2010年08月26日
Koozy写真詞集展”Heart” 〜もう1つの”Heart”のストーリー〜(第3話)<最終話>
(〜第2話より)
https://fanblogs.jp/koozy54/archive/252/0
私はノリちゃんとの約束を今からでも果たそうと思い、また過去に置き忘れた
宿題を清算するために、もう1度、写真の世界での復活を決意しました
ちなみにフォトグラファーの職を退いた後、1〜2年くらいはカメラを持つ
ことはほとんどありませんでしたし、写真の仕事をやる事も、ほぼありません
でした。
・・・しかし実は、ほんの少しずつですが、作品制作だけは行っていました
そして、当初の計画より7年も遅れてしまいましたが、2010年3月、写真
詞集展"Heart"は開催される事となりました
開催が7年も遅れてしまったのは、決して良い事ではないのかも知れません。
でも、7年という長い熟成期間があったからこそ、当初の2003年の計画の頃
よりも、作品に深みが出て、愛情のこもった個展に仕上げる事ができたのも
事実です。
そう考えたら、この遠回りは必要だったのかも知れません
また、今回の個展が決まって以降、作品制作から個展開催中の間、ずっと、
自分以外の大きな何かの力が、私を後押ししてくれるのをいつも感じて
いました
応援して下さった多くの皆さまのパワーも勿論あったと思いますが、ノリ
ちゃんもそっと、私の背中を押してくれていたんだと思います
余談ですが、この個展開催のキッカケともなった、ヒプノセラピーのスクール
の先生(私の師匠)も個展に来て下さりました。
当然、今回の個展開催までの経緯はご存知ですが、会場で先生に、
「彼女にいい報告はできた?」
と言われて、思わず涙がこぼれそうになりました(ノω・、)
「・・・ノリ子、ありがとな。見えてるか。今のこの光景を。」
勿論、彼女にも、個展が実現させられた事の報告をさせていただきました
彼女の元に、きっと届いている事を信じて・・・。
世の中、良い事もあれば、悪い事もあります。悪い事が起こった時、私たちは
どうしても、ネガティブな気持ちや、ひねくれた気持ちにもなります。
でも、その出来事が本当に自分にとって、悪い事なのかどうかは、長い目で
見れば分からないモノです。
私も2003年の交通事故で、大きく人生が変わる事となりました。
そこで、大きな挫折も味わいましたし、その後も様々な失敗や苦難も味わって
きました
でも長い時間を経て、今振り返ると、やっぱり自分にとって、必要な経験
だったんだと思います。
それがなければ、今の自分には絶対になれていませんし、何よりこの写真
詞集展”Heart”は、存在していませんから・・・。
現在、どんなヒドイ状況や、ツライ状況にある方でも、絶対に自分自身の
事や、自分の存在だけは信じ続けて欲しい。
そして、絶対に希望の光は捨てないで欲しい。
必ず雨は止む時はくるし、絶対に止まない雨はないから。
そして、必ず未来は変えられるから
この写真詞集展”Heart”の裏テーマは、「桜」です
桜と言えば、「別れ」と「出会い」の象徴。
そして「希望」の象徴でもあります。
桜の象徴でもあるこの「希望」を、最後の言葉として、締めくくりたいと
思います
また新たな作品と共に、必ず皆さまの元に帰ってきますので、しばらくの間、
お待ちください
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(完)
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