2018年07月30日
子ども・赤ちゃんがかかりやすい病気について 〜精巣水瘤(陰嚢水腫)、停留精巣(停留睾丸)、尿道下裂、包茎、陰唇癒合、外陰炎・膣炎〜
皆さんこんにちは。
当サイトを運営している桃の助です
このページでは、子ども・赤ちゃんがかかりやすい腎臓・泌尿器・性器の病気についてお話ししたいと思います。
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・子どもの病気
パソコンの方はページ左上の検索から知りたい病名を入力してください。
腎臓・泌尿器・性器の病気の中でも、このページでは、精巣水瘤(陰嚢水腫)、停留精巣(停留睾丸)、尿道下裂、包茎、陰唇癒合、外陰炎・膣炎について症状や注意点などをまとめたいと思います。
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片方または両方の陰嚢が大きく腫れます
精巣(睾丸)は妊娠初期に赤ちゃんのお腹の中で作られ、成長とともに下りてきて、生まれるころには陰嚢の中に収まります。
精巣水瘤は、精巣が陰嚢に下りたあと、その通り道が上手くふさがらなかったために体液が陰嚢に流れ込んでたまり、片方または両方が大きく腫れる病気です。
陰嚢の大きさは通常の2倍以上になることもあります。
触るとプクプクして水が溜まっていることがわかりますが、痛がることはありません。
陰嚢にたまっている水は、2〜3か月で体内に吸収されることが多く、たいてい1歳頃までに自然に治ります。
2歳以降に腫れが大きくなったり、3歳頃までに治らない場合は、おなかと陰嚢の通路を閉じる手術を行うことがあります。
精巣が陰嚢まで下りていない状態です
精巣が陰嚢に下りる途中でとどまったり、お腹の中にあるままの状態です。
鼠径ヘルニアを併発する事や、精巣の収まりが悪いことによって、腹部と精巣をつなげる精索と呼ばれるひも状の部分がねじれてしまい、、精索捻転(せいさくねんてん)を起こす恐れもあります。
精巣は6か月までに自然に下りてくることがほとんどですが、1歳を過ぎても下りてこない場合は、精巣を陰嚢内に固定する手術をすることもあります。
尿道口が陰茎の中間や根元にあります
本来は亀頭の先端にある尿道口が、生まれつき陰茎の中間や根元にあります。
陰茎が下向きに曲がっている場合もあります。
そのため尿が前に飛ばず、立って排尿できません。
また陰茎が勃起したときに下に曲がるため、将来正常な性生活ができなくなります。
多くは正しい位置に尿道をつくる手術をします。
赤ちゃんの包茎は成長とともに治ります
亀頭が常に包皮に覆われている状態です。
手で皮を引き下げると亀頭が現れる仮性包茎と、手で引き下げても皮が突っ張って亀頭が全く見えない真性包茎があります。
包皮は成長とともに自然とむけるので、亀頭包皮炎を繰り返す、おしっこの時に痛がる、かゆがるなどがなければ受診は不要です。
治療で包皮をむく場合は、ステロイド入りの塗り薬を併用します。
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左右の小陰唇がくっついた状態です
女の子の性器は湿っていて炎症を起こしやすいため、左右の小陰唇が薄い膜でくっついた状態になる事があります。
癒着(ゆちゃく)の長さはさまざまですが、中には小陰唇の全長にわたる場合もあります。
卵胞ホルモン入りの塗り薬で治療しますが、治らない場合は癒着部分を開く手術を行う事もあります。
陰部に細菌が感染してかゆみや痛みが出ます
外陰部や膣が、大腸菌などの細菌感染で炎症を起こす病気です。
外陰部にかゆみや痛みがあり、炎症が進むとおむつに黄色や血の混じったおりものがつくことがあります。
外陰部が少し腫れている程度なら清潔を保てば自然に良くなりますが、おりものが出る、炎症が原因で機嫌が悪いなどの場合は受診を。
抗菌薬で治療します。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
この他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです!
