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2021年04月06日

【ネタバレあり】『絶対博士コーリッシュ』を語る・全能科学(オールマイティ)編

昼間から今日は。
春を迎えて嬉しかったり、コロナウイルスが憎たらしかったりの、『暇人の独り言』管理人です。





全力で深呼吸したくなる程に空気の綺麗な日があっても、病原菌のせいでマスクをしないと危ない日々に、うんざりしています。
噂では、現在調子に乗り放題のコロナもいずれただの風邪になるとの予想もあるそうですが、的中する瞬間が僅かでも早く来て欲しいものです。



でも、人類の有様を見る限り、あまり期待できないかも…










…さて、のっけから暗くしてしまいましたが、本題は軽い話題です。
今回は、漫画『絶対博士コーリッシュ』の敵組織である全能科学(オールマイティ)関連のキャラクターについて、好き勝手に語って行きます。





毎回ながらネタバレ全開でやるので、閲覧には御注意を。















ローゼンタール



親友でもあった科学者のマス博士と共に「絶対科学」を目指していながら、そのマス博士を殺めた張本人。
よって、マス博士の弟子であった主人公のコーリッシュや、彼の先輩アジョイ・ラカにとっての仇敵です。





かつては親友共々「科学は人の為にあれ」の理念を掲げ、溺愛していた一人娘のアーニャを自らのミスによる事故で亡くしてもなお、科学を発展させることが娘の弔いになると信じて歩み続けていました。



しかし、科学が悪用されているというニュースの数々を前に、「これが科学の 永遠に変わらぬ腐った現実だ!」「私が変えてやる!私の科学でねじふせてやる! そして いつかきっとアーニャを…!」と振り切れると、自分に共鳴しなかったマス博士を殺害。



それから本編開始までの2年の間に、「科学は神に等しく全能なり」という信念の下、武器開発だけを専門とする科学者集団の全能科学(オールマイティ)を旗揚げしたようです。





「科学は夢も希望も生み出さない」との結論に達した身ゆえ、「科学を『夢』や『楽しいもの』と説く」絶対科学に対しては、きっぱり「嫌い」と言い切っています。


ただし、その継承者たるコーリッシュについては「生意気だが天才」「良い眼だ マスが選んだ絶対科学の後継者だけある」といった具合で度々高く評価しており、登場初期などは彼を全能科学(オールマイティ)に勧誘したことさえありました。


見るべきところは見ているタイプ?










本編中ではほとんど車椅子に腰掛けているものの、コーリッシュとの直接対決を前にすると、自らの足で起立。
さらに、クローン研究をベースに数万種の生命体のDNAを操作して右腕に作り上げた人造生命体レッドドラゴンをお披露目し、絶対科学を噛み潰しにかかります。
科学とは何ぞや



レッドドラゴンの強力さに加え、ガス工学者ジョン・ゼルキンの開発したガスで電器や火器を無効化する肉体の持ち主とあって、コーリッシュを大苦戦させます。





ところが、「ガスが処理し切れない程の負荷がかかる」可能性を想定していなかったのが、唯一の弱点。
コーリッシュが空にレーザーを照射して呼び寄せた雷を浴びると、レッドドラゴンを打ち砕かれ、自らも砂塵のようになって散って行きました。










消える間際にはコーリッシュに対し、「私のこの姿は未来のお前だ」「科学の未来には夢も希望もないと分かり 私のようになる日が…」という旨の台詞を残したものの、当のコーリッシュからは「その日が来ても オレは『路地裏のなんでも博士』 コーリッシュだ」と返されます。



そこで無言のままに笑みを浮かべ、亡き愛娘の名前を呼びつつ古巣の決め台詞(?)である「導け 絶対科学」を口にして消えたのが、何とも想像を膨らませられる描かれようでした。





コーリッシュの返事を戯言だと嘲っていたのか、それとも古巣の未来に微かな夢や希望を見出していたのか…










ちなみに性格の方は、戦いに敗れた全能科学(オールマイティ)のメンバーに対して「真の科学者になれぬ愚かな脱落者」と吐き捨てるなど、血も涙も感じさせない非情な男。





ですが、在りし日のマス博士に言わせれば「無愛想だけど本当は虫も殺せない優しい男」だったそうです。





マス博士の評価通りなら、科学が悪用される現実に心を痛め、それを変えようとした余り、自らも「腐った」側に行ってしまったのかも…?















