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2016年11月24日

東北大学などの研究グループが大発見!?父親の年齢によって子供の遺伝的なリスクに違いがある!

他者とのコミュニケーションを苦手とする「自閉症」や、「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」などの発達障害について、東北大学などの研究グループは、父親の年齢によって子供の遺伝的なリスクに違いがあることをマウスを使った実験で明らかにした。

 自閉症スペクトラム障害やADHDをめぐっては、「遺伝的要因による脳機能障害」と「環境的な要因」の二つの側面が関与すると考えられているが、その発症メカニズムは解明されていない。

 東北大大学院の大隅典子教授と理化学研究所のグループは、脳を形成する神経細胞の発達を司る「Pax6(パックスシックス)」という遺伝子に着目。生後3カ月の若いマウスと、12カ月の高齢マウスから採取した精子をもとに体外受精し、遺伝子操作でPax6遺伝子の機能を失った子マウスを作った。

引用元:エキサイトニュース


マウス 遺伝 ADD 実験.jpg

非常に興味深い問題ですが、なくはない話ですよね。
父親の年齢が高齢だと多動が見られるなどの変化があったようです。
一般的に人間の体は年を重ねるごとに老化していきます。

皮膚も内臓も骨も脳もあらゆるものが老化していくわけですから、
精子や卵子も何かしら変化があったとしても特に珍しい話ではありません。

女性の場合はは高齢出産のリスクとしては卵子の衰えなどもあり、
ダウン症の子どもが生まれるリスクが上昇するなどは結構有名ですよね。

ですから男性の精子の老化によって遺伝的なリスクが何かしらおきる
ということは随分昔から仮説として考えられていたようです。

発達障害はやはり脳の中という未知の世界の話プラス遺伝子の世界という
問題もはらんでいるからか、さまざまな視点から研究を進めている人が
いるにもかかわらず、なかなか実用性に繋がりそうな発見はされていません。

前からお話ししているように、こういう記事を見るとどうしても早く
驚くべき結果が出て欲しい!と思ってしまうのですが、まだまだ
それ以前の段階でしょう。がんの研究なども然りですね。

この理屈だけで単純に考えれば、たくさん兄弟がいる場合は末っ子の方が
多動が発症しやすいように感じますが、実際はどうなのでしょうかね?

今のところは本当に神のみぞ知る内容でしょう。

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