2008年12月13日
バンコクからの生還(その6)
<11/24・バンコク2日目>
現地発のバスツアーを利用し、世界遺産でもある古都アユタヤへ。
途中自分にとって懐かしく感じる場所や悲しく感じる場所がありました。
過去世での記憶が断片的に蘇ってきました。
夕方前にバンコクに戻り、夜はニューハーフショーへ。タイのニュー
ハーフはすごくキレイです すごく優美でショーの完成度も高く、いつも
感動させられます。
そう言えば昔、タイのニューハーフに魅せられ、ニューハーフ ショーを
題材にした作品(写真)を制作していた事があります。
彼女たちを見てると、艶やかであり、楽しさも伝わってきますが、どこか
悲哀や刹那さも感じて…。
今回もそうでしたが、思わず夢中になってシャッターを切ったモノです。
<11/25・バンコク3日目>
この日は事実上の観光最終日。ショッピングゾーンを中心にまったりと
ぶらつきました。
そして翌26日。帰国予定日。事件は起こりました。
…そう、デモによる空港閉鎖です。
私たちはこの日の6時40分発の早朝便で成田へ帰国する予定でした。
空港閉鎖を初めて聞いたのは、早朝4時。宿泊ホテルのレセプションです。
にわかには信じ難く、タクシーで空港まで目指しました。空港に近づいた
時、バリケードで空港への道が封鎖されていました。
迂回して迂回して、ようやく空港近くへたどり着き、そこから歩いて空港
の中へ。
空港の建物へは入れたので、 何とかなるだろうと思っていましたが、
中にいるべきはずの空港職員や航空会社の 職員がいません。
代わりにいたのは、あの黄色い衣装を着た人たちです。
彼らはフレンドリーで、旅行客には親切でしたが、当然飛ぶべきはずの
飛行機が 飛びません。
情報も何も入ってこず、噂だけが錯綜していました。
私は独自で情報収集をしましたが、的を得ない情報ばかりです。しかも
どれも全く異なった情報ばかりでかえって混乱します。
結局、すぐにでも解放される事を信じ、夕方まで空港で粘りました。
旅行客も既にマバラです。
更なる情報収集のため、航空会社の数少ない職員を捕まえ話していた時、
周りの他の旅行客が、一斉にイミグレーションの中へ入っていきます。
「…? 何だ?」
危険だから、急いで中に入れとの事。
イミグレーションに入った直後、少し離れた場所で爆発音が聞こえました…。
その後、タイ航空の職員が現れ、
「デモが危険な状況になったから、皆様にはこれから避難していただく。
空港から脱出するためのバスは私たちが準備する。」
との説明が(おそらくそんなニュアンスの事を英語で言ってました)。
…さすがにヤバい状況っぽい。
そして移動中、突然
「走れ!」
と言われました。
本当にヤバい状況が、すぐ近くで繰り広げられているみたいです。
その後、滑走路からバスに乗り込み、迂回して迂回して空港の裏口へ。
そこからまたバスを乗り換え、再びバンコク市内へ。。
…何が悲しくて、またバンコクへ戻ってきたのだろう。。
バスはある高級ホテルの前で泊まります。
今日はひとまずここに泊まれと。1泊分の宿泊費はタイ航空が出して
くれるそうです。
しかし参りました。海外では色々と事件がありましたが、ニュースになった
事件に巻き込まれたのは、さすがに初めてです。
さて、これからどうなっていくのだろう。。
…次回、最終話へ続く
現地発のバスツアーを利用し、世界遺産でもある古都アユタヤへ。
途中自分にとって懐かしく感じる場所や悲しく感じる場所がありました。
過去世での記憶が断片的に蘇ってきました。
夕方前にバンコクに戻り、夜はニューハーフショーへ。タイのニュー
ハーフはすごくキレイです すごく優美でショーの完成度も高く、いつも
感動させられます。
そう言えば昔、タイのニューハーフに魅せられ、ニューハーフ ショーを
題材にした作品(写真)を制作していた事があります。
彼女たちを見てると、艶やかであり、楽しさも伝わってきますが、どこか
悲哀や刹那さも感じて…。
今回もそうでしたが、思わず夢中になってシャッターを切ったモノです。
<11/25・バンコク3日目>
この日は事実上の観光最終日。ショッピングゾーンを中心にまったりと
ぶらつきました。
そして翌26日。帰国予定日。事件は起こりました。
…そう、デモによる空港閉鎖です。
私たちはこの日の6時40分発の早朝便で成田へ帰国する予定でした。
空港閉鎖を初めて聞いたのは、早朝4時。宿泊ホテルのレセプションです。
にわかには信じ難く、タクシーで空港まで目指しました。空港に近づいた
時、バリケードで空港への道が封鎖されていました。
迂回して迂回して、ようやく空港近くへたどり着き、そこから歩いて空港
の中へ。
空港の建物へは入れたので、 何とかなるだろうと思っていましたが、
中にいるべきはずの空港職員や航空会社の 職員がいません。
代わりにいたのは、あの黄色い衣装を着た人たちです。
彼らはフレンドリーで、旅行客には親切でしたが、当然飛ぶべきはずの
飛行機が 飛びません。
情報も何も入ってこず、噂だけが錯綜していました。
私は独自で情報収集をしましたが、的を得ない情報ばかりです。しかも
どれも全く異なった情報ばかりでかえって混乱します。
結局、すぐにでも解放される事を信じ、夕方まで空港で粘りました。
旅行客も既にマバラです。
更なる情報収集のため、航空会社の数少ない職員を捕まえ話していた時、
周りの他の旅行客が、一斉にイミグレーションの中へ入っていきます。
「…? 何だ?」
危険だから、急いで中に入れとの事。
イミグレーションに入った直後、少し離れた場所で爆発音が聞こえました…。
その後、タイ航空の職員が現れ、
「デモが危険な状況になったから、皆様にはこれから避難していただく。
空港から脱出するためのバスは私たちが準備する。」
との説明が(おそらくそんなニュアンスの事を英語で言ってました)。
…さすがにヤバい状況っぽい。
そして移動中、突然
「走れ!」
と言われました。
本当にヤバい状況が、すぐ近くで繰り広げられているみたいです。
その後、滑走路からバスに乗り込み、迂回して迂回して空港の裏口へ。
そこからまたバスを乗り換え、再びバンコク市内へ。。
…何が悲しくて、またバンコクへ戻ってきたのだろう。。
バスはある高級ホテルの前で泊まります。
今日はひとまずここに泊まれと。1泊分の宿泊費はタイ航空が出して
くれるそうです。
しかし参りました。海外では色々と事件がありましたが、ニュースになった
事件に巻き込まれたのは、さすがに初めてです。
さて、これからどうなっていくのだろう。。
…次回、最終話へ続く
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