2017年02月04日
漫画『悪魔のメムメムちゃん』1巻の感想とあらすじ
『悪魔のメムメムちゃん』1巻の感想。
悪魔のメムメムちゃん
著者:悪四谷 啓太郎
掲載:ジャンプ+
1巻発売日:2016年11月4日
アパートで1人暮らしをしている男子高校生の小日向日太(ひょうた)。ある日の夜、ひょう太が寝ていると耳元で色っぽい女性の声が聞こえ、これはエロいことをしてくれるサキュバスではないかと期待に胸膨らませて目を開けてみると、そこには思っていたのとは違い過ぎるちんちくりんのお子様悪魔が・・・。しかも、よくよく見れば聞こえていた色っぽい声もラジカセで流してるだけ。
メムメムという名の悪魔は、男を堕落させて魂を奪うためにやって来たようだが、サキュバスとしての能力はないにも等しく、さらに恥ずかしがり屋で気が弱いという淫魔としては致命的な性格。彼女は些細なことにも怯え、震え、泣いてしまうポンコツダメ悪魔だった。
メムに付きまとわれることになったひょう太は、なぜか淫魔の魂集めにまで協力させられる迷惑このうえない事態に・・・。
突然16歳の少年のもとに現れたポンコツサキュバスが、なんか魂を貰えそうだからと毎日しつこく付き纏い、ぐだぐだになりながらも男性から魂を奪うために小さく奮闘する物語。
ダメっ子サキュバスと人間の少年が繰り広げるドタバタコメディ。試し読みしたときから気になっていたので、1巻読んでみました。「ジャンプ」の紹介には‟ちょいエロ”と書かれていましたが、少なくともメムメムからそれを感じることはありませんね。とにかくそのダメっぷりに笑わされる作品です。
健全な男子高校生の前に現れたメムメムちゃんは、男を誘惑して魂を奪うことがお仕事の淫魔・・・のはずなんですが、見た目からは色気の「い」の字も伺えないどっからどう見てもお子様な悪魔。登場時、色っぽいお姉さんを想像していたひゅう太も反応に困っていましたね。
見た目に色気がない時点で淫魔としては致命的な気もしますが、なら魔力でどうにか補えるのかと言いますと、メムメムは魔界に漂う「塵」より魔力がないという救いのなさ。しかも、気が弱くて恥ずかしがり屋な性格で、エロいことが苦手どころか恐怖まで感じて泣いてしまう有様。登場シーンの半分近くは泣いてますから。
本人は一応魂を集めたいという気持ちはあるようですが、まったく成果が現れないために「帰りたい」「やめたい」などと嘆き、終いには「お願いします、魂を下さい」と涙を流しならひゅう太に懇願する始末。
実は本人も自覚してないだけでとんでもない才能を秘めているのではと思いましたが、意外と機動性が高いこと以外はこれといって優れた才能は持っていませんでした。ポンコツ過ぎてほっとけない可愛さがありますね。
すぐに泣いてしまうメムメムちゃんですが、意外と図々しくてすぐ調子に乗ってしまいます。本人は恐らく精一杯ではあると思うんですが、客観的に見ると己に課してるハードルはとにかく低く、全く成果を生んでないにも関わらず手ごたえを得てしまうという甘すぎる自らへの評価。ちょっと褒めれば気分を良くするちょろい子でもあります。
ひゅう太の部屋に勝手だろうと2度訪れたなら、もう3度目は来て当然だと思って普通に不法侵入。何の根拠もないのに「明日は魂もらえるかな」とにこやか。
こんなダメな子なのにどうしても憎めない・・・。放り出したらどこかの路地裏で野垂れ死んでしまいそうな気がして、上でも書いた通りほっとけません。まあ、実際は意外と図太い性格なのでこういうタイプは結構長生きしそうですけどね。
このメムメムちゃんとひゅう太と、周囲の人たちとのコント漫才が笑えます。メムメムちゃんやアパートの大家母娘とグラマラスな先輩悪魔たちのボケに、キレッキレなひゅう太のツッコミが冴え渡ります。ちなみに、メムメムちゃん以外の女性キャラは皆ふくよかな胸が通常装備されています。
怒涛の勢いでボケとツッコミの波が息つく間もなく押し寄せてきますが、全く飽きませんね。小ネタが続くと良い具合で「じぽー!!!!(児童ポルノ法)」などの大きな一発を撃ち込んでくるので、メリハリはできてるかと思います。
深く考える必要なく気楽に楽しませてくれる漫画。とにかくギャグのテンポとノリの良さに終始圧倒され、メムメムちゃんという絶妙なダメっ子設定が見事にハマった作品内容でしたね。
愉快なのはメムメムちゃんだけではなく、脇を固める登場人物たちも強烈なスパイスになってます。先輩悪魔さんも素敵ですが、個人的には大家さん最高・・・私もこんな大家さんのいるアパートに住んでみたい。
個人的には今後へ大きな期待を持てるギャグ&コメディ漫画。2巻以降も楽しみです。
【eBookJapan】 悪魔のメムメムちゃん
