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2016年10月05日

【オールラウンダー廻】マンガ 感想&あらすじ 格闘技に打ち込む人達の姿をリアルに描いた青春格闘漫画

イブニング。2008年24号から2016年7号まで連載中。全19巻
著者:遠藤浩輝
他作品:EDEN 〜It's an Endless World!〜



あらすじ・概要

強い志も目標もなくなんとなく修斗のジムに通っていた高柳廻は、半ば強制的に出場した大会でかつて同じ空手道場に通っていた幼馴染の山吹木喬と再会する。昔はよく2人でつるんでいた間柄だったが、長い年月離れていたことから関係は冷え込み、さらには昔から嫌いだっと敵視までされてしまう。廻は喬の強さを求める姿に触発されたこと、失恋すらできずに終わりを遂げた勘違いの春に対するうやむやした気持ちをヤル気に変え、修斗に対しての情熱を除々に熱くさせまじめに取り組んでいくようになる。

主要登場人物

・高柳 廻
主人公。高校2年生。「ファイターズ・ブリュー」に所属するアマチュアの修斗選手。特筆した個性は持ち合わせていないが、相手が仕掛けてきた技を見よう見真似でコピーでき、体力もあることから試合が長引くと強さを発揮していくタイプです。山吹木喬とは幼馴染であり、幼い頃は共に空手同情に通っていました。

・山吹木 喬
「小暮ジム」所属するアマチュアの修斗選手。高柳廻とは幼馴染。廻と主に通っていた空手道場主の孫。かなりの実力者であり、空手のみならずボクシングやムエタイを取り入れた打撃を主体とするスタイル。過去の出来事から強さへの渇望が深く大きい。

・神谷 真希
女子高生。廻と同じ「ファイターズ・ブリュー」に所属する女子キックボクシング選手。180cmの長身。勝気で男勝りな性格をしており、廻はよく蹴りをくらってます。長身を活かした打撃と三角締めが得意。男っぽさはあるものの、意外と女子力は高いです。本人は否定していますが、廻を異性として意識しています。

・北村 勇大
高校2年生。「ファイターズ・ブリュー」のアマチュア選手。元々は強化指定選手にも選出された柔道家だったが、訳あって退部しています。プロ志望でプライドが高いことから、当初は廻に対して見下した態度をとっていたが、次第に良きライバルになっていきます。


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感想

打ち込めるものを何一つもっていなかった主人公が、なんとなく始めた総合格闘技修斗を続けていくなかで、ジムの仲間やライバルたちに精神と肉体を鍛えられながら成長していく物語。数ある格闘技の中ではマイナーな部類に入る、アマチュア修斗の世界をリアルに描いた格闘技漫画です。「EDEN」というマニアックな世界観で描かれたSF長編を描いた作者さんです。あの独特な作品から格闘技漫画にジャンル移してきたのには驚きでした。

格闘漫画というと「バキ」や「ケンガンアシュラ」なんかが有名ですけど、それらの作品に出てくるような人間離れした肉体や能力を持った怪物は出てきません。他に私が読んだことのある有名な格闘技漫画でいうと「空手小公子小日向海流」が多少リアルっぽく見えるので前の2作品よりは近いと思います。とはいえ、この作品の方が遥かにリアル路線に乗っていますから方向性は違うのかな。
ケンガンなどに比べると派手さはないですけど、緻密な駆け引きによる緊張感はこちらの方が強く伝わってきました。正直最初3冊ほど読んだときは面白いと思いながらも、試合描写が地味に見えなくもないですし、地道にじっくりゆっくり成長させていく話でもあったことから、長く続けられるのかは心配でしたね。でも終わってみれば消化不良もほぼなく、逆にダラダラ先延ばしすることもなく、寂しくはありましたけど良い幕引きだったと思います。

