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2023年08月27日

606番:アルト・ハイデルベルク(189)


アルト・ハイデルベルク(189)
𝕬𝖑𝖙 𝕳𝖊𝖎𝖉𝖊𝖑𝖇𝖊𝖗𝖌


−−−−−−−−−−【189】−−−−−−−−−−−−−−−

............Lutz: Folgendes:Seine Durchlaucht haben geruht,
......................Höchstihrem Kammerdiener Herrn Lutz nach
......................Beendigung der Hochzeitsfeierlichkeiten einen
......................dreiwöchigen Urlaub zu gewähren, den Herr
......................Lutz in Kissingen behufs einer leichten Kur zu
......................verbringen gedenkt. Haben Sie verstanden ?

Schölermann:(erstaunt). Jawohl, Herr Lutz.


−−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

.............ルッツ:こういう風に発表してくれ給え:
..........................殿下におかれましてはご成婚の儀完結
..........................の後、かしこくも最高近侍ルッツに3
..........................週間の休暇をお与えになる由にて、ル
..........................ッツ氏はキッシンゲンで軽く湯治を考
..........................慮中とのことと、いいね?

シェーラーマン:(驚いて) かしこまりました、ルッツ様.
 


−−−−−−−−−−−《語彙》−−−−−−−−−−−−−−

geruht:<geruhen (自) ≪zu 不定詞とともに≫
かしこくも〜したまう
Seine Majestät haben geruht, .....zu 不定詞句
    陛下にはかしこくも〜なされた.
Höchstihrem:辞書不掲載→
    Höchst(最高の)+ Ihrem(あなたの〜に)
der Kammerdiener:(複数同形型)[古語]近侍、侍従、従者
Höchstihrem Kammerdiener Herrn Lutz:
    最高近侍ルッツ侍従に
die Beendigung:(弱en) 終結、終了、完成、完結、
   <beenden (他)(et⁴を)終える、完成する、済ます
der Hochzeitsfeierlichkeiten:
辞書不掲載→(Hochzeitsfeier + lichkeiten)
die Hochzeitsfeier:(弱n) 結婚式
lichkeiten:辞書不掲載→lich + keiten
lich:品詞の語尾につけて形容詞を作る;〜lich
   意味は「〜的な」「に関する」
Hochzeitsfeierlich 結婚式の、 結婚式らしい
keiten:女性抽象名詞を作る後綴り:~ keit
尚、ここの格語尾enは女性単数2格語尾.
よってder Hochzeitsfeierlichkeiten は
   「成婚のための一切の行事の」ほどの意味.
    「の」というのはBeendigungにつづくため.
Beendigung der Hochzeitsfeierlichkeiten:
    ご成婚儀式を済ますこと
nach Beendigung der Hochzeitsfeierlichkeiten:
ご婚礼の儀を終えられたあとで  
dreiwöchigen:3週間の
~ wöchig:〜週間の; dreiwöchig / 3週間の、3週間続く
    本文でen がついているのは格語尾で男性4格混合
    混合の覚え方:
    強き者男1女中14あとはすべて円(en)の中 
der Urlaub:(強e)(勤め人の)休暇、帰休
zu gewähren:(zu 不定詞) geruhen の目的語として;
    承諾が与えられること 
    → gewähren:(他)jm...et⁴ 許可する、承諾する
Kissingen:(地名) ドイツBayern州の都市、バート・キ
    ッシンゲン(Bad Bayern)が正式名.尚Kissenが
    寝具であることと音価全体がBettkissenを連想
    させるため、nach Kissingen gehen には「寝る」
    という意味がある.
behufs:(2格支配前置詞)[古語] 〜のために、〜の目的で 
die Kur:(弱en) 治療、療養、保養、湯治
verbringen:(他)(ずっと同じ場所・行為で) 過ごす.
    den Urlaub an der See verbringen
    休暇を海岸で過ごす.
    den ganzen Tag mit Lesen verbringen
終日読書して過ごす
den Herr Lutz:
den は先行するUrlaub の関係代名詞.Herr Lutz
    は1格です.4格ならばden Herrn Lutz となる
    べきところ.そして何よりもその場合、主語が
    不明.ここはden Urlaub Herr Lutz... として読む
のが正解です.
gedenkt:(過去分詞) 「考慮中」と訳しました.
    <denken
普通の文章ならgedenkt hat とちゃんと現在完了
    にするべきところ、おそらく城内告知か新聞か
    の類だと思いますので、「ルッツ氏、考慮中」
    というような伝達表示なのでしょう.
erstaunt:(形、過去分詞) 驚いた、びっくりした


