2017年12月03日
【紹介した作品の新刊発売情報】この音とまれ! 第16巻 他16作品
2017年12月4日〜12月10日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
この音とまれ! 第16巻 2017年12月4日発売
この音とまれ!の過去記事
ワンパンマン 第15巻 2017年12月4日発売
ワンパンマンの過去記事
阿波連さんははかれない 第2巻 2017年12月4日発売
阿波連さんははかれないの過去記事
悪魔のメムメムちゃん 第4巻 2017年12月4日発売
悪魔のメムメムちゃんの過去記事
終極エンゲージ 第3巻 2017年12月4日発売
終極エンゲージの過去記事
青のフラッグ 第3巻 2017年12月4日発売
青のフラッグの過去記事
BEASTARS 第6巻 2017年12月8日発売
BEASTARSの過去記事
将国のアルタイル 第20巻 2017年12月8日発売
将国のアルタイル嵬伝/嶌国のスバル 第3巻 2017年12月8日発売
将国のアルタイルの過去記事
>>特装版 むぎゅむぎゅマスコット2種付き
転生したらスライムだった件 第6巻 2017年12月8日発売
転生したらスライムだった件〜魔物の国の歩き方〜 第2巻 2017年12月8日発売
転生したらスライムだった件の過去記事
魔入りました!入間くん 第3巻 2017年12月8日発売
魔入りました!入間くんの過去記事
応天の門 第8巻 2017年12月9日発売
応天の門の過去記事
山と食欲と私 第6巻 2017年12月9日発売
山と食欲と私の過去記事
迷宮ブラックカンパニー 第2巻 2017年12月9日発売
迷宮ブラックカンパニーの過去記事
試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
左ききのエレン 第01巻
原作:中原開平 / 漫画:nifuni
掲載:少年ジャンプ+
2017年12月4日発売
大手広告代理店に勤務する若手デザイナーの朝倉光一(あさくら こういち)。身体的にも精神的にもボロボロになりながらも、いつかキラキラした何かになってやると意気込み、がむしゃらに働く毎日をおくっていた。
しかし、プレゼンにも参加して勝ち取った大きな仕事から外され、さらにふてくされて八つ当たりしてしまった先輩が、実は最後まで上に掛け合ってくれていたことを知り、未熟な自分の愚かさを痛感して涙が溢れ出す光一。
気持ちが沈んだままタクシーに乗って光一が向かった先は、横浜の美術館。そこはかつて、彼がエレンという名の少女が持つ、本物の才能に巡り合った場所――。
天才女性アーティストと天才に憧れた男を主軸に描かれる、心を抉るクリエイター群像劇。
原作は自らの実体験を活かした作品を生み出している漫画家で株式会社なつやすみ代表取締役社長でもある「かっぴー」先生。
本作リメイク版の漫画担当は、イラストレーターでアーティストで漫画家の「nifuni (にふに)」先生。
【天才になれなかった全ての人へ】
これは作品のキャッチコピーです。
かっぴー先生が「cakes(ケイクス)」にて連載されていた作品のリメイク版。原作版は今年の9月に第一部が完結されていまして、現在は第二部を構想中だそうです。
絵は上手いとは言い難いけど高い支持を受けていた作品を、画力の優れた別の漫画家先生によってリメイク。つまり『ワンパンマン』と同じ方式ですね。
主人公は広告代理店に勤める26歳の男性デザイナー・朝倉光一(あさくら こういち)。作中ではデザインを志している光一の、受験→美大→広告代理店での成長・苦悩・葛藤と、周囲を交えた人間模様を描かれています。
光一は言ってみれば天才に憧れる凡人。そしてもう一人の主人公が、タイトルにもなってる彼が高校時代に出会った天才女性アーティスト「左ききのエレン」。本名は山岸エレン(やまぎし えれん)。
この作品は、「天才」と「天才になれなかった人間」、それぞれの生き方をリアルに描いた物語です。
ただ、一握りしかいない天才の苦悩も描いていますが、それ以上に天才ではない人たちの泥臭くもがきながら生きる姿を描いた内容で、キャッチコピーの通り世の中の大多数に向けた作品。
原作者のかっぴー先生自身が、美大から広告代理店へ、そして漫画家に転進されたという経歴を持ち、その中で幾度も挫折を味わってきている方なので、登場するクリエイターたちの苦悩がやけに生々しく描かれています。
自分が歩んできた人生の一幕とも重なる描写がかなりあるため、心が震えることもあれば、ズシンと重苦しくなることもあります。
一話の「オレはオレのことばっかりだ」と泣いてる光一の姿、昔の自分しか見えていなかった未熟な頃を思い出しました。
はっきり言ってストーリーに関しては面白いのが分かってるので心配はしてません。で、問題となる絵柄に関しても、とてもキレイになっていて完成度がグンと上がった印象を受けました。原作も人間そのものを描いてる感じがして好きでしたけど、これはこれで個人的には好き。繊細な心の機微を見事に描かれてますし、何よりエレンがキレイ。