格闘描写は良くも悪くもリアルに描かれてます。結構通な技とか出てくるので、格闘技をあまり知らない人が読むと状況理解し辛いんじゃなかなと思いましたけど、分からくても面白いっていうのは競技漫画では珍しくないですからね。
前述でも書いたとおり派手さは薄いけど緊張感はあります。立った状態での相手の出方を伺いながらの打撃戦はなかなか見応えありますし、それ以上に寝技の目まぐるしく変化する攻防は必見だと思います。少しの読み違えから相手にきめられてしまったり、自分の好機を逃してしまったり、あとその最中の選手たちの心理もよく描けているので目が放せなくなります。
練習風景もしっかり描いているところがより現実感を持たせ、この作品にとっては好ポイントになってるんじゃないかと思います。

アマで格闘技をやる人達の葛藤についても大きく焦点を当てています。今はもう格闘技冬の時代って言えるんでしょうか?そんな時代で格闘技をやり続けることに対しての意味や、自分たちの未来についても現実的に考えてるところが面白い。
登場人物たちには様々な事情を抱えてる人達が多く、心に傷を持つ人もいたりと、単純な好きだからでは言い表せない想いを秘めて格闘技に向き合っていました。

登場人物の中でも特に派手さ華やかさのない主人公の地味目なところは作風にぴったりですね。得意技らしいものはなく、しいてあげるなら相手に仕掛けられた技を真似られること。試合では毎回ひやひやさせられます。幼馴染の山吹木喬が一撃のもと速攻で相手を沈めるのに対し、メグルは相手の技を受けながら試合の中で成長していくので長期戦になることが多いんですよね。当然1試合1試合の体力消費は激しいのでトーナメントでは不利に働きますし、最初はよく相手選手に翻弄されてるので危なっかしいです。でも事前のデータが通用し辛いタイプでもありますから悪いばかりではないのかな。
地味の中にも花はありました。この作品4割くらい女子格闘技についても描かれているので、そこに登場してくる女性陣は魅力的ですよ。これぞツンデレといった感じのマキちゃんは可愛くて面白いです。口ではなんだかんだと言っておきながら、メグルが他の女性と仲良く話していると足が出てしまったり、そのあたりのことをマリアさんや桃子にいじられたりと、いつも強気なマキちゃんが恋に振り回されてる姿にはニヤニヤさせてもらいました。

格闘技が好きな人はもちろんですけど、そうでない人にも青春漫画として楽しめるんじゃないかと思います。派手な漫画が好きな人にはつまらないかもしれませんけど、地味でもリアルで緻密な試合描写は目が放せませんし、この時代で格闘技をやってる人達の心情を伺えるので見所は多分にあります。まだ終わってほしくなかったという気持ちはありますけど、終わり方もこの作品らしい形で締めくくられていました。格闘、恋愛、友情、修斗を通じての人間ドラマを描いた本作品、出会えたことに感謝です。



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posted by ハネ吉 at 18:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 格闘

2016年10月04日

漫画『山と食欲と私』1巻の感想とあらすじ

『山と食欲と私』1巻の感想。


山と食欲と私
著者:信濃川 日出雄
掲載:BUNCH COMICS
1巻発売日:2016年4月9日

日々野鮎美は山を愛する27歳の会社員。休みの日になると準備を整え、登山での楽しみをリュックに詰めて山へと向かう。登山にハマったきっかけはかつて起きた山ガールブームだったが、今の彼女は山ガールと呼ばれることを嫌い、自身は「単独登山女子。そういうことでお願いします。」とのこと。登山中の景色や空気を満喫する彼女にはもう1つ楽しみにしていることがある。それは山の上で食べるご飯。特別な食材ではないけれど、山でのご飯は一味違う至福のひと時。今日も日々野さんは食材を詰め、単独で山を登る。

27歳会社員の大人の女性による、単独での登山と山での食事を描いた山×グルメ漫画。基本日々野さんが山に登ってご飯を食べるというだけの漫画なんですけど、登山道具、食材、単独登山者の心情などをしっかり描いているので見所は多かったです。漫画内に2009年と書いてあったように、何年か前までは山ガールって言葉をよく見聞きしましたね。今はどうなってるんでしょう?
私は1人で自転車に乗って峠に行くことはたまにありますけど、登山は富士山に1回登ったことがあるだけの素人なのでいろいろ新鮮でした。実家はちょっと田舎なので子供の頃は山に入って遊んだりはしてましたけど。