605番:ジュール叔父さん(39)


ジュール叔父さん(39)


−−−−−−−−【39】−−−−−−−−−−−−−−−−

 On partit enfin. Je vois cela comme si c'était
d'hier: le vapeur chauffant contre le quai de
Granville: 
 

−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−

 ついに私たちは出発しました.それはまるで昨日のこ
とのように目に浮かぶのです.グランヴィル港の桟橋に
横づけされた熱気ある汽船:


−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−

vois:(直現1単) <voir 思う、(心で)見る、見える
    目に浮かぶ、心に描く、思い浮かべる
vapeur:(m) @蒸気; ❷汽船
chauffer:(他) 暖める、熱する、
    (自) 暖かくなる、熱くなる
    faire chauffer de l'eau / 湯を沸かす

2023年08月26日

604番:ココット嬢(50)


ココット嬢(50)
Mademoiselle Cocotte



−−−−−−−−−−【50】−−−−−−−−−−−−−−

≪ Il faillit devenir idiot; il fut malade pendant
un mois; et, chaque nuit, il rêvait de sa chienne;
il la sentait qui léchait ses mains; il l' entendait
aboyer.


.−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−

 「彼は白痴になりかけました:一か月間寝込みました.
そして毎晩彼は自分の犬の夢をみました.(夢の中で)
彼は犬が自分の手を舐めていたのを感じていました.
彼は犬が吠えるのも聞こえました.  


.−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−

faillit:[発音 ファイ-イ](単純過去3単) < faillir [ファイイール]
(過去分詞はfailli [ファイーイ])
  現在活用なし;
  不定詞、複合時制、単純過去がほとんど
faillir + 不定詞:危うく〜しそうになる
       もう少しで〜するところだ
idiot(e):(形) ばかな、白痴の
léchait:(半過去3単) < lécher (他) なめる
lécher une glace / アイスクリームをなめる
chien qui lèche la main de son maître /
飼い主の手をなめる犬
aboyer:(自) (犬が)ほえる、唸り声を上げる


−−−−−−−−−−≪文法≫ −−−−−−−−−−−−−−−−−

大丸2 感覚動詞
voir 「見る、見える」、entendre 「聞く、聞こえる」
  sentir 「感じる」などは「感覚動詞」と呼ばれます.
 こういう動詞のあとに不定詞がきて、「…が〜する
のを見る(聞く、感じる)というような節になるとき、
不定詞とその不定詞の主語(同時に感覚動詞の直接補語
になっている)名詞または代名詞との語順は次のように
なります.

(1)不定詞が自動詞のとき:
(a) <感覚動詞−不定詞−名詞> 
  Je vois courir un chien. / 犬が走っているのが見える.
  J'entends siffler le train. / 汽車が汽笛をならしている
  のが聞こえます.

㊟ この場合、<感覚動詞−名詞−不定詞>
Je vois un chien courir. やJ'entends le train siffler .
の語順でも差し支えありません.ただし、不定詞に
  副詞などがついていないときには、ふつう主語名詞
  をあとに置く方が調子がいいとのことです.

(b) <代名詞−感覚動詞−不定詞>
  Je le vois courir. / それが走っているのが見えます.

(2)不定詞が他動詞のとき:
(a) <感覚動詞−名詞−不定詞−不定詞の直接補語名詞>
  Je vois mon frère danser une valse.
兄(弟)がワルツを踊っているのが見えます.
  J'entends Marie chanter une chanson.
私はマリーが歌を歌っているのが聞こえます.

㊟ 感覚動詞の主語になっている名詞(例文では mon frère,
Marie)は不定詞のあとに à または par をそえておくことも
できます.
  J'entends chanter une chanson à (par) Marie.

(b) <代名詞−感覚動詞−不定詞−不定詞の直接補語名詞>
Je le vois danser une valse.
彼がワルツを踊っているのが見えます.

㊟ この場合J'entends chanter une chanson par Marie.
  という文で Marie を代名詞にするとla ではなく
  lui になります.
  Je lui entends chanter une chanson. 

