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2016年01月02日
辛塩の鮭を作ってみました
何日か前に、お客様よりアイデアを頂きました。
「上海の居酒屋には塩っ辛い鮭が無いので、やれば喜ばれると思うよ」
と仰いました。
そう言えば私も上海の居酒屋で塩っ辛い鮭を食べた記憶がありません。
高級店が「辛塩の鮭」を準備しているとは思えません。
かと言って大衆店は中国人客が多いので、「辛塩」を定番として出すのは理に適いません。
「辛塩鮭」は高級店も大衆店も扱わない隙間料理なのかもしれません。
そこで、「辛塩鮭」を提供してみる事にしました。
当店の鮭はノルウェー、チリ、カナダあたりからやって来る冷凍ですが、店内でさばくので味付けはどうにでもなります。
そこで、さばいた甘塩用の切り身10切れを使い「辛塩」を作ってみました。
さばいた後の中骨は私の酒のつまみです。
鮭の頭も焼いてくれましたが、私は苦手です。
生の切り身に日本酒を振り掛け、暫くしてから水分を拭きとり塩をまぶしました。
ここまでは「甘塩」と同じです。
スタッフも
「なぁ〜んだ」
という顔をしていました。
その後切り身から染み出た水分を拭きとり、更に塩をまぶしてペーパータオルでつつみます。
スタッフは
「えっ?」
という顔をしています。
翌日に再び水分を拭きとり、更に塩をまぶします。
スタッフは
「そんなに塩辛くしたら食べられ無いだろ!」
という顔です。
それから二日間、ペーパータオルに包んだままで冷蔵保管。
「水分や脂が流れ出てしまって美味しくないでしょ!」
と、完全に呆れています。
そして、最初に塩を振ってから今日が4日目
昼の賄いで自分用に小さな一切れを焼いてみました。
元旦の自分用賄い
十分に塩辛く出来ました。
中国人スタッフは
「有り得ない!」
と言っていましたが・・・
辛塩の鮭をご希望のお客様は、ご来店時に
「塩っ辛い鮭ある?」
と私(見るからに日本人)にお声をおかけください。
あと5切れございます。
好評でしたら、当店の表メニューにしたいと思っております。
さて、今日の「お正月セット」ですが
こんな感じになりました。
これに 「お雑煮」 と 「五目ちらし」 をお付けして 55元(お酒1本付き)。
「値段、分量ともに丁度良い」
と、皆様に好評を頂きました。
筑前煮が少し煮崩れているのと、酢蓮根の味が少し薄めなのが気になりましたが、目をつぶって頂きました。
関西風のお雑煮をご希望されるお客様がいらっしゃいましたが、当店には「白みそ」の用意が無く「併せ味噌」でご容赦頂きました。
皆さん優しいお客様で助かりました。
お金を頂いて料理をお出しする以上、もう少し何とかしないといけませんね。
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