2016年10月04日
漫画『山と食欲と私』1巻の感想とあらすじ
『山と食欲と私』1巻の感想。
山と食欲と私
著者:信濃川 日出雄
掲載:BUNCH COMICS
1巻発売日:2016年4月9日
日々野鮎美は山を愛する27歳の会社員。休みの日になると準備を整え、登山での楽しみをリュックに詰めて山へと向かう。登山にハマったきっかけはかつて起きた山ガールブームだったが、今の彼女は山ガールと呼ばれることを嫌い、自身は「単独登山女子。そういうことでお願いします。」とのこと。登山中の景色や空気を満喫する彼女にはもう1つ楽しみにしていることがある。それは山の上で食べるご飯。特別な食材ではないけれど、山でのご飯は一味違う至福のひと時。今日も日々野さんは食材を詰め、単独で山を登る。
27歳会社員の大人の女性による、単独での登山と山での食事を描いた山×グルメ漫画。基本日々野さんが山に登ってご飯を食べるというだけの漫画なんですけど、登山道具、食材、単独登山者の心情などをしっかり描いているので見所は多かったです。漫画内に2009年と書いてあったように、何年か前までは山ガールって言葉をよく見聞きしましたね。今はどうなってるんでしょう?
私は1人で自転車に乗って峠に行くことはたまにありますけど、登山は富士山に1回登ったことがあるだけの素人なのでいろいろ新鮮でした。実家はちょっと田舎なので子供の頃は山に入って遊んだりはしてましたけど。
主人公の日々野鮎美さんは27歳の会社員です。登山にのめりこんでいったのは、ブームに乗る形で友人と山ガールデビューしたことがきっかけになっているんですが、今では山ガールと呼ばれることをいたく嫌うようになっています。自称「単独登山女子」。確かに上級者とは言えないまでも高い意識を持っており、会社で暇をみつけてはトレーニングしたりと結構ストイックな人でした。遭難しかけていましたけどね。
日々野さんは周りを気にせず煩わされず、自分のリズムで登れる単独での登山を楽しむ人。街でナンパはされたいけど登山中のイケメンはペース狂うから苦手のようです。人見知りの彼女では街でも逃げてしまいそうですね。単独を好む理由、単独で登っているときの登山者の心理・心情描写もしっかり描いており、これは登山者でなくても共感できる人はでできるんじゃないかと思います。
私も登山やるなら日々野さんのように1人で登りたいですね。単独は危険も寂しさもあるとは思いますけど、べちゃくちゃ会話しながら登るよりも、五感をフルに活用して山の空気や景色を楽しむ方がいいです。1人なら自分のリズムで登って、休んで、写真とか撮って、気持ちをリフレッシュさせてもらえそうですし。それに、自転車で1人峠を登ってるときにも感じてることですけど、自分と向き合えるいい時間になるんですよね。その分準備とか計画も全部自分でこなす必要があるので大変にはなるでしょうけど、そういう時間は楽しかったりするので嫌いじゃないです。
この作品のメインとなっているのはなんといっても山メシ。定番のおにぎりに始まり、お高めのウインナー入りラーメン、力ウドンにオイルサーディン丼、わき水使用の淹れたてコーヒーなど様々あり、至福の表情で食べてる日々野さんを見てたら山メシのためだけにでも登山したくなりました。雲の上で飲む淹れたてコーヒーなんて美味しいに決まってます。それらを家で仕込んでいる時間も楽しそうにしてましたね。目に見えるスパイス、目に見えないスパイス、登山にはそういったものが溢れていることがとても伝わってきました。
表紙買い当たりでした。単独登山の楽しさ、美味しそうな山メシ、あと登山での豆知識なんかも載っているので興味が沸きますね。あと、この単行本の表紙カバーを外すと、日々野さん愛用登山道具のイラストがたっぷり描かれています。
今後人見知りな日々野さんに登山の友達なんかもできたりしたら面白そうです。人見知り設定自体そのフラグなのではとか思ってもいます。友達だとしても登るのは単独という形もよさそうですし、単独登山を好む人が誰かと一緒に登るとどんな心情になるのかも見てみたいです。
登山と山メシ、そして日々野さんの魅力、存分に味わうことができました。
【eBookJapan】 山と食欲と私
↑無料で立ち読みできます
山と食欲と私
著者:信濃川 日出雄
掲載:BUNCH COMICS
1巻発売日:2016年4月9日
日々野鮎美は山を愛する27歳の会社員。休みの日になると準備を整え、登山での楽しみをリュックに詰めて山へと向かう。登山にハマったきっかけはかつて起きた山ガールブームだったが、今の彼女は山ガールと呼ばれることを嫌い、自身は「単独登山女子。そういうことでお願いします。」とのこと。登山中の景色や空気を満喫する彼女にはもう1つ楽しみにしていることがある。それは山の上で食べるご飯。特別な食材ではないけれど、山でのご飯は一味違う至福のひと時。今日も日々野さんは食材を詰め、単独で山を登る。
27歳会社員の大人の女性による、単独での登山と山での食事を描いた山×グルメ漫画。基本日々野さんが山に登ってご飯を食べるというだけの漫画なんですけど、登山道具、食材、単独登山者の心情などをしっかり描いているので見所は多かったです。漫画内に2009年と書いてあったように、何年か前までは山ガールって言葉をよく見聞きしましたね。今はどうなってるんでしょう?