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腎臓・泌尿器・性器の病気の中でも、このページでは、精巣水瘤(陰嚢水腫)、停留精巣(停留睾丸)、尿道下裂、包茎、陰唇癒合、外陰炎・膣炎について症状や注意点などをまとめたいと思います。
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精巣水瘤・陰嚢水腫(せいそうすいりゅう・いんのうすいしゅ)※男の子
片方または両方の陰嚢が大きく腫れます
精巣(睾丸)は妊娠初期に赤ちゃんのお腹の中で作られ、成長とともに下りてきて、生まれるころには陰嚢の中に収まります。
精巣水瘤は、精巣が陰嚢に下りたあと、その通り道が上手くふさがらなかったために体液が陰嚢に流れ込んでたまり、片方または両方が大きく腫れる病気です。
陰嚢の大きさは通常の2倍以上になることもあります。
触るとプクプクして水が溜まっていることがわかりますが、痛がることはありません。
陰嚢にたまっている水は、2〜3か月で体内に吸収されることが多く、たいてい1歳頃までに自然に治ります。
2歳以降に腫れが大きくなったり、3歳頃までに治らない場合は、おなかと陰嚢の通路を閉じる手術を行うことがあります。
停留精巣・停留睾丸(ていりゅうせいそう・ていりゅうこうがん)※男の子
精巣が陰嚢まで下りていない状態です
精巣が陰嚢に下りる途中でとどまったり、お腹の中にあるままの状態です。
鼠径ヘルニアを併発する事や、精巣の収まりが悪いことによって、腹部と精巣をつなげる精索と呼ばれるひも状の部分がねじれてしまい、、精索捻転(せいさくねんてん)を起こす恐れもあります。
精巣は6か月までに自然に下りてくることがほとんどですが、1歳を過ぎても下りてこない場合は、精巣を陰嚢内に固定する手術をすることもあります。
尿道下裂(にょうどうかれつ)※男の子
尿道口が陰茎の中間や根元にあります
本来は亀頭の先端にある尿道口が、生まれつき陰茎の中間や根元にあります。
陰茎が下向きに曲がっている場合もあります。
そのため尿が前に飛ばず、立って排尿できません。
また陰茎が勃起したときに下に曲がるため、将来正常な性生活ができなくなります。
多くは正しい位置に尿道をつくる手術をします。
包茎(ほうけい)※男の子
赤ちゃんの包茎は成長とともに治ります
亀頭が常に包皮に覆われている状態です。
手で皮を引き下げると亀頭が現れる仮性包茎と、手で引き下げても皮が突っ張って亀頭が全く見えない真性包茎があります。
包皮は成長とともに自然とむけるので、亀頭包皮炎を繰り返す、おしっこの時に痛がる、かゆがるなどがなければ受診は不要です。
治療で包皮をむく場合は、ステロイド入りの塗り薬を併用します。
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陰唇癒合(いんしんゆごう)※女の子
左右の小陰唇がくっついた状態です
女の子の性器は湿っていて炎症を起こしやすいため、左右の小陰唇が薄い膜でくっついた状態になる事があります。
癒着(ゆちゃく)の長さはさまざまですが、中には小陰唇の全長にわたる場合もあります。
卵胞ホルモン入りの塗り薬で治療しますが、治らない場合は癒着部分を開く手術を行う事もあります。
外陰炎・膣炎(がいいんえん・ちつえん)※女の子
陰部に細菌が感染してかゆみや痛みが出ます
外陰部や膣が、大腸菌などの細菌感染で炎症を起こす病気です。
外陰部にかゆみや痛みがあり、炎症が進むとおむつに黄色や血の混じったおりものがつくことがあります。
外陰部が少し腫れている程度なら清潔を保てば自然に良くなりますが、おりものが出る、炎症が原因で機嫌が悪いなどの場合は受診を。
抗菌薬で治療します。
おわりに
最後まで読んで頂きありがとうございます!
この他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです!
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