池袋。「ラーメンいつき」。
西口をまっすぐ。要町まで出て山手通りを右に少し。要町エリア。
「ラーメンいつき」という表記と合わせて店舗には「樹（いつき）」という表記もけっこう出ている。
二郎インスパイア系で評判が高い。蒲田から2016年に移転してきた。
メニューが多い。2とか2代目とか5代目とか5代目Ｘとか。それらが並存する。現在も進化中。
「小さいけど具沢山なラーメン（醤油）」。900円。
トッピングが多く、麺の量が少ないというのが「小さいけど具沢山なラーメン（醤油）」。
以前は進化した醤油のバリエーションも選べたが現在は醤油・塩・味噌の3種類からの三択。醤油にする。
麺の量は100gと150gの二択。150gにする。
小さいけど具沢山なラーメンでも二郎系によくあるトッピングが選べる。
ニンニク・脂・濃いめにする。
それと別にオリジナルトッピングが一つ選べる。
「辛め（食べるラー油）」「酸っぱめ1（ポン酢ジュレ）」「酸っぱめ2（レモン玉ネギ）」「しょっぱめ（ネギ塩ダレ）」「甘め（甘辛味噌ダレ）」「こってり（醤油バター）」。
これは「辛め（食べるラー油）」にする。
麺は二郎ほど太くない。
小さいけど具沢山なラーメンは、丼は思ったより大きいが、麺の量は注文した通りの数字で少ない。
丼の中で麺と野菜が同じぐらい。
この麺の適度なゴワゴワ感がいい感じ。二郎の良さがあり、それを理解しての店主の解答がこの麺なのだろう。うまい。これなら150gより多くこの麺をしっかり食べたくもなる。
スープもいい。基本のスープの出来がいい。これも二郎を模倣したというより、理解した上での店主の再構築という感じ。
チャーシューの出来もいい。チャーシューは個人の好みもあると思うが、奇をてらったものではなくスタンダードなスタイルでしっかりしたボリューム。それが二つ。これはおいしい。
玉子、メンマ、野菜もいい。全体のバランスがいい。これはうまい。
ただ、オリジナルトッピングの「辛め（食べるラー油）」が今回個人的にチョイスミスだった。
十分な存在感と影響力があるのだが、元の味がトッピングも含めて濃くなっているので、ラー油の辛味の部分はそれほど目立たなく、酸味だけが目立つような感じになった。
自分で思ったような辛さのプラスにはならなかった。
なるほど。オリジナルトッピングのチョイス、なかなか難しい。その分、おもしろいとも思う。別のものをまた試したくなる。
「ミニ豚骨カレー」。250円。
今回、主にこれを食べに来た。そのためラーメンは「小さいけど具沢山なラーメン」にした。
いつきではラーメンを食べずにカレーだけを食べる人も多い。カレーの種類もいくつかあり、カレー独自のトッピングもある。
「ミニ豚骨カレー」は確かに小ぶりの丼だがそれなりのボリュームがある。
基本的に濃く、それにスパイシーさが増し、それに酸味が強く加わっているというなかなか独特のカレー。
豚肉がゴロゴロしていて、総じて、存在感が高い。キャラが濃い。
これは好みが分かれるかもしれない。ハマればハマるという感じ。とりあえずフルサイズで食べてみたい気がする。テイクアウトもしているそうなので今度買って来ようかとも考える。
「ミニ豚骨カレー」も含めてうまかった。ラーメンのスープまで完食。そして、本気で腹いっぱい。
「小さいけど具沢山なラーメン」、麺の量こそ少なめだが他店でいう特製ラーメンみたいなものだからな。
調子にのってスープまで飲み干している場合じゃなかった。
食べログで3.44か。個人的には3.52。オリジナルトッピング次第で前後するという感じ。
まぁ、良店だ。これは近ければ通う。少々遠くてもまた行く。
