2015年10月21日
台風は半時計まわりに風が吹くのはなぜ?
台風は半時計まわりに風が吹くのはなぜ?
低気圧の風の向きを教えるときに、”台風が半時計まわりに風が吹くのは、地球が丸くて地球が自転していることから起こっているんだよ、”と言ってみる。その反応で、この子は理科が得意かどうかだいたいわかります。理科の苦手な子は ”だからどうした”って感じで、ふーん、でおしまい。得意な子は”えー、どうして、”、”そういえば、南半球では ” となります。
苦手な子はテストに出てくる現象だけを覚えようとしますが、得意な子はなんでそうなるかを気にします。理科の得意な子はさらに突っ込んできました。水を溜めたシンクから水を抜くとき、赤道をはさんで、南半球では右回りの渦、北半球では左周りの渦、赤道上では渦ができなかった、ということをTVで見たことがある、といってきた。いかも小学校の時にみた、といってきた。
赤道上はもっとも自転の力(コリオリの力)影響を受けにくいところで、しかも、数メートル移動しただけで、そんな小さい渦に影響を与えるはずはなく、それはトリックである。しかし、私が感心したことは、中学三年にもなって小学生の時にみたその現象を覚えていることに驚いた。そのこと自体を覚えていることに驚いた。小さい頃から面白い現象に興味をもっていて、印象に残ったことでしょう。
その子にはテストの回答テクニックだけでなく、理科の面白さを味あわせながら、教えていきたいと思う今日この頃です。
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