自分で作りあげていくレールのうえを歩み続ける人生を送りたい。
そんな想いを持つときに
未来をどのように切り開いていくのか、という問いに
必然的に向き合っていくことになりますよね。
これから起こる未来で何が起こるのか、と
具体的な変化を予測することは出来ないけれども
大きな変化を予見することは出来る。
知性を磨く（スーパージェネラリストの時代 田坂広志さん著）の中では
そんな未来に対する変化を読み解いていくためには
｢水は、低きに流れる｣をキーワードとして解説されています。
（引用開始）
砂浜で、砂山を作る。
少し複雑な地形の砂山を作る。
山頂あり、尾根あり、谷あり、沢筋ありの複雑な地形の砂山である。
そして、その砂山の山頂から上呂で水を降らせる。雨のように降らせる。
このとき、その水が、どれだけの量、どの沢筋を伝わって流れていくか？
それを正確に｢予測｣することは出来ない。
しかし、1つだけ確かな｢法則｣がある。
水は、低きに流れる。
そのことは、たしかな法則。
従って、必ず、水がこの砂山の低い方に流れていくことは｢予見｣できる。
これが、まさに｢大局観｣と呼ばれるもの。
（引用終了）
未来に起こる可能性に見られることとして
｢古く懐かしいものが、新たな価値を作って復活する｣という意味では
過去の価値のある思想が、目新しさと結びつくことで
ブームとして復活することがある。
最近、起こった話の中では
clubhouseが盛り上がりを見せたのも
あえて動画や映像といったものではなく
これまでのコミュニケーションの原点にあった
読み聞かせからくる
安心感が生み出す繋がりが
この時代でも受け入れられるのではないか、と
感じられところもありますよね。
人の営みとして安心感が得られるものを重宝するのは
いつの時代にも普遍的な価値を持つ行為であるもの。
そうした視点で見ることによって
時代が進化する中でも
廃れないものはどこにあるのか、と
目の前の現実を読み解いていくことが大切なところです。
新しいものは古くなり、古いものが新しいものになる。
そんな言葉をどのように解釈していくのか、に
時代を読み解いていくための秘訣があるように感じられます。
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