通常通りの稽古に行くことが出来ました
外へ出るとムシッとします。台風一過の蒸し暑さ・・・
前回に引き続き、練習曲と、糸の引き分け、さくらさくらの練習
まだまだバチの持ち方が決まりません
スカバチと二本一緒に弾いてしまう専門
そして、毎回毎回覚えることばかりです
今日は、
1.竿を持つ手は、糸を押さえる手以外は手を開かずに常に握るようなカタチにする
(手を出来るだけ小さく見せる)
2.三の坪からとなりの四の坪を続けて弾くときは、三を押さえたままで四を押さえ、
四に戻るときは三の糸を離すだけでよい
(無駄な動きをしないようになっている)
3.すくいバチをするときは、弾いたあとバチ皮から離さずにすくう
4.ウチをするときは、爪を立てる。ウチの瞬間はバチを上げた状態で。
5.竿を持つ左手は、糸を押さえる時もハジキの時も手のひらが返らないように気をつける。
(常に「小さく前へならえ」状態)
6.坪を押さえる左手の親指は常に立てておき、親指の位置でツボの目安を図る
7.右手首と三味線の胴の距離は、手首を曲げたときに小指が皮の駒横か少し内側に当たるくらいの所
8.バチを持つ親指は、突っ張らずに力を抜いて添えること
9.三本の糸の引き分けは、右手首を曲げる角度で覚える。
肘から手首は動かさずに、手首だけ一番絞った状態でそのまま下ろすのが一の糸、
少し角度を緩めながら振り下ろすのが二の糸、一番角度を緩めて振り下ろすのが三の糸。
今日マスターするのは、この中のひとつだけでもよしとしよう・・・
先生と一緒にさくらさくらを弾いてみる。
先生はさくらさくらをお見事に唄いながら流れるように進んでいくのだが、私はとてもついて行けない。
途中でつかえて止まってしまい、焦る。
しかし、今日は相当つっかえつっかえだが、最初から最後まで弾き終わることが出来た。
とりあえず最後までいけて嬉しい、というのが感想である・・・
途中で分からなくなってしまい、押さえる糸を間違えるわ、
四ノ坪と一の坪の往復はパニックになるわ、
押さえ損なってピキーン!という変な音は出るわ、
バチはだんだん振り上がらなくなるわ、
だんだん前屈みになるわ、で
今日も終わるとヘトヘトでした。
そして、今日はお店で売っている三味線の説明をしてもらいました。
練習用のレンタル期間が三ヶ月で終わるので、(たぶんあっという間だし・・・)
そのタイミングで自分の三味線が欲しいとなったらどんな段取りがよいか?
まず、新品の三味線はいろいろ仕上げ加工が必要なので、
新品が欲しい場合は、前もって注文する必要がある。
皮を張るだけでなく、糸巻きのほぞ穴などもこれから開けなければならないとのこと。
三味線の種類は主に花梨(かりん)と紅木(こうき)の二種類。
(お店には紫檀や樫といった素材もありました)
花梨は主に練習用、演奏用は紅木。
紅木は赤いから紅木というのだそうだが・・・あまり赤くは見えない。
三味線はバイオリンなどと違い、古ければ古いほど音が深みを増すようなものではないそうだ。
実は三味線が一番よい状態なのは新品の時。
三味線を長く弾いていると、竿がカンベリしてくる。
カンベリというのは、糸を押さえる竿の表面がそこだけ目減りしてきて、
竿に溝のようなものが出来てしまうことをいう。
そうすると、竿の表面を薄く削って平らにしてメンテナンスをするのだが、
それを繰り返すと竿の厚みがなくなって来て、三味線全体にとって非常に都合が悪いそうだ。
だからそれを防ぐために、堅い木を使うのだが、
紅木はとてもとても堅い木で、削っている刃物がすぐにダメになるほど堅い木なので、
だから加工に時間も労力もかかるので値が張るのだそうだ。
恐れながら新品の紅木はとても値が張ります・・・
それに比べて花梨は柔らかいので加工もしやすく、従って花梨のほうが価格的に安いとのこと。
お店では中古品も多く取り扱っています。
全てメンテナンス、調整済みなので中古でも安心して買えます。
値段が同じだとして、新品の花梨VS中古の紅木なら、
状態がよければ(カンベリしていない)中古の紅木を買った方がよいとのこと。
(ネットなどでは、このカンベリまでは写真では見えないので絶対NGだそう)
よく言われるのは、ギターでも何でも最初は安いのでよいと思って買っても、
少し弾けるようになると、必ずいいのが欲しくなるということ。
どうやら、みんなそうらしい・・・
道具だって何だって、そうに決まっている。
それと、先生曰く、自分の楽器で練習したほうが気持が違ってくる、と。
練習することも考えることもたくさんあります・・・
![20180809.jpg](/konomezukisha/file/20180809.jpg)
駅のショッピングセンター内のスタバも上島珈琲も激混みでした
のどカラカラ・・・疲れたー・・・
スタバと同じフロアのインテリアショップの奥にある超穴場なカフェを発見
放心状態の頭を整理して帰るのにちょうどよい所見つけました
Copyright (C)Harue Takamori All rights reserved.