2010年08月25日
Koozy写真詞集展”Heart” 〜もう1つの”Heart”のストーリー〜(第2話)
(〜第1話より)
https://fanblogs.jp/koozy54/archive/251/0
写真の世界から去った後、私は別のいくつかの世界で紆余曲折しながら
生きる事となりますが、運命とは不思議な物で、交通事故から6年後の
2009年、1つの巡り合わせが待っています
現在の私は、心理カウンセリング・セラピーを専門としている立場でも
ありますが、2009年、当時私が学んでいたヒプノセラピーのスクールで、
技術研修を兼ねて、グリーフセラピー(悲嘆療法)と言う療法を、自ら
体験してみた時の事です
その中で私は、昔、私の親友のノリちゃんと交わした、ある約束を思い出す
事になります。
もうすっかり忘れかけていた約束ですが、その約束こそ
「写真詞集展"Heart"を開催する事」でした。
実はノリちゃんは、今はもうこの世にはいません。
彼女は2003年に、27歳の若さで、乳ガンで亡くなってしまいました。
ちなみにグリーフセラピーとは、にわかには信じられないかも知れませんが、
セラピーのセッションを通じて、身近で亡くなった大切な人と対話をして
いきます。
そしてその対話を通じて、心の傷を軽減させたり、癒しを得ていく療法です。
私は彼女が亡くなる直前、病状がそこまで進行しているとは、全く聞か
されていませんでした。
彼女が亡くなった知らせを聞いた時、病状を知らなかった事に対して、
彼女に申し訳ない気持ちになり、謝れるものなら謝りたいと、ずっと
思っていました
そして、私はこのグリーフセラピーの中で、6年ぶりにノリちゃんと対話
する事ができ、彼女にこの事を謝りました。
しかし、彼女はそんな事は全く気にせず、私にただ、
「まだ、やるべき事をやっていないよね 」
と言います。
その後、私の脳裏に描かれたのは、私が個展を行っている映像です。
それで、私は全てを察しました
この時、彼女は天国に旅立ってから、もう6年もの月日が経っていましたが、
それでも私の心の奥底に眠っていたこの大切な約束を、思い出させて
くれました(T_T)
この直後、私はノリちゃんとの約束を今からでも果たそうと思い、また
過去に置き忘れた宿題を清算するために、もう1度、写真の世界での
復活を決意しました
<第3話(最終話)に続く>
https://fanblogs.jp/koozy54/archive/253/0
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