2015年08月09日
A458-2・廃用症候群(生活不活発病)の進行と回復
1、一部改訂
前回の「廃用症候群(生活不活発病)」についての記述に於いて、
・・・「体を動かさない」「頭を使わない」の結果、短期間に衰えた体、頭ですから、
「体を動かし」「頭を使うと」、比較的短期間に、元に戻ります。
これは何人もの専門医師が実績を報告しています。
人間の体は何歳になっても回復力があると研究者や体験者が報告しています。
・・・
と申しましたが、
「比較的短期間に、元に戻ります」 を
「1日間の安静によって生じた機能低下を回復させるのに1週間かかり、
1週間の安静では回復に1カ月かかる、と言われています」 と改訂いたします。(引用部分;斜字体)
特に高齢者では廃用症候群を起こしやすく一旦起こしてしまうとさらに体を動かさなくなり、それがさらなる廃用症候群の進行を招いてしまう、という悪循環に陥りやすくなります。
従って廃用症候群の対策としては、予防がなにより重要です。万が一発生した場合にも出来るだけ早く気付いて、悪循環を断ち切ることがとても大切です。
高齢者では、階段の踏み外し転落・転倒、段差や置いたある物への躓きなどでの骨折や、バランスを崩しての腰砕けなどでの圧迫骨折などで寝込んでしまうリスクが高く、また病気で寝込んだり、入院することが多くなります。
或る期間、怪我や病気を治すため安静を保つことが必要でしょうが、これが廃用症候群になるキッカケとなる様です。寝たきりのままで介護を続けることにはよくよく考えなければならず、難しいところです。
「廃用症候群は数週間で確実に現れる」という研究結果が報告されています。
さらには、数日間でも廃用症候群の傾向が現れると指摘する学者もいます。
低下するのは、筋力低下や関節の拘縮、平衡機能の低下、骨の萎縮といった身体機能の低下だけではなく、心臓や肺の機能も低下しますし、自律神経の低下が失禁や便秘につながることもあります。
さらに精神機能も低下するために、意欲がなくなり、言動や表情にメリハリがなくなります。
廃用症候群による悪影響を知ると、高齢者介護においては、いかに活動性を高めて、廃用症候群を予防する、改善するといったことが重要かを理解することができます
2、マイキーポイント
自分の問題として考えるとき、
身体機能の低下もさることながら、
精神機能も低下するために、意欲がなくなり、言動や表情にメリハリがなくなることをより強く意識しようと思います。
予防の対策について、また残念ながら発生した場合には出来るだけ早く気付いて、悪循環を断ち切る為の対策として、マイキーポイントを書き出して見ます。
人それぞれの状況に応じてマイキーポイントをもって暮らしていく様に提唱致します。
(1)骨折予防;
通路・階段に物を置かない。
手すりを常用する。
バリアフリー徹底
(2)体を動かす、頭を使う;
「後で」を「直ぐに!」 即行動を心がけることで体を動かし、頭を使う。
「自分の事は自分でする」。人間は楽をすると体も頭も動かなくなる。
周囲の人の安易な「お世話する」つもりが「寝たきり」に誘導する結果と なる。
親身の叱咤激励が必要。
(3)おしゃれ、身だしなみの気持ちを持ち続ける
(4)自分の日課を持つ
どんな小さなことでもよい。続けていると次第に自分流が進展する
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・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
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4-1、「病気・傷害・医療」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
前回の「廃用症候群(生活不活発病)」についての記述に於いて、
・・・「体を動かさない」「頭を使わない」の結果、短期間に衰えた体、頭ですから、
「体を動かし」「頭を使うと」、比較的短期間に、元に戻ります。
これは何人もの専門医師が実績を報告しています。
人間の体は何歳になっても回復力があると研究者や体験者が報告しています。
・・・
と申しましたが、
「比較的短期間に、元に戻ります」 を
「1日間の安静によって生じた機能低下を回復させるのに1週間かかり、
1週間の安静では回復に1カ月かかる、と言われています」 と改訂いたします。(引用部分;斜字体)
特に高齢者では廃用症候群を起こしやすく一旦起こしてしまうとさらに体を動かさなくなり、それがさらなる廃用症候群の進行を招いてしまう、という悪循環に陥りやすくなります。
従って廃用症候群の対策としては、予防がなにより重要です。万が一発生した場合にも出来るだけ早く気付いて、悪循環を断ち切ることがとても大切です。
高齢者では、階段の踏み外し転落・転倒、段差や置いたある物への躓きなどでの骨折や、バランスを崩しての腰砕けなどでの圧迫骨折などで寝込んでしまうリスクが高く、また病気で寝込んだり、入院することが多くなります。
或る期間、怪我や病気を治すため安静を保つことが必要でしょうが、これが廃用症候群になるキッカケとなる様です。寝たきりのままで介護を続けることにはよくよく考えなければならず、難しいところです。
「廃用症候群は数週間で確実に現れる」という研究結果が報告されています。
さらには、数日間でも廃用症候群の傾向が現れると指摘する学者もいます。
低下するのは、筋力低下や関節の拘縮、平衡機能の低下、骨の萎縮といった身体機能の低下だけではなく、心臓や肺の機能も低下しますし、自律神経の低下が失禁や便秘につながることもあります。
さらに精神機能も低下するために、意欲がなくなり、言動や表情にメリハリがなくなります。
廃用症候群による悪影響を知ると、高齢者介護においては、いかに活動性を高めて、廃用症候群を予防する、改善するといったことが重要かを理解することができます
2、マイキーポイント
自分の問題として考えるとき、
身体機能の低下もさることながら、
精神機能も低下するために、意欲がなくなり、言動や表情にメリハリがなくなることをより強く意識しようと思います。
予防の対策について、また残念ながら発生した場合には出来るだけ早く気付いて、悪循環を断ち切る為の対策として、マイキーポイントを書き出して見ます。
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(1)骨折予防;
通路・階段に物を置かない。
手すりを常用する。
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(2)体を動かす、頭を使う;
「後で」を「直ぐに!」 即行動を心がけることで体を動かし、頭を使う。
「自分の事は自分でする」。人間は楽をすると体も頭も動かなくなる。
周囲の人の安易な「お世話する」つもりが「寝たきり」に誘導する結果と なる。
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(4)自分の日課を持つ
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