2023年08月25日

603番:アルト・ハイデルベルク(188)

 
アルト・ハイデルベルク(188)
𝕬𝖑𝖙 𝕳𝖊𝖎𝖉𝖊𝖑𝖇𝖊𝖗𝖌


−−−−−−−−−−【188】−−−−−−−−−−−−−−−

..............Lutz: Na, vierzehn Tage noch. (Setzt das Bild
.........................wieder fort.) Lieber Schölermann, es wird
.........................Sie selbst interessieren, und Sie können diese
.........................Nachricht im Schloss verbreiten, aber unter
.........................der Hand und nicht auffällig, ich möchte nicht,
.........................dass davon übertrieben viel Wesens gemacht
.........................würde.


−−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

................ルッツ:ねえ君、あと2週間だぞ.(写真を戻す)
.............................シェーラーマン君、君自身も気になる
.............................ことだろう.このニュースは城中に広
.............................めてよろしい.だが、こっそりとやり
.............................給え.目立たぬようにだ.そのことで
.............................騒ぎ立てられるのは困るよ.



−−−−−−−−−−−《語彙》−−−−−−−−−−−−−−

na:(間) ねえ、おい、(親しみある人に呼びかける時)
fort/setzen:(他) 続ける、続行する; ここではwieder
    を伴い、das Bild wieder fortsetzen で、写真作業
    を再び続ける → (取出した)写真を戻す 
interessieren:(他) (人⁴の関心・興味を)呼び起こす、
(人⁴の)気持ちを惹きつける
die Nachricht:(弱en) 知らせ、通知、報告、消息、便り
von et 3 〜についての
über et⁴〜についての
verbreiten:(他) (噂などを)弘める、広く伝える、
     流布させる、
eine Nachricht über Rundfunk und Fernsehen
ニュースをラジオとテレビで流す
* der Rundfunk (ラジオ放送)
* das Fernsehen (テレビ放送)
auffällig:(形) 目立つ、人目を引く
unter der Hand:こっそりと、ひそかに
übertrieben:(過去分詞) <übertreiben
[…⁴を]誇張する、大げさに言う
Wesens:<das Wesen (同尾式) 本質、存在
   ここでは「騒ぎ」、「大変なこと」という意味のよ
   うだが成句でのみ用いるようです.
   sein Wesen treiben / 騒ぎ回る
   viel Wesens von et.3 machen 〜を重視する
ここでは「大変なことだと言う」
dass davon übertrieben viel Wesens gemacht würde.
そのことにより、大いに本質(婚姻)が誇張されてしま
うこと


602番:ジュール叔父さん(38)


ジュール叔父さん(38)


−−−−−−−−【38】−−−−−−−−−−−−−−−−

 Ce voyage de Jersey devint notre préoccupation,
notre unique attente, notre rêve de tous les instants.


−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 このジェルセイへの旅行は私たちの関心事となり、唯
一の期待となり、絶えざる私たちの夢となったのであり
ます.


..−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−

préoccupation:(f) @ 気がかり、心配事;
   ❷ 関心事
   L'argent est son unique préoccupation.
金銭が彼(女)の唯一の関心事だ.
unique:(形) 唯一の
attente:(f) @ 待つこと、待機;❷ 期待、予想
rêve:(m) ❶ 夢: ❷ 夢想、空想、あこがれ
    songe は文語ですが同義;「夢」
    faire un beau rêve / よい夢を見る
    faire un rêve / 夢を描く
    faire un songe / 夢想する
    réaliser ses rêves de jeunesse /
    若き日の夢を実現する
    La vie n'est qu'un songe. /
    人生は一幕の夢に過ぎない.
    Mon rêve, ce serait d'avoir une maison bien à moi.
私の夢、それは自分の家を持つことだ.
    (まだ見ぬ家なのでune を用いてmaison のあ
    とに所有・所属を示すà を置いてmoi をつける.
    この場合de は使えない.名詞の補語が人称代
    名詞であれば、à用いて de は使わない.
    * C'est un ami de moi. は不可
de tous les instants:絶えざる、不断の


601番:ココット嬢(49)