私は1人で自転車に乗って峠に行くことはたまにありますけど、登山は富士山に1回登ったことがあるだけの素人なのでいろいろ新鮮でした。実家はちょっと田舎なので子供の頃は山に入って遊んだりはしてましたけど。
主人公の日々野鮎美さんは27歳の会社員です。登山にのめりこんでいったのは、ブームに乗る形で友人と山ガールデビューしたことがきっかけになっているんですが、今では山ガールと呼ばれることをいたく嫌うようになっています。自称「単独登山女子」。確かに上級者とは言えないまでも高い意識を持っており、会社で暇をみつけてはトレーニングしたりと結構ストイックな人でした。遭難しかけていましたけどね。
日々野さんは周りを気にせず煩わされず、自分のリズムで登れる単独での登山を楽しむ人。街でナンパはされたいけど登山中のイケメンはペース狂うから苦手のようです。人見知りの彼女では街でも逃げてしまいそうですね。単独を好む理由、単独で登っているときの登山者の心理・心情描写もしっかり描いており、これは登山者でなくても共感できる人はでできるんじゃないかと思います。
私も登山やるなら日々野さんのように1人で登りたいですね。単独は危険も寂しさもあるとは思いますけど、べちゃくちゃ会話しながら登るよりも、五感をフルに活用して山の空気や景色を楽しむ方がいいです。1人なら自分のリズムで登って、休んで、写真とか撮って、気持ちをリフレッシュさせてもらえそうですし。それに、自転車で1人峠を登ってるときにも感じてることですけど、自分と向き合えるいい時間になるんですよね。その分準備とか計画も全部自分でこなす必要があるので大変にはなるでしょうけど、そういう時間は楽しかったりするので嫌いじゃないです。
この作品のメインとなっているのはなんといっても山メシ。定番のおにぎりに始まり、お高めのウインナー入りラーメン、力ウドンにオイルサーディン丼、わき水使用の淹れたてコーヒーなど様々あり、至福の表情で食べてる日々野さんを見てたら山メシのためだけにでも登山したくなりました。雲の上で飲む淹れたてコーヒーなんて美味しいに決まってます。それらを家で仕込んでいる時間も楽しそうにしてましたね。目に見えるスパイス、目に見えないスパイス、登山にはそういったものが溢れていることがとても伝わってきました。
表紙買い当たりでした。単独登山の楽しさ、美味しそうな山メシ、あと登山での豆知識なんかも載っているので興味が沸きますね。あと、この単行本の表紙カバーを外すと、日々野さん愛用登山道具のイラストがたっぷり描かれています。
今後人見知りな日々野さんに登山の友達なんかもできたりしたら面白そうです。人見知り設定自体そのフラグなのではとか思ってもいます。友達だとしても登るのは単独という形もよさそうですし、単独登山を好む人が誰かと一緒に登るとどんな心情になるのかも見てみたいです。
登山と山メシ、そして日々野さんの魅力、存分に味わうことができました。
【eBookJapan】 山と食欲と私
↑無料で立ち読みできます
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5498451
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック