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2020年07月14日

「ルック車」は楽しかった!!〜ルック車からデローザに行きついたローディー(私)の話

2016年、49歳にして当時の私の体重は、身長172cmなのに80s近くまで増えてしまいました。運動不足、高齢化による基礎代謝低下、飲みすぎ、食べすぎetc、、さすがにこのままではいかん!なんか病気になるかもしれん!と怖くなったので、ダイエットすることにしました。運動は、まずは手軽で続けられそうなウォーキングをすることにしました。しかし!はじめて1週間くらいでひざ関節が痛くなり、続けられませんでした。弱った足腰、ひざ関節が、増えた体重に耐えられなかったんですね。情けなくなりました。これ程自分の体が劣化していたとは、、、(もともとバスケをやってて、体力にはちょっと自信があった。細かったし。)仕方ないので、ひざに負担をかけない運動は何かないか、いろいろ検討するうちに、水泳か自転車に行きつきました。水泳はプールに行って着替えたり、めんどくさい!お金もそれなりにかかる、そもそも水泳はあまり好きではない。というわけで、自転車に決定しました。自転車なら、着の身着のまま家からすぐ運動開始できるという手軽さがあります。というわけで、自転車に乗ることに決めました。我が家には子供とカミさんのママチャリがありましたが、自分用のはありませんでしたので、これを機に買う事にしました。買い物は基本通販だったので、通販サイトでなんか適当に安くてカッコいいやつないかな、と自転車を探したところ、ありましたよ!2万円以下で、フルサスペンションついてて、なんかギアも18段とかすごいのが!(笑)アルミ製で軽くて、おお!これがマウンテンバイクか(笑)、これにしよう、とあっさりポチリました。(素人の選択基準なんてこんなもんです。)はい、もう皆さんお気づきですね、何買ったか。そうです。ローディー等本格的なサイクリストが忌み嫌う、あの「ルック車」です。ポチってすぐに自転車は送られてきました。取説にしたがって組み立てます。簡単でした。早速乗ってみたのですが、いやー感動しました!(笑)それまでママチャリしか乗ったことが無いので、ギヤとか、スピードとか、サスペンションとかいろいろ驚きでした。素人はこの程度でも驚きなのです。俄然走るのが楽しくなり、これなら無理なく続けられそう、と思っていたのですが、慣れてくるとちょっと不具合を感じるようになりました。それはまず、太いオフロードタイヤ。見た目はカッコいいのですが、私、オフロードは走りません。舗装路専門です。このタイヤ、どうも摩擦抵抗が多くて、これが普通のタイヤだったらもっと楽に走れるんじゃないかと思いました。それに雨の日はスリップしやすいし。その次に、ブレーキのききが甘い気がしました。結構スピード出るのにガツンときかない。こんなものなの?かとも思いましたが、でもちょっと心配になりました。後、フロントは3段変速なのですが、ギヤチェンジで結構な割合でチェーンが外れるのです。この自転車で走ることが結構気に入っていたので、いろいろ調べてみたのですが、ブレーキとフロントディレーラーは通販自転車の場合調整が必要なことが多いこと、タイヤ・チューブは中国製の安物なのでパンクしやすいことなどがわかりました。そして、これが「ルック車」と呼ばれるMTBのまがい物だという事も、、、。でも、2万円じゃ仕方ないだろう、別にホンモノ欲しかったわけじゃないですし、値段が一桁違いますし。痩せられればなんでも良かったので。けれど、気になる箇所は何とかしたほうがいいだろう、と思ったので、手を加えることにしました。調べていくうちに、調整等も自分でできそう、と思いましたので自分でやってみることにしました。(ネット万歳!)まずタイヤとチューブをパナレーサー の物に交換。タイヤは太さを1.95から1.50と細くしました。銘柄は街乗りによさそうな「パセラ 」です。FDはちょっと苦労しましたが、何とか調整でき、チェーン落ちしなくなりました。ブレーキは、調整というより、パッドをシマノのMTB用のものに交換することで、グンと効くようになりました。(ノーマルパッドはどうしようもない物だったみたいです。)このように手を加えたら、ほんと、走りが見違えるようによくなりました!特にタイヤ交換の効果はすごかったです。加速、最高速ともにはっきり体感できるほどUpしました。この時の事をよく覚えてますが、楽しかったし嬉しかったですねこれで自転車のパーツ交換、モディファイに火が付き、さらに手を加えていきました。まずは、軽量化のためにいらない泥除け、チェーンリングカバー等を取っ払い、重いサドル、シートポスト、鉄製のサイドスタンドを中華のスパイダーサドル、カーボンポスト、アルミ軽量スタンドに交換。これで大分軽くなりました。アクセサリーもこだわり、これも中華の安物サイクルコンピューターをつけました。(もちろん、スピード、距離、時間しか計測できません。けど、はじめはこれで大満足でした。)というわけで、私のルック車はこんな感じになりました。↓ 


IMG_20200714_164012.jpgIMG_20200714_154037.jpgIMG_20200714_154045.jpgIMG_20200714_154110.jpgIMG_20200714_163156.jpg
元々付いていたオフロードタイヤ。ぶっとくてパッと見カッコいいですね。

そんなこんなで、自転車の楽しさに気づき、暇を見つけてはこの自転車に乗ってたのですが、ある時、ロードバイクにすっと抜かれました。そのころ、ちょっとだけ脚力がついていたし、モディファイにより時速は35km以上は出せるようになっていたので、「フフ、なめるなよ。抜き返してやるぜ!」と意気込んで追っかけたのですが、これが全然追いつかないのです。結構私は必死にペダル回していたのに対し、向こうは悠々と漕いでる感じだったのですが、、、、。結局私の方が力尽きて、あっさりちぎられてしまいました。この時、私はロードバイクってすごいな、乗ってみたい、と思うようになりました。そしてこの事件が、私がロードバイクの世界にどっぷりはまるききっかけとなり、この後ほどなくしてデローザ・アイドルを購入することになるのですが、その辺の下りはhttps://fanblogs.jp/hideyan4649/archive/3/0をご覧ください。

と、こんな感じでロードバイクに乗るようになったのですが、きっかけは「ルック車」でした。でも、ルック車って結構楽しいと思います。これで自転車の楽しさ、すごさを知って、どんどんハマっていった、私みたいな人結構いるんじゃないでしょうか。もちろん、ルック車はあくまでその名の通り、スポーツ車のまがいものです。これで決してダウンヒルや険しいオフロードを走るのは危険です。以前ネットでアメリカのMTBのプロ選手が、ルック車でダウンヒルに挑戦した動画を見ましたが、最後の方で見事にハンドルが折れてました。ルック車はあくまで「ちょっと性能のよくなったママチャリ」だと思って乗るべきです。使ってる部品もほぼママチャリと同じですし。優秀なのはギヤ(ほとんどシマノのターニーのようです)だけだと思います。高性能ママチャリだと思えば安全に楽しめるし、実際結構楽しいです。誰もがン十万円するホンモノを求めているわけではないですし、そういう意味ではルック車もアリだと私は思います。ちなみのこの自転車は、今も私の通常のアシとして大活躍中です。盗難の心配ありませんし、軽快に走ってくれるし、言う事ありません。なにしろ、私にロードバイクの楽しさにいざなってくれた、大切な恩人、相棒です。これからも大事に乗っていこうと思ってます

ではまた


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