でも、これ内容が青年誌っぽいので、それをジャンプ+でどれだけ受け入れられるのかというのが心配なところ。
とは言っても素晴らしいことに変わりはなく、心臓を鷲掴みにされる作品。これは強くおすすめさせていただきます。元になった原作と読み比べてみるのもいいと思います。
試し読みは少年ジャンプ+さんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
マグメル深海水族館 第01巻
著者:椙下聖海
掲載: GoGoバンチ
2017年12月9日発売
マグメル深海水族館は、東京湾の水深200メートル地点に建造された世界初の深海水族館。ここは、宇宙よりも遠いと言われる深海に電車一本で行くことができ、普段目にする機会のない深海生物を身近に観察することが出来る。
そんな世界唯一の場所で清掃のアルバイトとして働く天城航太郎(てんじょう こうたろう)は、父親の影響で深海生物が大好きになった引っ込み思案の青年。いつか飼育員になることを夢見る航太郎は、この素晴らしい環境で働けることに喜びを感じていた。
そして、深海のスペシャリストである館長・大瀬崎湊人(おおせざき みなと)との出会いが、航太郎の人生に大きな変化をもたらすことに――。
深く暗い海の底にある新世界で、深海生物たちの魅力と彼らに憧れる青年の成長を描いた物語。
作者は「第10回新潮社漫画大賞Rookie @ GOGO!!」にて佳作を受賞し、この作品が初連載となる新鋭漫画家・椙下聖海(すぎした きよみ)先生。
深海生物の魅力を紹介する内容。お仕事漫画としての一面も併せ持ち、深海生物と主人公含めた登場人物たちとの交流を描いた心温まる作品です。
東京湾の水深200メートルに作られた世界唯一の深海にある水族館「マグメル深海水族館」が舞台。電車一本で深海へ行けちゃう世の中です。
主人公はこの水族館で清掃アルバイトとして働き始めた青年・天城航太郎(てんじょう こうたろう)。幼い頃から深海生物が大好きだったことから、その知識はただの清掃員とは思えないほど豊富。
父親の影響で深海生物の飼育員になることを夢見ていますが、なにぶん世界に唯一の職場ともあってそこまでの道は非常に狭き門。なので、清掃員のアルバイトでも憧れの場所で働けていることに幸福を感じています。
しかし、ダイオウグソクムシを気持ち悪いと言ったお客さんにその魅力を語ったことで、その現場を見ていた館長の大瀬崎湊人(おおせざき みなと)に興味を持たれ、航太郎の夢にもほんの少しだけ光が射すことになります。
画力は高いです。深海生物はデフォルメ抑えたリアル寄りの絵で描かれ、特に見開きページの描写は圧巻。簡単な図鑑的な紹介もあるので特徴が解りやすいのもありあがたい。
いいですね。こういった未知なる世界を描いた作品を読むと、年甲斐も無くワクワクしてしまいます。航太郎の深海生物愛もビシビシ伝わってくるため、その感情が伝染してきたようで興味が一層深まります。
深海生物に限らず、生物が好きな人なら楽しめると思います。それだけではなく、その深海生物を通じて紡がれていく人間ドラマも見所でしょうから、そちらも注目ですね。
試し読みはコミックバンチwebさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
この音とまれ! 第16巻 2017年12月4日発売
この音とまれ!の過去記事
ワンパンマン 第15巻 2017年12月4日発売
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試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
左ききのエレン 第01巻
原作:中原開平 / 漫画:nifuni
掲載:少年ジャンプ+
2017年12月4日発売
大手広告代理店に勤務する若手デザイナーの朝倉光一(あさくら こういち)。身体的にも精神的にもボロボロになりながらも、いつかキラキラした何かになってやると意気込み、がむしゃらに働く毎日をおくっていた。
しかし、プレゼンにも参加して勝ち取った大きな仕事から外され、さらにふてくされて八つ当たりしてしまった先輩が、実は最後まで上に掛け合ってくれていたことを知り、未熟な自分の愚かさを痛感して涙が溢れ出す光一。
気持ちが沈んだままタクシーに乗って光一が向かった先は、横浜の美術館。そこはかつて、彼がエレンという名の少女が持つ、本物の才能に巡り合った場所――。
天才女性アーティストと天才に憧れた男を主軸に描かれる、心を抉るクリエイター群像劇。
原作は自らの実体験を活かした作品を生み出している漫画家で株式会社なつやすみ代表取締役社長でもある「かっぴー」先生。
本作リメイク版の漫画担当は、イラストレーターでアーティストで漫画家の「nifuni (にふに)」先生。
【天才になれなかった全ての人へ】
これは作品のキャッチコピーです。
かっぴー先生が「cakes(ケイクス)」にて連載されていた作品のリメイク版。原作版は今年の9月に第一部が完結されていまして、現在は第二部を構想中だそうです。
絵は上手いとは言い難いけど高い支持を受けていた作品を、画力の優れた別の漫画家先生によってリメイク。つまり『ワンパンマン』と同じ方式ですね。
