2016年11月02日
【ネグレクト・虐待】保護された子どもの81%が虫歯⇒一度も治療を受けていないものが41%
新潟大学大学院医歯学総合研究科の研究グループは、去年までの3年間、親から虐待を受けたとして県内の児童相談所に一時的に保護された小中学生166人を対象に歯科健診を行い全国の同年代の平均と比較しました。
その結果、保護された子どもの81%が虫歯になったことがあり、同年代の全国平均の54%を大幅に上回りました。さらに、このうち、適切に治療されていたのは4%だけで、一度も治療を受けていないものが41%と同年代の平均の7%の6倍近くにのぼっていました。
引用元:NHK
虫歯と虐待の関係の研究は今に始まった話ではなく、大分昔から行われています。
虐待の中でもどちらかというとネグレクト(育児放棄)的なニュアンスが多分に含まれている
内容でもあります。
今の時代では、子どもの虫歯は親の責任という意識が強い時代になりました。
私自身は小学校1年生ぐらいのときには、すでに奥歯に虫歯がありました。
泣きながら歯医者に連行されて、しかもその歯医者の先生が怖い先生で、
治療よりも「泣くな!」みたいな感じでしたからかなりトラウマでした。
子どもができると虫歯の問題は本当に親を悩ませます。
赤ちゃんの頃から乳歯は生え始め、小学校1年生ぐらいで
永久歯へとどんどん生え替わっていきます。
歯並びがどうしても悪かったりしてしまうと、どんなに丁寧に磨いても
磨き残しってできちゃうのです。だから頑張っているのに虫歯になった…
という家庭もあるでしょう。
コレを解決するには、虫歯になる前に予防で歯医者へ通うという新しい
習慣を身につける必要があるのかもしれません。
親の立場からすると、なるべくあの恐怖心、痛さを体験しないでもらいたい!という
親心でもあり、自分の体験からでもあります。
しかも昨今のこういう事情からすると、虫歯がある子どもと言うだけで虐待を
連想してしまう人もすくなくないため親の方も良い親を演じるために必死という場合もあります。
私も子どもと一緒に歯科へ足を運んだときがあります。しかも子どもの治療でなくて、
自分の虫歯の治療で…
そのついでに子どもの歯も診てもらったりしているのですが、
今の歯医者さんって本当に優しい人ばかりで驚きを隠せないぐらいでした。
歯医者に対しての幻想は親の方が抱いて先入観を持っている場合がありますので、
トラウマがある人ほど1度いってみるといいでしょう。(それ以前に自分が虫歯になってちゃ話になりませんね^^)
虫歯=虐待みたいな連想が先走りすぎるのはいけませんね。
しっかり歯磨きをしていても虫歯なんてなってしまうときはあります。
それを防ぐには親だけの力ではむずかしいです。歯医者さんをうまく利用したいところ。
そしてこの記事の統計からみると、1度も治療を受けていない虐待児童が41%となっており、
虫歯になっているにもかかわらず、歯医者にも連れて行かないような親が虐待率が高いことが
わかります。
もちろん虫歯にならないよう未然に防いであげることが親としてできることですが、
自分が歯医者でも無い限りすべてを周知するのは子どもの年齢が大きくなるにつれ
なかなかむずかしいものとなります。歯ブラシを1回10分やれば虫歯にならないとかで
はなく、以下に自分の歯並びに適したブラッシングをするかがポイントでしょうね。
そのポイントを教えるのは親でもありますが、専門家である歯医者に未然に通って
虫歯にならないようにするための知識を家族全体で持っておくと言うことも大切だと思います。
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コメントありがとうございます。
本当に育児放棄している人は歯医者にすら連れて行かないでしょうから、
歯医者で通報されるような親御さんは、普段から自分がやっている行為を
虐待だという認識も薄いタイプなのだと思います。
目を覆いたくなるような事件が多いので、どんどん通告してほしいです^^
歯医者さんのイメージは本当に昔と変わりましたよね。
子育てと同じで、単に厳しくと言うだけではだめですよね。
優しくて安心できる先生は大人でも安心感がえられますから^^
それだけ助けられる子供が増えたと喜んで良いのか、親にとっては窮屈になったと言うべきなのか。迷う所です。
話は変わりまして、歯医者に通う習慣を身に付けるのは、確かに良い事だと思います。
どうせ痛い思いをするのなら、早めに治療してしまうなら上、未然に防げるのなら上々でしょう。
近頃は患者の心を楽しませてくれる、ユニークな歯科医院も多いですから(家の近所の歯医者など、ディズニーランド調の内装の中にディズニー+ONE PIECEグッズが所狭しと並んでいます。スタジオジブリのグッズで埋めていた歯医者も見たことがあります。)昔よりも敷居は低いと思います。