても運営できちゃう
21:04
この政府が稼いだお金を一部使えば国家運営できるっていう
21:07
ユキさんが選挙の政見放送でおっしゃっていたことですね
21:14
これは一番日本で実現すべきじゃないかなって 思ってたところですけど
21:19
でもこれを実は最初に日本で言ってたのが 松下幸之助さんなんですよ
21:26
松下幸之助さんが昭和の時代に「日本の未来」ってことで 「こういう風にすべきだ」と言っていた
21:32
政府が税金を取るばっかりじゃなくて
21:36
政府の事業をやった後にちゃんと利益を残して
21:41
それを1000兆円ぐらい貯めて 年間5%で運用すれば50兆円ぐらい出るだろう
21:52
そしたら税金いらないじゃないかっていう
21:54
それだけで国家予算を全部カバーできちゃいますね
21:57
今だって日本は税収が60兆円しかないんだから
22:00
それを松下氏は昭和の時代に数十年前に言ってたんですよね
22:04
高度経済成長のときだったらそれはできたかもしれない
22:08
でも松下幸之助さんの話を今や現実にやってるのが こういう中東の国だったり中国系だったりするんですよね
22:15
だからこれは今からでも 日本は考え直すべきなんじゃないかなって気がするんですけどね
22:21
ちなみにこのチャンネルをご覧になってる方の多くが
22:25
いや石油とかガスがあるから こういうことができるんだろうと思ってる方がいるかもしれないけど
22:30
ランキングの十何位かにドバイの政府系ファンドも入ってるんですよ
22:37
ドバイっていうのは石油とガスはほとんど取れないですから
22:40
その中でいろんなビジネスを国家がやってきて
22:45
ビジネス航空も国家のビジネスですからね
22:50
そういうたくさんのビジネスやホールディング、カンパニーがあって
22:53
そこから出た利益をどんどんためて 運用していってるというのがドバイの政府系ファンドで
22:59
必ずしも石油とかガスがあるからこういうことができるってわけでもないし
23:03
ましてやシンガポールなんて石油取れないですし
23:06
だから日本でも(政府系ファンドは)可能なんですよ
23:09
ユキさんが言う通り
23:10
ちゃんとした枠組みがあってそれを仕切る人間がいて ちゃんとしたものを作れば不可能ではないと
23:17
カズ石田さんと私と両方で今発信している この構想を是非実現したいですね
23:26
それができればやっぱり 国民はだいぶ笑顔が増えてると思いますよ
23:31
増税なんて話をしなくて済むんじゃないかという風に思います
23:35
ということで
23:36
今日は政府系ファンドの話を越境3.0チャンネルの カズ石田さんからいただきました
23:42
カズさん、どうもありがとうございました
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