主人公の日々野鮎美さんは27歳の会社員です。登山にのめりこんでいったのは、ブームに乗る形で友人と山ガールデビューしたことがきっかけになっているんですが、今では山ガールと呼ばれることをいたく嫌うようになっています。自称「単独登山女子」。確かに上級者とは言えないまでも高い意識を持っており、会社で暇をみつけてはトレーニングしたりと結構ストイックな人でした。遭難しかけていましたけどね。

日々野さんは周りを気にせず煩わされず、自分のリズムで登れる単独での登山を楽しむ人。街でナンパはされたいけど登山中のイケメンはペース狂うから苦手のようです。人見知りの彼女では街でも逃げてしまいそうですね。単独を好む理由、単独で登っているときの登山者の心理・心情描写もしっかり描いており、これは登山者でなくても共感できる人はでできるんじゃないかと思います。
私も登山やるなら日々野さんのように1人で登りたいですね。単独は危険も寂しさもあるとは思いますけど、べちゃくちゃ会話しながら登るよりも、五感をフルに活用して山の空気や景色を楽しむ方がいいです。1人なら自分のリズムで登って、休んで、写真とか撮って、気持ちをリフレッシュさせてもらえそうですし。それに、自転車で1人峠を登ってるときにも感じてることですけど、自分と向き合えるいい時間になるんですよね。その分準備とか計画も全部自分でこなす必要があるので大変にはなるでしょうけど、そういう時間は楽しかったりするので嫌いじゃないです。

この作品のメインとなっているのはなんといっても山メシ。定番のおにぎりに始まり、お高めのウインナー入りラーメン、力ウドンにオイルサーディン丼、わき水使用の淹れたてコーヒーなど様々あり、至福の表情で食べてる日々野さんを見てたら山メシのためだけにでも登山したくなりました。雲の上で飲む淹れたてコーヒーなんて美味しいに決まってます。それらを家で仕込んでいる時間も楽しそうにしてましたね。目に見えるスパイス、目に見えないスパイス、登山にはそういったものが溢れていることがとても伝わってきました。

表紙買い当たりでした。単独登山の楽しさ、美味しそうな山メシ、あと登山での豆知識なんかも載っているので興味が沸きますね。あと、この単行本の表紙カバーを外すと、日々野さん愛用登山道具のイラストがたっぷり描かれています。
今後人見知りな日々野さんに登山の友達なんかもできたりしたら面白そうです。人見知り設定自体そのフラグなのではとか思ってもいます。友達だとしても登るのは単独という形もよさそうですし、単独登山を好む人が誰かと一緒に登るとどんな心情になるのかも見てみたいです。
登山と山メシ、そして日々野さんの魅力、存分に味わうことができました。


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2016年10月03日

【七つの海のティコ】アニメ 感想&あらすじ 少女とシャチが大海原を駆け巡る海洋アドベンチャー


七つの海のティコ
1994年1月16日にフジテレビ系列で放送
監督:高木淳
原作:広尾明
脚本:松井亜弥、三井秀樹ほか
ナナミの声:林原めぐみ
スコットの声:池田秀一
アルフォンゾの声:緒方賢一

あらすじ・概要

シャチのティコと心を通わせることができる海が大好きな少女ナナミは、海洋学者である父スコットと、相棒のアルと共に海洋調査船ペペロンチーノ号に乗り世界中の海をまわっていた。伝説の生物「ヒカリクジラ」を探し出すため各地の海を巡る旅をしているナナミたちは、その調査のために訪れる先々で騒動に巻き込まれていく。ヒカリクジラを追いかけているのはナナミたちだけではなく、大企業GMCは調査しながらある物質に目をつけ捕獲目的で追いかけていた。財閥お嬢様のシェリルや執事のジャームズ、少年トーマスを仲間に加えながら、ナナミたちは冒険を続ける。

主要登場人物

・ナナミ・シンプソン
主人公。アメリカ合衆国出身の11歳の女の子。アメリカ人であるスコットと日本人の洋子との間に生まれたハーフ。名前の由来は「七つの海」からきてます。幼いころから一緒に育ったシャチのティコとは心を通わせており、笛と体の動作を使って一心同体になり海を元気よく泳ぎます。

