池袋。「麻辣湯専門店 楊国福 池袋東口店 （ヨウゴフク）」。
東口。サンシャイン60通りから「若貴 池袋サンシャイン60通り店」や「三九厨房」などの少し先。「ローストビーフ大野」の隣。
2018年12月の開店。前は何だったか。似たような店だったか。
池袋では「四川麻辣湯」以降、雨後の筍のように麻辣湯を出す店はかなり増えたので「麻辣湯専門店」と書かれていると大体、目が自然にスルーする。
店頭にランチメニューAとBが出ている。たくさんの具材の料理前と料理後の写真。
メニュー名はないが麻辣湯なのだろう。
何が違うのか見比べるとAは刀削麺でＢはラーメンという違いだった。
Aだなと決めて入る。
ちなみに「中国全土で6千店舗以上展開している大手麻辣湯チェーン」の日本1号店と書いてあった。6千店って多いな。今、マクドナルドの日本の店舗数は3千に満たない。
ランチメニューA。刀削麺。980円。
もやし、きくらげ、チンゲン菜、エノキ、白菜、腐竹、刀削麺、鶏肉団子、豚肉が入り、白ご飯がつく。
注文時に辛さを聞かれ、「普通辛」にした。
ほうとうやおっきりこみにも似る極太のうどんのような刀削麺。
食べてみる。
まず、スープのバランスがいい。辛さと痺れが本当にちょうどいい。これは一朝一夕のラーメン店には作れない。絶妙なバランス。子どもだましのようなただ辛いだけのものとはまったく違う。かなりうまい。
そして豊富な食材が鍋料理のよう。すべてが適量で、質も悪くない。麻辣湯の具材として全体を盛り上げている。
ご飯の炊き方も日本人の好みからはずれていない。麻辣湯として一緒に食べるには問題ない。そして少なくない量。これは後から腹の中でふくれそうなヤツだ。
刀削麺も特に変わったものではないが、この麻辣湯にはいい。個人的にはラーメンよりずっといい。
うまい。
量も多く、満足度が高い。
これで980円というのはいい。鍋のような食材のボリュームなのでけっして高くない。
まだ新しい店内はきれいで、2階席もあり、意外にゆったり食事ができた。これは思ったよりずっといい店だった。
今食べログで3.04。口コミは3件だけ。個人的には3.4。
日本での知名度が低く、客は少なかったが、その辺のラーメン店より、ずっとよかった。
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