ジョン・ゼルキン



全能科学(オールマイティ)所属の、ガス工学者です。
かつては発展途上国の政府や企業にガス田開発の技術を無償で提供し、利得が出れば全額を病院や孤児院への寄付に回したということで、「科学者の鑑」とまで言われたといいます。



劇中最高峰の科学者ベルマーチを知らなかったなど、他の科学者に無関心な節のあるコーリッシュからも「学会で顔を見た程度」ながらに記憶されているという、何気に凄い人物です。





しかし、自身の科学力を武器へと変貌させられ、しゃぼん玉で一緒に遊んだ子供達までも消されると、「腐りきった世界の科学を変えるのだ」というローゼンタールの誘いに乗り、全能科学(オールマイティ)に与していたのでした。





兄弟子アジョイに助力を求めようとしたコーリッシュの前に現れ、交戦。
自作のガス「エンジェルゼファー」の効力で電器と火器が使用できない戦場を作り出していながら、自らは幾度も爆発を起こし、コーリッシュを痛めつけます。





ところが、火種を可燃性ガスで包んだしゃぼん玉のような爆弾をばらまいており、それにワイヤーで衝撃を与えることで「エンジェルゼファー」の効力を受けずに爆発させていたと知られると、しゃぼん玉状態の爆弾を次々に始末され、一転して不利に。





それでもなお「悪魔の科学者を倒すんだ……! みんなの笑顔を取り戻すんだ!」としてコーリッシュに詰め寄ったものの、彼から「今のおまえを見て 子供たちが笑うと思ってるのか!?」との叱責と共に電撃を喰らい、倒れました。





この場面を最後に登場せず、生死は不明のままとなりましたが…
いずれにせよ、子供達と遊んだしゃぼん玉を人を傷つける手段に利用している変貌ぶりには、得も言われぬ悲しさと虚しさがあります。










もしも生き延びているのなら、今度こそ真っ当な科学で子供達の笑顔を取り戻してほしいものです。















ビゴー


全能科学(オールマイティ)のメンバーで、太ったピエロのような姿の男。
自らが発見した新種の古細菌(アーキア)を動物達に叩き込み、生物兵器へと変えるのが得意技です。





「愛の科学者」を自称し、駒とした動物達を「我が子」と呼んでいるものの、愛情という意識は皆無。
シャチに乗って地下水路を逃走していた場面では、コーリッシュの攻撃を凌ぐためにそのシャチを無理矢理盾にした挙句、「このコはもうダメ」として止めを刺すという悪辣さを見せています。





何かしら悲劇的な過去を持つ悪役が多い作中にあって珍しく、この男はただただ最低な奴。
コーリッシュから「貴様はただのクサレ外道だ 科学者なんかじゃない!」と、青筋を立てた表情で断じられる程でした。










自身を「下っ端の雑魚」と評したアジョイに立腹すると、自らが人間型の生物兵器となって、攻撃を仕掛けます。



一見アジョイを圧倒したかと思いきや、気付かぬ間に彼の攻撃で足を貫かれており、出血多量で戦闘不能に。
止めは刺されなかったものの、「肺も強化されてるから長時間息つぎ無しで存分に苦しめるだろう?」というアジョイの判断で海中に沈められ、物語から退場しました。





全能科学(オールマイティ)が壊滅した後は名前すら出ないまま、物語は終了。
ただし、4巻のキャラクターファイルでは「死んでませんよ in海の中」と記されており、しぶとく長らえているようです。