・スコット・シンプソン
ナナミの父親。海洋学者。元々は海洋生物の研究室に在籍していたが、他の研究者たちと研究の方向性や考え方にズレがあったため研究室を飛び出します。口下手で人付き合いは少し苦手だけど、頼りになるお父さん。

・アルフォンゾ・アンドレッティ
スコットの相棒。シチリア島出身。船乗りとして多くの船を渡り歩いてきたことから船の操縦はお手の物で、その他機械全般に強いので船の整備なども担当しています。何かと儲け話に飛びつくけどことごとく失敗しています。

・シェリル・クリスティーナ・メルビル
大財閥メルビル家の一人娘。18歳の女子大生。好奇心旺盛で非日常の出来事に憧れを抱いており、持ち前の行動力で冒険を求めペペロンチーノ号へ乗り込みます。ナナミにとっては良きお姉さん的存在。

・トーマス・ルコント
アメリカ出身の10歳。内気な性格。機械操作が得意。両親は離婚しており母と一緒に暮らしていたが、内気な性格を治すため父の海洋調査に1年預けれていた。父はスコットの先輩にあたる人物。

感想

ナナミとシャチのティコが海洋学者の父親であるスコットやアル等仲間たちと共に、伝説の生物「ヒカリクジラ」を探すため世界中の海を旅する海洋冒険物語。90年代アニメ。世界名作劇場というアニメシリーズで放送されていた、原作なしのオリジナルアニメーションです。私が初めて観たのは放送開始されてから何年も後のことなんですけど、子供の頃にハマって何度見返したか覚えてないぐらい観賞しましたね。

世界名作劇場は全26作品制作されており、その中でもこの「七つの海のティコ」は最初で最後のオリジナル作品だったようで、さらに日本が登場するのもこの作品のみだそうです。
何作かは見たことあるんですけど、確かに他の作品に比べると世界名作劇場らしさは薄く、雰囲気も現代的でした。このシリーズは19世紀を舞台にしている作品が多いですからね。この辺りのことから賛否分かれていたようです。私は1つのアニメ作品として観たらとても面白く素晴らしい良作だと思ってます。
世界名作と銘打っていながら従来の児童文学を原作に置かないのはどうかと思いますけどね。否定的な意見があるのも理解できます。よくできてる作品なんですから別枠で放送すればよかったのに、とか安易な考えをしてますけどきっとそんな簡単な話じゃないですよね。

世界中を旅する冒険モノとしては文句なしで最高の作品だと思います。ワクワクする海を駆け巡る冒険、その行く先々で巻き起こるハラハラドキドキしてしまう騒動の数々、子供の心を掴んで離さない胸躍る面白さがあります。それに、大人になった今観ると矛盾点や幼稚な演出に気づきはしますけど、それでも涙がにじんでくる感動話や悲しい話もあるので、親子で観るにはうってつけの作品だと思います。
前半は数話かけたナナミたちの日常や海洋アドベンチャ的なエピソードを描いています、終盤からはヒカリクジラの姿が具体的になってきて、それに絡んだナナミたち一行と大企業GMCとの間で度々衝突が起こる話になってます。

登場人物はみんな愉快でしたよ。ナナミは林原めぐみさんの演技もあって元気いっぱいでかわいかったですし、普段はお転婆なシェリルもナナミにはやさしいお姉さんの表情を見せ、時には頼りになる思い切りの良さもあって好きですね。執事のジェームズはいつも大変そうで気の毒に思うこともありますけどね。あと、メインではないですけど、シェリルにアタックしまくってくるゲイルも好きでした。

