夏物の絽小紋、うす藤色地に、つばめの飛び柄です。
紬の単を二枚縫ったので、次は柔らかものに挑戦です。
反物の耳にほんの少し切れ込みを入れ、目がつれているところの地直しをしておきます。
柄合わせをして裁ちを終えました。第一関門突破!!
裁ちさえ間違わなければ最低限何とかなります。
洋裁なら、生地を多めに買っておけばパーツを取り直すこともできますが、
反物はきっちり着物一枚分の用尺しかないので、間違って裁ってしまうと取り返しがつきません。
しかも、着物の反物というものは一点モノなので買い足すことも出来ません。
この限られた用尺の中で、パズルのように最良の柄合わせを考えるのです。
次の関門は、印付け。
印付けは精度が命!印付けが何となく甘いと後々に響いてしまいます。
戦いは印付けから始まっている・・・いや、地の目が曲がっていたら印付けも曲がってしまうので、
戦いは反物の地直しから始まっていると言って良い・・・
↓柔らかものは滑りやすくて、ツルツル、テレテレで扱いが難しいです。
地の目が曲がらないように、肩山の絽目を拾って糸印をつけます。
私はぞべ糸が見えにくいので、濃い色の絹糸でつけてみました。
↓ところで、最近はスチームのついてないアイロンってなかなか売ってない・・・。
スチームアイロンって、スチームの穴にホコリが溜まり、
アイロン熱で煤化して生地を汚すことがあるので、要注意です。
そこで、ドライアイロンというのを買ってみました。
和裁にも使いやすいし、この昔ながらのアイロンらしいカタチ、イイ感じ。
夏までに、この下に着る夏の襦袢も縫う予定です。
Copyright (C)Harue Takamori All rights reserved.
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