↑無料で試し読みできます
悪魔のメムメムちゃん
著者:悪四谷 啓太郎
掲載:ジャンプ+
1巻発売日:2016年11月4日
アパートで1人暮らしをしている男子高校生の小日向日太(ひょうた)。ある日の夜、ひょう太が寝ていると耳元で色っぽい女性の声が聞こえ、これはエロいことをしてくれるサキュバスではないかと期待に胸膨らませて目を開けてみると、そこには思っていたのとは違い過ぎるちんちくりんのお子様悪魔が・・・。しかも、よくよく見れば聞こえていた色っぽい声もラジカセで流してるだけ。
メムメムという名の悪魔は、男を堕落させて魂を奪うためにやって来たようだが、サキュバスとしての能力はないにも等しく、さらに恥ずかしがり屋で気が弱いという淫魔としては致命的な性格。彼女は些細なことにも怯え、震え、泣いてしまうポンコツダメ悪魔だった。
メムに付きまとわれることになったひょう太は、なぜか淫魔の魂集めにまで協力させられる迷惑このうえない事態に・・・。
突然16歳の少年のもとに現れたポンコツサキュバスが、なんか魂を貰えそうだからと毎日しつこく付き纏い、ぐだぐだになりながらも男性から魂を奪うために小さく奮闘する物語。
ダメっ子サキュバスと人間の少年が繰り広げるドタバタコメディ。試し読みしたときから気になっていたので、1巻読んでみました。「ジャンプ」の紹介には‟ちょいエロ”と書かれていましたが、少なくともメムメムからそれを感じることはありませんね。とにかくそのダメっぷりに笑わされる作品です。
健全な男子高校生の前に現れたメムメムちゃんは、男を誘惑して魂を奪うことがお仕事の淫魔・・・のはずなんですが、見た目からは色気の「い」の字も伺えないどっからどう見てもお子様な悪魔。登場時、色っぽいお姉さんを想像していたひゅう太も反応に困っていましたね。
見た目に色気がない時点で淫魔としては致命的な気もしますが、なら魔力でどうにか補えるのかと言いますと、メムメムは魔界に漂う「塵」より魔力がないという救いのなさ。しかも、気が弱くて恥ずかしがり屋な性格で、エロいことが苦手どころか恐怖まで感じて泣いてしまう有様。登場シーンの半分近くは泣いてますから。
本人は一応魂を集めたいという気持ちはあるようですが、まったく成果が現れないために「帰りたい」「やめたい」などと嘆き、終いには「お願いします、魂を下さい」と涙を流しならひゅう太に懇願する始末。
実は本人も自覚してないだけでとんでもない才能を秘めているのではと思いましたが、意外と機動性が高いこと以外はこれといって優れた才能は持っていませんでした。ポンコツ過ぎてほっとけない可愛さがありますね。
すぐに泣いてしまうメムメムちゃんですが、意外と図々しくてすぐ調子に乗ってしまいます。本人は恐らく精一杯ではあると思うんですが、客観的に見ると己に課してるハードルはとにかく低く、全く成果を生んでないにも関わらず手ごたえを得てしまうという甘すぎる自らへの評価。ちょっと褒めれば気分を良くするちょろい子でもあります。
ひゅう太の部屋に勝手だろうと2度訪れたなら、もう3度目は来て当然だと思って普通に不法侵入。何の根拠もないのに「明日は魂もらえるかな」とにこやか。
こんなダメな子なのにどうしても憎めない・・・。放り出したらどこかの路地裏で野垂れ死んでしまいそうな気がして、上でも書いた通りほっとけません。まあ、実際は意外と図太い性格なのでこういうタイプは結構長生きしそうですけどね。
このメムメムちゃんとひゅう太と、周囲の人たちとのコント漫才が笑えます。メムメムちゃんやアパートの大家母娘とグラマラスな先輩悪魔たちのボケに、キレッキレなひゅう太のツッコミが冴え渡ります。ちなみに、メムメムちゃん以外の女性キャラは皆ふくよかな胸が通常装備されています。
怒涛の勢いでボケとツッコミの波が息つく間もなく押し寄せてきますが、全く飽きませんね。小ネタが続くと良い具合で「じぽー!!!!(児童ポルノ法)」などの大きな一発を撃ち込んでくるので、メリハリはできてるかと思います。
深く考える必要なく気楽に楽しませてくれる漫画。とにかくギャグのテンポとノリの良さに終始圧倒され、メムメムちゃんという絶妙なダメっ子設定が見事にハマった作品内容でしたね。
愉快なのはメムメムちゃんだけではなく、脇を固める登場人物たちも強烈なスパイスになってます。先輩悪魔さんも素敵ですが、個人的には大家さん最高・・・私もこんな大家さんのいるアパートに住んでみたい。
個人的には今後へ大きな期待を持てるギャグ&コメディ漫画。2巻以降も楽しみです。
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