シャチであるティコのかわいさ、頼りになる勇猛さも印象深かったです。ティコかわいいですね。見た目も鳴き声も愛くるしいです。それに可愛いだけではなく、ナナミのピンチには颯爽と現れ敵に立ち向かう姿は勇猛であり頼りになるパートナーです。
初めて観たのが小さい子供の頃だったこともあって、ティコの背に乗ったり掴まったりしながら海を泳ぐ光景には憧れを抱いてましたね。
本来のシャチは獲物を弄ぶかのような光景から凶暴・残虐なイメージを持たれていますけど、あれは子供に狩りの仕方を教えている行動だそうです。他の哺乳類と仲良くすることもあるようですし、頭が良く人の出すサインを理解しているので水族館の人気者でもありますから、ナナミとの連携はあれをそのままというのは無理でも全くありえない光景ではなさそうです。もちろん海ではありえないでしょうけど。

子供のころのワクワクを思い出させてくれる素晴らしい作品でした。私には観させる子供はいませんけども(泣)、いたら一緒に楽しんで観たいですね。こういう純粋な冒険モノで子供向けって今はあんまりないですから、またこういう作品が作られるようになったらいいなと思ってます。
ワクワクあり、笑いあり、感動の涙もありの海洋アドベンチャーアニメ、よければ観賞してみてください。

七つの海のティコ(1) [DVD]
by カエレバ


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posted by ハネ吉 at 18:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ

2016年10月02日

【紹介した作品の新刊発売情報】トリコ 第41巻 他5作品

2016年10月3日〜10月9日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。

トリコ 41 (ジャンプコミックス)
トリコ 第41巻 2016年10月4日発売
食材の王・GODをめぐる死闘が始まる!トリコはネオを宿すアカシアと対峙、グルメ細胞の悪魔が暴れ出す!だが、GOD自身も恐るべき捕食者だった...。混迷する戦いの中、倒れる者たち。そして八王に動きが!!     (集英社ホームページより引用)


トリコの過去記事はこちら


千早さんはそのままでいい 2 (ジャンプコミックス)
千早さんはそのままでいい 第2巻 2016年10月4日発売
新学期。ダイエットへの決意を新たにした千早さんだが、牛丼、とんかつ、ラーメンなど、食欲をそそる難敵が襲来! ぽっちゃり派・志真くんの悪魔のささやきに惑わされた千早さんは…!?
我慢できない女子高生・千早さんのダイエット奮闘コメディ、第2巻!!     (amazonより引用)


千早さんはそのままでいいの過去記事はこちら



おにでか! 第2巻 2016年10月5日発売
巨大JK 対 巨大メイド in アキハバラ。「かわいいは正義……だろ?」
ある日学校に落ちてきた宇宙生命体のせいで、突如巨大化してしまった女子高生・鬼龍院花生は、そのせいで仮死状態にある幼なじみのたけぞーを救うべく、正体不明の“怪獣”と戦うことに。
からくも勝利を手にした鬼龍院だったが、同じ頃、東京・秋葉原には、巨大メイドが出現。鬼龍院が日没までに自分のところに来なければ、アキバを、東京を破壊すると言う。どうにかアキバにたどり着いた鬼龍院とたけぞーの前に立ちはだかったのは、なんと、鬼龍院よりもひとまわりデカい不敵なメイドの姿だった。
予測不能トンデモ巨大アクション、「JK vs メイド」の壮絶バトルがいま始まる!!     (月間ヒーローズより引用)


おにでか!の過去記事はこちら



AIの遺電子 第3巻 2016年10月7日発売
「やる気」を出させるウイルス。オーラを信じるヒューマノイド。仮想空間でしか会えない彼女。コピー人格の思いがけぬ人生。
技術がもたらす未来の暮らし。その時、人の心は……。      (秋田書店HPより引用)


