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はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年07月11日
A161・日本の食料事情を心配する(1)
1、「日本の食料」! 「外国依存」から「自立」を!

「大豆の輸入価格が急騰している」というニュースが小さく報道されていました。国会は消費増税やら党利党略騒ぎに夢中で、国民生活基盤である食糧問題などは蚊帳の外の様です。

日本は食料の6割を輸入に頼り、小麦、大豆は国際価格のなすがままです。2008年の暴騰で大騒ぎし、その後一旦沈静すると、アッサリと忘れたかの如くなり、2011年から2012年に入って、また上昇を続けています。

何時まで外国頼り、成り行き任せで行くのか?
価格が上がっても、黙って従うしかありません。
価格どころか、必要量が調達できなくなることだって考えられます。

こんな状態を、日本は有効な手だてを打つことなくずーっと続けて来ました。
こんな事態が続いて良い訳がありません。

日本人の食料は、必要な時には必要な量が自国で調達できる状態にあることが理想であって、それを踏まえた上での食料輸入があり、輸出があるのでなければならない。と思います。

この様な、望ましく健全な状態に日本を立て直していくために、
日本の食糧政策はどちらを向き、何を柱にするかの青写真がなければならないはずです。

政治行政の無策を批判していても、何も成果は期待できません。

政治・行政はどうあるべきか?
日本人はどの様な食習慣の自覚を持たねばならないのか?

即効性のある手だてはないにしても、建設的な国民的議論があって欲しいと強く思います。日本人の知恵で道は開かれると思うのです。

2、自給率40%の内訳は? 更に深刻!

「日本の食料自給率は40%に過ぎない」といわれています。
と言われても、何かピンとこない雰囲気があります。巷には食料が溢れていて、売らんかなの商法に取り囲まれています。

私たちは、「欲しいもの食べたいものはお金を出せば、何時でも手に入るもの」と、ついつい思い込んでいるようです。

食料を輸出している国が輸出出来なくなったら、または輸入国に転じたらどうなるでしょうか?

日本は食料輸入の道が途絶えて、食べるものがなくなって、店頭から食料が消えてしまった状態を想像してみましょう。

日本の食糧自給率40%の内訳を見ると深刻さが改めて迫ってきます。
即ち、小麦の自給率は11%、大豆が6%、トウモロコシは0%いった有様です。

お米に背を向け、パン食を励賛し、グルメ巡りするのも結構でしょうが、相手国の都合で輸出が止まれば、問答無用で否定される事を承知しておいた方が良さそうです。
(続く)



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