2015年09月26日
A466・宇宙から日本を見ると・・(2)エネルギー危機
(前回)
1、テレビで台風の渦を見るように
2、食料危機と隣りあわせなのに!
(今回)
3、エネルギー源もほとんどが外国産
宇宙から地球を見ることが出来るようになった今、
それに昔と違って情報量は格段に多く、しかも刻々に入手できるのですから、テレビで台風の渦を見るように、
一人一人が日本を取り巻く食料の問題、エネルギーの問題などを宇宙からの目で見たり、考えたり、行動出来ないものかと・・
こんなことを、ボンヤリ考えています。
今回はエネルギーについてです
3-1 人口減少は日本人への警鐘?
日本の人口は1億2千5百万をピークに減り始め、衰退期に入ったようですね。
しかも年齢構成は逆ピラミッド型となっています。
また近年、日本人の器が小さくなっていきつつある様に思えてなりません。
この先、日本の国力はどうなる?!
心配してもどうにもならないけれど、それでもやはり心配です。
植物を密植すると細く小さくしか育たないように、
人間社会でも大人物が育たず、
不活性な組織・団体が出来、そこに建設的でない人間が群がる様になる?
日本は今、こんな状態になっているのだろう!などと思ったりします。
「日本」という国は、
昔の島国に戻るのか?
先進技術の国として国際的な活路を求めるのか?
温室ボケのまま、利権と先送りの惰性の国で行くのか?
どの道を行くかで、それに適した人口があるように思います。
食料もエネルギー源ほとんど自前調達出来ない現状を見つめようともせず、
そんなことには我関せず!で過ごしていると、何時か必ず悲劇的な結果を呼び込むことになる。
それを見透かして、自然の摂理が「人口減少」という現象で、日本人が目覚めることを促しているのだろう。と思ったりします。
3-2、エネルギー自給率 わずかに数%
こんな状態が一体何年続いて来たでしょうか?
こんな状態を、今後何時まで続けるつもりでしょうか?
食料とエネルギー源という日本の首根っこを外国につかまれている現状をどう考えたらよいのでしょうか?
「日本のエネルギー自給率は、わずかに数%!」
「世界地図から日本を消すのはいとも簡単で、エネルギー源の供給をストップすればよい。」
どこかの国がその気になった時、
日本はなすすべがないことは誰の目にも明らかなのに、
本質の対策を進めようとしないのは何故でしょうか?
自前のエネルギー源をより多く確保するように国家プロジェクトを組んで強力に推し進めようとしないのは何故なのでしょうか?
あれこれ議論はされていますが、的を射ていないように思います。
(1)原発は選択肢の一つでしょうが、懸念されるマイナスが大きすぎます。
目先の利権にとらわれず、国家百年の計で対処すべき問題のはずです。
(2)太陽光・風力・地熱発電などが話題にされていますが、量的に見て主役ではなさそうです。
(3)水力発電
この様な情勢下で、水力発電が話題にならないのは何故でしょう。
かっては水と石炭で日本の電力はまかなわれていました。
日本は水資源国です。
川の流れがある限り、それ即ち未開発発電エネルギーがある証です。
巨大ダムは開発され尽くしたと言われますが、これから先は中小規模の発電所に相当の可能性があると言われています。
流れの中に設置してグルグル回すだけで相当量の発電をプラス出来るような発電設備が近年開発されているなど、設備面での準備は進んでいるようです。
水力発電の開発が進まないのは、そうさせないような法規制が張り巡らされているからだとも言われています。
多くの技術者養成が課題として残っています。
それでもなお、原発や他の再生可能エネルギーよりも短期間に、量的にも日本のエネルギー自立を進め得るようです。
優先開発すべき分野であると思います。
統計によると、水力発電の現有設備能力は発電全体設備能力の19%ですが、原発事故以前も事故後も水力発電量は8%に抑えられています。
一方、日本の未開発水資源は豊富で、現状設備能力の倍位には2020年目途に増やし得るという試算があります。単純掛け算では38%を水力で賄えるというのに、何故か水力発電はほとんど話題にもなっていません。不思議なことです。
日本の水力発電技術は世界の最先端をいくと評価されています。
現有設備に余力があり、未開発水資源は豊富であり、技術があり、・・・
専門筋の人々の活発な発言と、報道機関の積極的なキャンペーンを強く願っています。
(4)メタンハイドレート
日本の沿岸はメタンハイドレートの宝庫だそうです。現在のLPガス使用量の100年分以上の埋蔵量と言われます。(海底)露天掘り?出来るところも多いとか。
採掘技術のめどがついているというのに、なぜか担当官庁の何処かの部所が、ぼつぼつと調査とか試験とかを行っている程度とのこと。だそうです。
言われている情報が眉唾なのか、開発促進を抑えようとする圧力があるのか?・・・
報道各社が繰り返しキャンペーンを張り、国民の関心を高めることが開発を促進する原動力になるのだろうと思います。しかるに・・・
(5)中国が東シナ海の日本との境界海域で発掘準備を進めていると非難していますが、日本も既成事実を残そうとしないのは何故?高度な政治判断?
(6)水素発電
水力発電と並んで、もう一つの期待は「水素発電」です。
「水素ガスの爆発濃度範囲は広い!」と中学校の理科で習い、三つ子の魂百までのたとえ通りに「水素ガスは取扱いが難しい!」という感覚があります。
しかし、すでに水素を溶媒に吸収させ、液体で輸送・貯蔵するプロセスは完成して、実証プラントを建設して実用性を確認済み!というのですから将来の夢物語ではなく、商用化が進んでいる現実の話となっているようです。
発電コストは現在の規模ではさすがに割高でしょうが、それでも現行の買取り価格の範囲内とかで、商用設備の数、規模が拡大すると実用的な水準まで低コスト化可能とされています。
原発の廃棄物処理費がどれ程高額になるか試算できないでいるのに比べると、はるかに優位のようです。
また、水素で走る燃料電池自動車の価格や水素ステーションの問題も電気自動車と比べてどちらが先行するか?と言われるまでになっているようです。
水素ステーションが大都市に広がるのは時間の問題となったようです。
水素化社会の前触れとも思われます。
「水素発電」の商用化が突然と思える程に急に進んでるようです。
「水力発電」は日本の得意技術であり、既設設備は能力の半分しか稼働しておらず、現有のポテンシャル19%に加えて、2020年までに利用可能とされる未開発水資源(19%程度)、更なる水資源の開発に、原発とか太陽光発電にかける費用水準まで行かなくても、それなりの開発投資で19+(18~19)+(?)=38+?% を
自前のエネルギー源として調達できる!!と期待できそうです。
この「水力発電」と「水素発電」をクローズアップさせることで日本の発電構成地図が大きく変わることが考えられます。
「水力発電」+「水素発電」+「太陽光・風力・地熱・潮力発電」+「メタンハイドレート」+「X」+「Y」・・・
この様な日本の自前のエネルギー源に依る発電マップが実現することを期待します。
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1、テレビで台風の渦を見るように
2、食料危機と隣りあわせなのに!
(今回)
3、エネルギー源もほとんどが外国産
宇宙から地球を見ることが出来るようになった今、
それに昔と違って情報量は格段に多く、しかも刻々に入手できるのですから、テレビで台風の渦を見るように、
一人一人が日本を取り巻く食料の問題、エネルギーの問題などを宇宙からの目で見たり、考えたり、行動出来ないものかと・・
こんなことを、ボンヤリ考えています。
今回はエネルギーについてです
3-1 人口減少は日本人への警鐘?
日本の人口は1億2千5百万をピークに減り始め、衰退期に入ったようですね。
しかも年齢構成は逆ピラミッド型となっています。
また近年、日本人の器が小さくなっていきつつある様に思えてなりません。
この先、日本の国力はどうなる?!
心配してもどうにもならないけれど、それでもやはり心配です。
植物を密植すると細く小さくしか育たないように、
人間社会でも大人物が育たず、
不活性な組織・団体が出来、そこに建設的でない人間が群がる様になる?
日本は今、こんな状態になっているのだろう!などと思ったりします。
「日本」という国は、
昔の島国に戻るのか?
先進技術の国として国際的な活路を求めるのか?
温室ボケのまま、利権と先送りの惰性の国で行くのか?
どの道を行くかで、それに適した人口があるように思います。
食料もエネルギー源ほとんど自前調達出来ない現状を見つめようともせず、
そんなことには我関せず!で過ごしていると、何時か必ず悲劇的な結果を呼び込むことになる。
それを見透かして、自然の摂理が「人口減少」という現象で、日本人が目覚めることを促しているのだろう。と思ったりします。
3-2、エネルギー自給率 わずかに数%
こんな状態が一体何年続いて来たでしょうか?
こんな状態を、今後何時まで続けるつもりでしょうか?
食料とエネルギー源という日本の首根っこを外国につかまれている現状をどう考えたらよいのでしょうか?
「日本のエネルギー自給率は、わずかに数%!」
「世界地図から日本を消すのはいとも簡単で、エネルギー源の供給をストップすればよい。」
どこかの国がその気になった時、
日本はなすすべがないことは誰の目にも明らかなのに、
本質の対策を進めようとしないのは何故でしょうか?
自前のエネルギー源をより多く確保するように国家プロジェクトを組んで強力に推し進めようとしないのは何故なのでしょうか?
あれこれ議論はされていますが、的を射ていないように思います。
(1)原発は選択肢の一つでしょうが、懸念されるマイナスが大きすぎます。
目先の利権にとらわれず、国家百年の計で対処すべき問題のはずです。
(2)太陽光・風力・地熱発電などが話題にされていますが、量的に見て主役ではなさそうです。
(3)水力発電
この様な情勢下で、水力発電が話題にならないのは何故でしょう。
かっては水と石炭で日本の電力はまかなわれていました。
日本は水資源国です。
川の流れがある限り、それ即ち未開発発電エネルギーがある証です。
巨大ダムは開発され尽くしたと言われますが、これから先は中小規模の発電所に相当の可能性があると言われています。
流れの中に設置してグルグル回すだけで相当量の発電をプラス出来るような発電設備が近年開発されているなど、設備面での準備は進んでいるようです。
水力発電の開発が進まないのは、そうさせないような法規制が張り巡らされているからだとも言われています。
多くの技術者養成が課題として残っています。
それでもなお、原発や他の再生可能エネルギーよりも短期間に、量的にも日本のエネルギー自立を進め得るようです。
優先開発すべき分野であると思います。
統計によると、水力発電の現有設備能力は発電全体設備能力の19%ですが、原発事故以前も事故後も水力発電量は8%に抑えられています。
一方、日本の未開発水資源は豊富で、現状設備能力の倍位には2020年目途に増やし得るという試算があります。単純掛け算では38%を水力で賄えるというのに、何故か水力発電はほとんど話題にもなっていません。不思議なことです。
日本の水力発電技術は世界の最先端をいくと評価されています。
現有設備に余力があり、未開発水資源は豊富であり、技術があり、・・・
専門筋の人々の活発な発言と、報道機関の積極的なキャンペーンを強く願っています。
(4)メタンハイドレート
日本の沿岸はメタンハイドレートの宝庫だそうです。現在のLPガス使用量の100年分以上の埋蔵量と言われます。(海底)露天掘り?出来るところも多いとか。
採掘技術のめどがついているというのに、なぜか担当官庁の何処かの部所が、ぼつぼつと調査とか試験とかを行っている程度とのこと。だそうです。
言われている情報が眉唾なのか、開発促進を抑えようとする圧力があるのか?・・・
報道各社が繰り返しキャンペーンを張り、国民の関心を高めることが開発を促進する原動力になるのだろうと思います。しかるに・・・
(5)中国が東シナ海の日本との境界海域で発掘準備を進めていると非難していますが、日本も既成事実を残そうとしないのは何故?高度な政治判断?
(6)水素発電
水力発電と並んで、もう一つの期待は「水素発電」です。
「水素ガスの爆発濃度範囲は広い!」と中学校の理科で習い、三つ子の魂百までのたとえ通りに「水素ガスは取扱いが難しい!」という感覚があります。
しかし、すでに水素を溶媒に吸収させ、液体で輸送・貯蔵するプロセスは完成して、実証プラントを建設して実用性を確認済み!というのですから将来の夢物語ではなく、商用化が進んでいる現実の話となっているようです。
発電コストは現在の規模ではさすがに割高でしょうが、それでも現行の買取り価格の範囲内とかで、商用設備の数、規模が拡大すると実用的な水準まで低コスト化可能とされています。
原発の廃棄物処理費がどれ程高額になるか試算できないでいるのに比べると、はるかに優位のようです。
また、水素で走る燃料電池自動車の価格や水素ステーションの問題も電気自動車と比べてどちらが先行するか?と言われるまでになっているようです。
水素ステーションが大都市に広がるのは時間の問題となったようです。
水素化社会の前触れとも思われます。
「水素発電」の商用化が突然と思える程に急に進んでるようです。
「水力発電」は日本の得意技術であり、既設設備は能力の半分しか稼働しておらず、現有のポテンシャル19%に加えて、2020年までに利用可能とされる未開発水資源(19%程度)、更なる水資源の開発に、原発とか太陽光発電にかける費用水準まで行かなくても、それなりの開発投資で19+(18~19)+(?)=38+?% を
自前のエネルギー源として調達できる!!と期待できそうです。
この「水力発電」と「水素発電」をクローズアップさせることで日本の発電構成地図が大きく変わることが考えられます。
「水力発電」+「水素発電」+「太陽光・風力・地熱・潮力発電」+「メタンハイドレート」+「X」+「Y」・・・
この様な日本の自前のエネルギー源に依る発電マップが実現することを期待します。
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