AIの遺電子の過去記事はこちら


試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。

君と時計と嘘の塔(1) (KCx)
君と時計と嘘の塔 第01巻
著者:西ノ木はら
掲載:KCxARIA
2016年10月7日発売

小学生のときとある女の子にちょっとした出来心で悪戯をしたことで、その女の子を孤立させてしまった杵城綜士(きじょうそうし)。クラスの中心にいた彼は、その立場を脅かしかねない存在だった織原芹愛(おりはらせりあ)を盗みの犯人に仕立ててしまった。罪悪感からか、孤立していく彼女と同様に周囲と距離を置く綜士は、自分が芹愛のことを好きなのだということに気づく。そして現在、高校2年生になり学際の準備から10月10日の夜遅くに帰宅した綜士に、母から芹愛の死を告げられる。絶望し崩れ落ちた綜士だったが、目を覚ますと芹愛の死を告げられた10月10日の朝だった。
1話ではまだ本人は夢だと思っているようですけど、タイムリープものですね。好きな女の子の死を防ぎ未来を守るために、主人公がタイムリープしながら奮闘する話になるのかな?小説が原作のコミカライズ作品です。
この物語は主人公の後悔から始まるわけですけど、子供の出来心から出た嘘とはいえひどすぎますね。1人の少女を孤立させ、いじめの対象にさせてしまったわけですから。しかも彼女がそうなったのは、嘘がバレそうになった綜士を芹愛が庇って犯人だと名乗り出たことが原因。そしてそれから何年も過ぎてから自分が芹愛のことを好きだったということに気づいてさらに後悔の念を募らせるわけです。好きな子にいじわるしちゃうアレですね。事態はそんなかわいいものにはなりませんでしたけど。
1話から謎だらけなんですよね。なぜ犯人になってまで綜士を庇ったのか、なぜ彼女が死んでしまったのか、さらにタイムリープした先の世界では唯一の親友が存在ごと消えてしまいます。そもそもなんでタイムリープしてしまうのかなど、とにかく気になる謎が多過ぎです。どういったループものになるのか楽しみですね。
試し読みはpixivコミックさんのサイトで1話を配信してます。




100万の命の上に俺は立っている 第01巻
著者:奈央晃徳
掲載:週刊少年マガジンKC
2016年10月7日発売

夕暮れ刻の教室に男子が1人、女子が2人、ありふれた放課後の光景が突如として――。日直当番のため教室に残っていた四谷は、仕事を終えて帰ろうと残っていた女生徒に話しかけた直後、見たこともない異世界に飛ばされてしまう。その場には一緒に飛ばされてきた事情を知っていそうな女生徒が2人と、ゲームマスターと名乗る顔が半分しかない素っ裸の変態が1人いた。状況を飲み込めない四谷を尻目に、ゲームマスターは聞く耳持たず一方的にルール説明を始め、この世界での職業まで決められれしまった。なぜこうなってしまったのかは分からないが、こうして彼等の冒険は始まった。
謳い文句は、『<正義とは何か>を考える究極のアンチファンタジー冒険譚』だそうです。異世界というより、ゲームといった感じですね。ステータス画面も現れ、戦士や魔法使いといった職業もルーレットを使ったランダムで割り当てられます。ゲームマスターが出すクエストを10週こなせば攻略。1週ごとに仲間が1人増え最終的に10人になるようです。1つクリアごとにマスターへ質問できる権利が与えられているので、ゲームマスターが何者なのかは1話で明かされ、目的もなんとなく推測できる描写がありました。
気にはなる作品ではあるけど面白いかは今の時点ではまだ分かりませんね。とりあえず主人公はまだ中学生の子供ではあるので仕方ない部分もあるんですけど、今の時点ではあまり好感を持てませんでした。何やら訳あり?のご様子でもあったので、その辺りの事情で印象は良くなる可能性もさらに悪くなる可能性もありそうです。暗い性格ではないんですけど東京という街や住民が嫌いのようで、壊れてしまってもかまわないぐらいに思ってそうです。1話の終わりではこの主人公が不穏なことに気づいてしまった、というところで終わってるので続きが気になります。
王道ではない、この漫画は何か変と言うぐらいなので、こちらの予想を超えるか裏切ってくれることを期待してます。
試し読みはマガメガさんのサイトで1話を配信してます。

