毎日お暑うございます
三味線の稽古ではありませんが・・・
マイ撥をゲットしたものの、
むき出しのままでは、持ち運びにも保管にもよろしくないので、
撥を入れるケースを作ることにしました
既製品ではいくら探しても気に入ったのがないのです
↓よくある、撥全部をカバーする台形のフラットなケース
何となく形が半端でかさばる、収納に無駄なスペースがあって好きではない・・・
しかも、ファスナーの付いたシステム手帳ケースに、無理矢理厚みのある何かを詰め込んで
片方が膨らんでナナメになっているみたいで気持ち悪いのだ
↓撥先だけををカバーする三角のタイプ
コンパクトで良いのだが、
大抵はスナップボタンがついている
しかも、はめ込み式の大きなスナップボタンは、留めるのに結構力が要るのだ
大事な撥の上から、パチン!とやる構造はいかがなものか
↓カタチの効率は良いが、撥先をつかんで出し入れしたくない
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ということで、テーマは、
1.撥の形を生かすデザイン
容れ物に入っていても三味線の撥だと一目で分かること
三味線の雰囲気を損ねない、粋でスッキリした和風デザイン
2.ファスナーやボタンなど金属の留め金は用いない
3.出来るだけシンプルでコンパクトなこと
保護の役割を果たし、出し入れもしやすいこと
↓ということで、出来上がったのはコチラ
紐タイプにしてみました
紐は結ばずに一回絡げているだけです
滑りにくい生地で幅広の紐にしたので緩みません
紐を強調しようと黒のツートンにしたら、江戸女の黒襟っぽい雰囲気になりました
紐はふたにくっついています
パタンとふたを跳ね上げます
中でカタカタ動かないように、両側から座布団で挟んでます
先の三角の部分をしっかりクッションでホールドしてあれば
あとは、持ち手に向かって太くなる撥の構造で
紐の根元は自然にしっかりフィットしてくれます
紫のは指掛けです
左手の親指と人差し指にはめて使います
以上、撥入れ制作奮闘記でした
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2018年07月17日
オリジナル撥入れ
posted by konomezuki at 05:33
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