東京駅。「日本橋 天丼 金子半之助 本店」。
日本橋。三越の先。
開店時間少し前に行くと先客が25人ぐらい。開店から50分後に入店できた。
注文は列に並んでいる間に聞かれ、席に着くと、ビールと味噌椀に続いて天丼まですみやかに提供される。
「アサヒ瓶ビール(中瓶)」。660円。スーパードライだった。
「味噌椀」。130円。
けっこうおいしい。変わったものではないが、寒い中並んでいたし。冬は特に注文した方がいい。
「江戸前天丼」。1,200円。
穴子、海苔、海老2本、シシトウ、細かく切った烏賊、半熟玉子。気前よく乗っている。
背面。ご飯の量も多い。質も問題ない。
玉子はくずしてご飯にからめて食べてくださいと言われる。そうする。かなり、うまい。
玉子以外も食材の質がけっこういい。柚子が効いた穴子もいい。細かく切った烏賊もいい。烏賊の天ぷらの進化系。油もいい。香ばしい胡麻油の香がいい。悪い油と全然違う。
あぁ。これはうまい。
思ったより、まともにうまかった。
スタイルとしてはスタンダードな正統派スタイル。それで一定以上の質。いい意味で手馴れている。長年、少しずつバージョンアップしてきた感じがあるプロの作った料理。
これ、うまいよ。
アンチの気がしれない。
もしかしてと思うが、ここ以外の店でも、たまに持ち帰りの天丼に対して悪い事を言っている人がいるが、それはあんたが悪いとしか言えない。持ち帰りの天丼は作り立てのものとまったく別のものになるのは、あたりまえだろう。何を言ってるんだという感じ。それを承知の上でないと天丼を持ち帰るなんて、してはいけない。
たいていの料理は作り立てが一番おいしいものだが、天丼は時間がたった分急激に劣化する料理の上位に位置する。温めなおして再生するものではない。寿司やラーメンと同じ。持ち帰るのは別物になると承知の上での自己責任だ。
というわけで、まともにおいしかった。何の文句もない。
食べログで3.56。個人的には3.6。そして安い。これは行列ができるのは仕方ない。ごちそうさまでした。
価格:4,990円 |
価格:3,990円 |
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