主人公は広告代理店に勤める26歳の男性デザイナー・朝倉光一(あさくら こういち)。作中ではデザインを志している光一の、受験→美大→広告代理店での成長・苦悩・葛藤と、周囲を交えた人間模様を描かれています。
光一は言ってみれば天才に憧れる凡人。そしてもう一人の主人公が、タイトルにもなってる彼が高校時代に出会った天才女性アーティスト「左ききのエレン」。本名は山岸エレン(やまぎし えれん)。
この作品は、「天才」と「天才になれなかった人間」、それぞれの生き方をリアルに描いた物語です。
ただ、一握りしかいない天才の苦悩も描いていますが、それ以上に天才ではない人たちの泥臭くもがきながら生きる姿を描いた内容で、キャッチコピーの通り世の中の大多数に向けた作品。
原作者のかっぴー先生自身が、美大から広告代理店へ、そして漫画家に転進されたという経歴を持ち、その中で幾度も挫折を味わってきている方なので、登場するクリエイターたちの苦悩がやけに生々しく描かれています。
自分が歩んできた人生の一幕とも重なる描写がかなりあるため、心が震えることもあれば、ズシンと重苦しくなることもあります。
一話の「オレはオレのことばっかりだ」と泣いてる光一の姿、昔の自分しか見えていなかった未熟な頃を思い出しました。
はっきり言ってストーリーに関しては面白いのが分かってるので心配はしてません。で、問題となる絵柄に関しても、とてもキレイになっていて完成度がグンと上がった印象を受けました。原作も人間そのものを描いてる感じがして好きでしたけど、これはこれで個人的には好き。繊細な心の機微を見事に描かれてますし、何よりエレンがキレイ。
でも、これ内容が青年誌っぽいので、それをジャンプ+でどれだけ受け入れられるのかというのが心配なところ。
とは言っても素晴らしいことに変わりはなく、心臓を鷲掴みにされる作品。これは強くおすすめさせていただきます。元になった原作と読み比べてみるのもいいと思います。
試し読みは少年ジャンプ+さんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
マグメル深海水族館 第01巻
著者:椙下聖海
掲載: GoGoバンチ
2017年12月9日発売
マグメル深海水族館は、東京湾の水深200メートル地点に建造された世界初の深海水族館。ここは、宇宙よりも遠いと言われる深海に電車一本で行くことができ、普段目にする機会のない深海生物を身近に観察することが出来る。
そんな世界唯一の場所で清掃のアルバイトとして働く天城航太郎(てんじょう こうたろう)は、父親の影響で深海生物が大好きになった引っ込み思案の青年。いつか飼育員になることを夢見る航太郎は、この素晴らしい環境で働けることに喜びを感じていた。
そして、深海のスペシャリストである館長・大瀬崎湊人(おおせざき みなと)との出会いが、航太郎の人生に大きな変化をもたらすことに――。
深く暗い海の底にある新世界で、深海生物たちの魅力と彼らに憧れる青年の成長を描いた物語。
作者は「第10回新潮社漫画大賞Rookie @ GOGO!!」にて佳作を受賞し、この作品が初連載となる新鋭漫画家・椙下聖海(すぎした きよみ)先生。
深海生物の魅力を紹介する内容。お仕事漫画としての一面も併せ持ち、深海生物と主人公含めた登場人物たちとの交流を描いた心温まる作品です。
東京湾の水深200メートルに作られた世界唯一の深海にある水族館「マグメル深海水族館」が舞台。電車一本で深海へ行けちゃう世の中です。
主人公はこの水族館で清掃アルバイトとして働き始めた青年・天城航太郎(てんじょう こうたろう)。幼い頃から深海生物が大好きだったことから、その知識はただの清掃員とは思えないほど豊富。
父親の影響で深海生物の飼育員になることを夢見ていますが、なにぶん世界に唯一の職場ともあってそこまでの道は非常に狭き門。なので、清掃員のアルバイトでも憧れの場所で働けていることに幸福を感じています。
しかし、ダイオウグソクムシを気持ち悪いと言ったお客さんにその魅力を語ったことで、その現場を見ていた館長の大瀬崎湊人(おおせざき みなと)に興味を持たれ、航太郎の夢にもほんの少しだけ光が射すことになります。
画力は高いです。深海生物はデフォルメ抑えたリアル寄りの絵で描かれ、特に見開きページの描写は圧巻。簡単な図鑑的な紹介もあるので特徴が解りやすいのもありあがたい。
いいですね。こういった未知なる世界を描いた作品を読むと、年甲斐も無くワクワクしてしまいます。航太郎の深海生物愛もビシビシ伝わってくるため、その感情が伝染してきたようで興味が一層深まります。
深海生物に限らず、生物が好きな人なら楽しめると思います。それだけではなく、その深海生物を通じて紡がれていく人間ドラマも見所でしょうから、そちらも注目ですね。
試し読みはコミックバンチwebさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
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