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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2015年08月03日
A458・チェック 廃用症候群(生活不活発病)
1、廃用症候群(生活不活発病)とは?

「廃用症候群」。またの名を「生活不活発病」。
「こんな症状の人が増えている!」
と報じられると、何か自分に向かって言われているような気がします。

「東日本大震災から間もなく4年。今も多くの人が避難生活を強いられる中、介護を必要とする人が増え続けています。その背景にあるとされるのが、“生活不活発病”です」
との報道に接すると、改めて高齢者の生活のありよう、心の持ち方を考えさせられます。

Q;廃用症候群(生活不活発病)とは?
;「動かないこと」により、全身の働きが低下する状態のことを言います。
生活不活発病は放っておくとさまざまな症状につながっていきます。
大きく分けて体に影響するものと精神に影響するものがあります。
体に影響するものとしては、足腰が弱くなり「動きにくくなる」「立ちくらみがする」。さらには胃腸の働きが低下し、食欲がなくなる。心肺機能が衰え、どうき・息切れがすることもあります。
精神的に影響するものとして、もの忘れが激しくなるなど認知症のような症状が出たり、精神が落ち込み、うつ状態になることもあります。
このような症状が複合的に生じることで「生活上の不自由さ」が生じます。


高齢化に伴いとかくものぐさになりがちで、動くのが「めんどう!」、何をするのも「面倒!」といった気分に支配されがちです。
この気分のなすがままに「体を動かさない」「頭を使わない」でいると、体も頭もみるみる衰えていくのは、しごく当たり前のことと言えそうです。

理屈では分かっていても、それでも人間は目先の楽な方に、楽な方へと向かうものであること「水の高きから低きへ流れるが如し」です。

その先に待っているのが廃用症候群(生活不活発病)という訳ですから、
私たちは、自分の問題として、回避する様に心がけ、日々の生活でも体を動かすように、常々意識していきたいと思うのです。

2、自己チェックと対応 廃用症候群(生活不活発病)

問題は、惰性に身を任せて廃用症候群(生活不活発病)に向かって右肩下がりになっているときは、自分では案外気づかないことが多いとのことです。
メルマガで目にした被災地で長期のわたって仮設住宅住まいを強いられている人々への「生活不活発病チェックリスト」を引用させていただきます。私たち高齢者一般にも役立つと思います。(引用部斜字体)
災害の前と現在とで自分がどのような状況なのかチェックしていき、1段階でも低下している項目があったら要注意です。

<生活不活発病 チェックリスト>
【生活上の不自由さ】
(1)屋外を歩くこと
・遠くても1人で歩いている
・近くなら1人で歩いている
・誰かと一緒なら歩いている
・ほとんど外は歩いていない
・外は歩けない

(2)自宅内を歩くこと
・何もつかまらず歩いてる
・壁や家具を伝って歩いてる
・誰かと一緒なら歩いている
・はうなどして動いている
・自力では動き回れない

(3)身の回りの行為(入浴、洗面、トイレ、食事など)
・外出や旅行のときも不自由はない
・自宅内では不自由はない
・不自由があるが何とかしている
・時々人の手を借りている
・ほとんど助けてもらっている

(4)災害前より歩くことが難しくなりましたか?
変わらない
難しくなった

(5)ほかにも難しくなったことはありますか?
ない
ある
・段差の上り下り
・床からの立ち上がり
・その他

【生活の活発さ】
(6)外出の回数
・ほぼ毎日
・週3日以上
・週1日以上
・月1日以上
・ほとんど外出していない

(7)日中どのぐらい体を動かすか
・外でもよく動いている
・家の中ではよく動いている
・座っていることが多い
・時々横になっている
・ほとんど横になっている
                大川弥生さん作成

チェック結果、問題点があっても、「自分はダメだ!」などと思う必要はありません。
「体を動かさない」「頭を使わない」の結果、短期間に衰えた体、頭ですから、
「体を動かし」「頭を使うと」、比較的短期間に、元に戻ります。
これは何人もの専門医師が実績を報告しています。
人間の体は何歳になっても回復力があると研究者や体験者が報告しています。

私は「後でを直ぐに!」「自分の事は自分でする」をモットーに、殊にこの数年来、常づね実践を心がけています。ちょっとした事でも直ぐ体を動かすようにします。脳への刺激になっていると思っています。
先日80歳の誕生祝に孫たちが集まってくれて、「おじいちゃんは若い!」と言ってくれました。割り引いて受け取っても嬉しいことです。

「遅すぎるスタートはない!」
この言葉が思い浮かんできます。

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