東京駅。「M&C Cafe 丸の内オアゾ(エムシーカフェ)」。
丸善の4階のカフェ。
8/3から「旅する喫茶」とのコラボで「文豪クリームソーダ」をやっている。「旅する喫茶」とは日本全国を巡り、地産食材を使いながら旅をするように開店する出張型喫茶店。
期間中、前半は梶井基次郎の「檸檬」、室生犀星の「蜜のあわれ」、太宰治の「女生徒」。後半は坂口安吾の「桜の森の満開の下」、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のクリームソーダを販売する。
「女生徒」。1,200円。
太宰治のタイトルで「女生徒」を思いつく人はどれだけいるのだろう。なぜ「女生徒」なのか。強いて言えばクリームソーダだからか。というか、クリームソーダの企画でなぜ太宰なのか。「檸檬」や「銀河鉄道の夜」はまだ何となくわかるが。まぁ、クリームソーダというより、文豪というところで太宰を入れたかったのか。
それでも夏目漱石や芥川龍之介は入らないのか。まぁ、いろいろと考えた人の趣味で別にいいのだが。
この「女生徒」のクリームソーダ。小さなマシュマロが入っていて、アイスクリームもソーダもあまり安っぽい甘さではなく、センスがいい。
自分の人生で、クリームソーダを食べる日がまたこようとは思っていなかったが、けっこう大人の味覚でも大丈夫だった。
「早矢仕オムライス」。1,580円。
丸善といえば早矢仕ライス。禍威獣とか禍特対みたいなネーミングにも見えるこの数年だが、こちらは早矢仕有的あるいは早矢仕四郎という人の本名由来だしシン・ウルトラマンよりずっと古い。夜露死苦より古いし関係ない。
中身は白米。早矢仕ライスが起点のオムライスだからか。中身が白米だと天津飯に少し近づく。
しかし、この早矢仕ライス、いいコクで、おいしい。
ハヤシライスと言われてまず思い浮かべるものとクラスが違う。チェーン店のハンバーガーと、グルメバーガー。チェーン店の豚丼と、帯広の豚丼ぐらいの差。
なかなかおいしい。
この店内にいる人は一般的な飲食店にいる人より読書量は多いのだろうなと思う。
店内で見かけたクリームソーダはたまたまか、みんな「女生徒」だった。太宰はやはり人の心が動く。
「文豪ストレイドッグス」が好きな人ももしかしたら混ざっているかもしれないが。また「文豪ストレイドッグス」に意見のある人もいるかもしれない。詩人は文豪なのかとか。
食べログで3.62。これは一般的な飲食店との評価の違いがあると思う。プラスアルファがついている。個人的には3.42。レベルは低くなく、くつろげて、いい店。ごちそうさまでした。
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