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2016年10月01日

漫画『マージナル・オペレーション』1巻の感想とあらすじ

『マージナル・オペレーション』1巻の感想。


マージナル・オペレーション
著者:芝村裕吏、キムラダイスケ
掲載:アフタヌーンコミックス
1巻発売日:2013年11月22日

7年のニート生活から抜け出し、デザイン会社に勤め出した30歳の新田良太だったが、突如社長が逃亡したことによって再び無職になってしまった。
ネットで仕事を探していた新田の目に止まったのは、民間軍事会社「自由戦士社」の募集。至急お金が必要だった新田は、命の危険有りと記載されていたものの、これまでの3倍の給料、2年働けば国内の警備会社で雇ってもらえるという好条件に惹かれ、さっそく面談へ出向いて就職を決めることができた。
異国へ派遣されたアラタに課せられた最初の仕事は、なぜかシミュレーションゲーム。しかし、淡々とこなしていたそれはただのゲームではなく、その裏には衝撃の真実が隠されていた。

ゲームや漫画を愛好する無気力な30歳のオタクが、戦場で自分の特技を活かして活躍しながら、生きる厳しさを知っていく物語。
原作は著者・芝村裕吏による小説作品です。小説の方は未読。現実社会にうまく適用できなかったか、しようと努力しなかった主人公が、今まで関わりのなかった業種で才能を発揮する作品。この辺は分かりやすいほど定番な設定ですね。

最初は主人公が何の苦労・苦悩もなく、新たな舞台で無双していく作品なのかなと思って購入は躊躇しましたが、そんなことはありませんでした。突如才能が花開いたからといって自分の力や活躍にうかれることはなく、悩み、苦しみ、葛藤を抱きながらも進もうと足掻いています。これは、主人公・アラタの成長物語にもなっていますね。
ありふれた展開ではありますけど、突然才能が開花する設定自体は嫌いではありません。そういうことは漫画の世界でなくてもありえなくもないですから。趣味や特技、これまで習得したきたものというのは、今現在はどうであれ、後々どこでどう役に立つかなんて分かりませんからね。アラタも過程はどうあれ、自らの力で培ってきたスキルが新たな戦場で役立ったのであって、降って湧いたかのように授かった力というわけではありません。

それと、単にニートがいきなり活躍するというだけの内容だったら2巻以降読む気にはならなかったと思いますが、これはアラタという主人公を通して、生きていくことの厳しさ、現実から目を逸らさず向き合うことの大切さを伝えてるように感じました。

アラタが最初に行った作業はモニターを見てボタンを押すというだけの単純な作業で、ボタンからマウスを使う作業に移り、単純作業からだんだん戦術的なシミュレーションゲームのようになっていきます。アラタも真剣ではありますが、ゲーム感覚で作業してる感はあります。実際ゲームのようにしか見えない作業で、上からの説明もほとんどなく、アラタが英会話が苦手なことでコミュニケーション不足だったこともあって、そう感じてしまうのも仕方なくはあるかと。
そして、訓練だと思っていた戦術シミュレートが、実は実戦のオペレーションになっていたということを後になって告げられます。当然ですけどアラタは苦しみます。実際自分が銃を持って引き金を引いたわけではなくても、自分の命令で人を殺してしまったわけですから。アラタが自分のしたことを自覚したことで、じわじわと溢れ出してくる恐怖感がすごい伝わってきました。

ここにきて、ようやくこれまでの人生で自分が多くの物事に対して見て見ぬふりをしてきたこと、何も考えずにただ待っていただけだったことを自覚するようになります。
ずっと覇気も気力もなく地に足ついてない感じだったんですが、ここでの経験によってやっと人間らしい感情を吐き出す姿も見せ、それ以降のアラタの表情は物語当初に比べて明らかに変化しています。比べてみると歴然。

当然ですけどこれからのアラタには注目ですね。これからは人の命が関わってることを自覚しての作戦指揮になりますから、今までのように淡々と単純作業のようにこなすことは難しいと思われます。まあ、冷静さはあるように見えたので、それをやってしまいそうにも見えますけど。
ちょっとだけ登場した子なんですが、1人エルフみたいに耳が尖ったかわいい女の子が気になってます。今後もアラタに関わってきそうなのでヒロイン的な存在になるかもしれませんね。あと、ラストに登場したお爺さんが一癖も二癖もありそうでどう関わってくるのか楽しみです。
続きが非常に気になってます。今更ながらハマりそうな魅力を感じられました。


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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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