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2018年10月26日
異世界旅行【小説】
旅先の帰り道。旅の余韻にひたりながら、ぼんやり運転をしていると見知らぬ土地で道に迷ってしまった。深夜1時。不気味なまでに延々と続く街灯と夜道に人影はなく異世界に迷いこんだような気分に浸りながら車を走らせる。不安とわくわくが入り交じる。
しばらく惰性で走り続けると急に木陰から人が飛び出してきた。そのままブレーキもあまりかからずに人を敷いてしまった。頭が真っ白になりつつも安否を確認するためにその人のところへ駆け寄るとなんと、驚いたことに自分そっくりの人間だった。意識はなく、脈はない…「死んでいる…」唖然としていると急に悟ったかのように走馬灯のように全てを私は思い出した。
ー私は10年前にこの道で死んだのだとー
しばらく惰性で走り続けると急に木陰から人が飛び出してきた。そのままブレーキもあまりかからずに人を敷いてしまった。頭が真っ白になりつつも安否を確認するためにその人のところへ駆け寄るとなんと、驚いたことに自分そっくりの人間だった。意識はなく、脈はない…「死んでいる…」唖然としていると急に悟ったかのように走馬灯のように全てを私は思い出した。
ー私は10年前にこの道で死んだのだとー