2009年11月24日
マンションの間取やプランの設計変更対応について
マンションを購入検討されている方の満足度が足りない問題として必ずで挙げられるのが、プランや間取ではないでしょうか?
顧客とマンション事業者(売主)と施工(建設)会社と販売会社の立場からそれぞれ解説してみましょう。
顧客
1.出来れば、自分の好みの間取に変更するくらい簡単なのでは?と考えている方が多い
2.設備機器もグレードアップしたい。
3.色々検討したいので、あれこれ悩む時間がたくさん欲しい。
売主
1.施工会社とのやりとりが増え(交渉や協議・調整)るので、面倒である。
2.工期が延びる事だけは絶対にあってはならないので、イレギュラー対応は極力避けたい。
3.万一対応する場合に、コスト面(顧客からの当該変更に伴う金銭の授受や施工会社との費用の支払など)で、作業や確認事項が増えるのが負担(面倒)である。
施工会社
1.本来の建築工事以外の余計な作業(施工図面を作成したり、設計者への確認や施工監理の問題)が増えるのが煩わしいので、基本的には行いたくないのが本音。
2.下請け業者への指示を行うのと、売主(施工主)からの代金の授受などが面倒である。
3.詳細の打ち合わせを、販売会社等の窓口の者と行うのが面倒である。
販売会社
1.売主や施工会社の作業や仕事が増える事は問題視せず、何はともあれまず売れることが重要。
2.顧客の為に、「売主や施工会社へ無理を言って何とか頑張りました」とアピールし、顧客からの信頼を得て販売促進に結びつけたい。
それぞれ、4者の立場で色々な思惑がありますが、これは全て売れ行き次第です。
つまり、売行きが好調なプロジェクトでは、設計変更などのイレギュラー対応など面倒なことはせずに、販売が順調に進めば何ら問題はないので、顧客の要望(「色々、間取りなど変更したい」)などに耳を傾けることなど致しません。
→ そういう方にはご遠慮いただいて、何も言わずにそのまま購入だける別の顧客に買っていただければよいのですから。
逆に、全く売行き不振のプロジェクトでは、売れる為なら費用がかかろうが、工期が守れる範囲内の内容であるならば、「何とかしましょう。何とか頑張ります。」という対応に変わりますので、誠に面白いですね。
→ 全ては、売れ行き次第。
※マンション事業者で、メニュープランというものを採用しているプロジェクトがありますが、これは最初から設計段階で用意したものですので、工期的に間に合う段階であれば全く問題ありません。個別の設計変更の対応につきましては、上記の通りそれぞれの立場での思惑もありますので、なかなか現実的には難しい状況です。
※オーダ―メードマンションというのが数年前に一時期流行しましたが、あまり根づきませんでした。
その理由としては、インテリアプランナー(コーディネーター)との打ち合わせや、その人件費の問題、また、極端な変更のプランとなった場合の、その後の解約時のリスク(特殊な間取りであると、再販売しにくい為)が高くなるからです。
本当の所は、売主としては、関係者間の調整(施工会社・販売会社)など、余計な仕事が増える割には、利益が多くとれる訳でもありませんので、メリットがないからです。
今後のご参考になれば幸いです。
以上
顧客とマンション事業者(売主)と施工(建設)会社と販売会社の立場からそれぞれ解説してみましょう。
顧客
1.出来れば、自分の好みの間取に変更するくらい簡単なのでは?と考えている方が多い
2.設備機器もグレードアップしたい。
3.色々検討したいので、あれこれ悩む時間がたくさん欲しい。
売主
1.施工会社とのやりとりが増え(交渉や協議・調整)るので、面倒である。
2.工期が延びる事だけは絶対にあってはならないので、イレギュラー対応は極力避けたい。
3.万一対応する場合に、コスト面(顧客からの当該変更に伴う金銭の授受や施工会社との費用の支払など)で、作業や確認事項が増えるのが負担(面倒)である。
施工会社
1.本来の建築工事以外の余計な作業(施工図面を作成したり、設計者への確認や施工監理の問題)が増えるのが煩わしいので、基本的には行いたくないのが本音。
2.下請け業者への指示を行うのと、売主(施工主)からの代金の授受などが面倒である。
3.詳細の打ち合わせを、販売会社等の窓口の者と行うのが面倒である。
販売会社
1.売主や施工会社の作業や仕事が増える事は問題視せず、何はともあれまず売れることが重要。
2.顧客の為に、「売主や施工会社へ無理を言って何とか頑張りました」とアピールし、顧客からの信頼を得て販売促進に結びつけたい。
それぞれ、4者の立場で色々な思惑がありますが、これは全て売れ行き次第です。
つまり、売行きが好調なプロジェクトでは、設計変更などのイレギュラー対応など面倒なことはせずに、販売が順調に進めば何ら問題はないので、顧客の要望(「色々、間取りなど変更したい」)などに耳を傾けることなど致しません。
→ そういう方にはご遠慮いただいて、何も言わずにそのまま購入だける別の顧客に買っていただければよいのですから。
逆に、全く売行き不振のプロジェクトでは、売れる為なら費用がかかろうが、工期が守れる範囲内の内容であるならば、「何とかしましょう。何とか頑張ります。」という対応に変わりますので、誠に面白いですね。
→ 全ては、売れ行き次第。
※マンション事業者で、メニュープランというものを採用しているプロジェクトがありますが、これは最初から設計段階で用意したものですので、工期的に間に合う段階であれば全く問題ありません。個別の設計変更の対応につきましては、上記の通りそれぞれの立場での思惑もありますので、なかなか現実的には難しい状況です。
※オーダ―メードマンションというのが数年前に一時期流行しましたが、あまり根づきませんでした。
その理由としては、インテリアプランナー(コーディネーター)との打ち合わせや、その人件費の問題、また、極端な変更のプランとなった場合の、その後の解約時のリスク(特殊な間取りであると、再販売しにくい為)が高くなるからです。
本当の所は、売主としては、関係者間の調整(施工会社・販売会社)など、余計な仕事が増える割には、利益が多くとれる訳でもありませんので、メリットがないからです。
今後のご参考になれば幸いです。
以上
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