憎まれっ子世に憚る。





本人は「『ちょっと』動物実験の量が多かったという理由だけで 学会の連中は私を闇に追放した」と言っていますが、アジョイからは「今まで一体何万匹を実験で殺して来たんだ?」と問われており、こいつの犠牲にされた命は計り知れなさそうです。



ゼルキンとは逆に、こいつには息絶えていてもらいたい。















アーニャ(09)


ローゼンタールの亡き娘の細胞を用いて生み出された人造人間です。
与えられた番号は「09(ゼロナイン)」。



ファザコンの気配があった本物のアーニャ同様、こちらもローゼンタール一筋であり、その忠実な駒として働きます。





ありふれた少女の外見をしてはいても、やはり中身が中身。
超重力弾丸を生み出す52.1kgの重力銃(グラビティガン)を軽々と操ったり、遥か上空のヘリコプターにジャンプで辿り着くなど、凄まじい身体能力を見せています。





絶対科学チームとは、ローゼンタールが住み込んだ異常磁場地帯の島にて直接対決。
グラビティガンと、現実世界で活動し電磁嵐を巻き起こすプログラム「4つの心(ゴーストガレット)」との連携攻撃で、コーリッシュと天才ハッカー嶽山朝陽(たけやま あさひ)のコンビを追い詰めつつありました。





しかし、朝陽にゴーストガレットをハッキングされた上、自身もグラビティガンの反動を受け続けた肉体がボロボロになり、敗北。





その場を去ってローゼンタールの元へ舞い戻り、「もう1度だけ戦わせて」「今度こそコーリッシュを倒してみせる」と懇願したものの、ローゼンタールには「出来損ない」「失敗作」として捨てられてしまいました。










その後、全能科学(オールマイティ)が壊滅した直後の第16話からは、絶対科学チームに加入します。
しかし細かい経緯がほとんど描かれておらず、ローゼンタールの仇であるコーリッシュ達の側に付いた動機は、判然としていません。


彼女のことなので、「絶対科学の側にいればお父様と関わりのあった人に出会って話を聞くこともできる」といった理由だろうか。





第4巻のキャラクターファイルにて作者が「ずっとお父様命」と語っている通り、捨てられようと居場所が変わろうとローゼンタールへの気持ちは変化していませんが、絶対科学チームとも何だかんだで馴染めており、そこには少なからぬ幸いを感じます。










なお、絶対科学チームに加入してからのアーニャについては、以前に投稿した「『絶対博士コーリッシュ』を語る・絶対科学チーム編」の記事にて語っているので、そちらを御覧頂けると幸いです。
手抜きとか言わないで















シュトラッサー



ローゼンタールの側近の軍医です。
囚われたヒロインの嵐野まどか(あらしの まどか)を「まどか姫」とキザに呼びつつ紳士的に接しているかと思えば脱出の余地は残さないなど、軽そうに見えて隙がない立ち振る舞いを見せます。






本人が「ニガテなんだよなァ 戦闘なんて面倒事」と言えば、ビゴーからは「イヤミですね」「貴方がローゼンタール様のお側付きなのは 私たちの中で一番『強い』からだ」と不快感を示されるなど、戦いの腕については未知数のまま、ローゼンタールの敗死と全能科学(オールマイティ)の壊滅を迎えました。





密かに立ち去る際、ローゼンタールに向けて「楽しかったですよ アンタとの茶番劇は」と呟いたのが、かなりの不穏さを醸し出しています。










…その正体や目的は最終盤になって判明したため、それらを語るのも後の記事に回す形とします。
次回投稿予定の「ベルマーチノート」についての記事をお待ちください。















次回はベルマーチノート編




全能科学(オールマイティ)についての語りは、この辺で終了と致します。
ここまで御覧くださり、ありがとうございました。





次回の『絶対博士コーリッシュ』についての記事では、第2部である「ベルマーチノート編」のキャラクターに触れる予定です。
御興味があれば、そちらも宜しくお願い致します。










それでは、また。
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