ココット嬢(49)
Mademoiselle Cocotte



−−−−−−−−−−【49】−−−−−−−−−−−−−−

≪ Alors, pendant cinq minutes, des bulles d' air
vinrent crever à la surface comme si le fleuve
se fût mis à bouillonner; et François, hagard,
affolé, le cœur palpitant, croyait voir Cocotte
se tordant dans la vase; et il se disait, dans
sa simplicité de paysan: “ Qu' est- ce qu' elle
pense de moi, à c' t' e bête ? ”



.−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−

 さて、5分の間、気泡が水面に上がってきてポコポコ
はじけました.まるで川面が沸き立ったようでした.
フランソワは水中の泥の中で身をよじるココットが見
えるような気がして、うろたえ動転し、胸の動悸が激
しく打っていました;彼は自分に言い聞かせた.素朴
な田舎者の考えだった.「ああ、ココットは、あの犬は
私のことをどう思っているだろうか」と.
 


.−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−

bulle:[ビュル](f) あわ、水泡、気泡
crever:[クルヴェ](自) 破裂する、パンクする、 
裂ける、
fleuve:(m) 河、大きな川
bouillonner:[ブイヨネ](自) 沸き立つ、泡立つ、ほとばしる
se fût mis à bouillonner:(接続法大過去3単)
[comme si + 接] あたかも〜のように
   泡立ち始めた
comme si le fleuve se fût mis à bouillonner:
   まるで川が泡を立て始めたように
des bulles d'air vinrent crever à la surface:
   気泡が水面に浮び、はじけた
†hagard(e):[アガール、アガルド](形) 取り乱した、
   血迷った
affolé(e):(形) 気も狂わんばかりの、逆上した、
   夢中の;
   <affoler (他) (恐怖、恋などで) 逆上させる
   動転させる;
s'affoler:(pr) 取り乱す、うろたえる、逆上する   
palpitant(e):[パルピタン(ト)](形) 動悸を打つ、
   ぴくぴくしている、
   cœur palpitant / 高鳴る胸
croyait:(半過去3単) < croire
croire + 不定詞:〜であると信じる、
        〜であると思いこむ
se tordant:(p.pré/pr) < se tordre 体をねじ曲げる、
   身をよじる、
vase:(f) (水底の)泥
   barque enforcée dans la vase
泥の中にはまり込んだボート
simplicité:(f) 素朴、単純さ;
   [文語] 愚かさ

2023年08月24日

600番:アルト・ハイデルベルク(187)


アルト・ハイデルベルク(187)
𝕬𝖑𝖙 𝕳𝖊𝖎𝖉𝖊𝖑𝖇𝖊𝖗𝖌



−−−−−−−−−−【187】−−−−−−−−−−−−−−−

Schölermann:(ist eingetreten, bringt ein Bündel Akten).

............Lutz: Da drüben. Auf den Seitentisch.

Schölermann:(legt die Akten nieder, will wieder gehen).

.............Lutz: Sehen Sie mal hier. (Nimmt ein Bild im
........................Rahmen vom Schreibtisch.) Das Bild ist
........................heute gekommen. Die neueste Aufnahme.

Schölermann: Ah, die Priness ! Die Braut.

.............Lutz: Pompöse Figur, was ?

Schölermann:(bewundernd). Wunderschön, sehr schön.


−−−−−−−−−−− (訳) −−−−−−−−−−−−−

シェーラーマン:(入って来る、書類の束を抱えている).

.............ルッツ:そこに置いてくれ.そのサイドテーブ
...........................ルの上に.

シェーラーマン:(書類を下ろす、そして再び行こうと
...........................する)

.............ルッツ: ちょっとこれを見てくれ.(書類カバ
...........................ンから額縁入りの写真を取り出す.)
...........................この写真がきょう届いたのだ.最新
...........................版の写真だ.

..シェーラーマン:ああ、お妃さまですね.花嫁さまだ.

...............ルッツ: 華やかなお姿でしょう.どうです?

..シェーラーマン:(驚嘆しつつ)何と、実にお美しい.



−−−−−−−−−−−−《語彙》−−−−−−−−−−−−−−

eingetreten:(過去分詞)
   <ein/treten (自s)❶(ある場所に)入る、
    足を踏み入れる;❷起こる、生ずる、現れる
das Bündel:(同形型)@小さな束; A小包、小荷物
die Akte:(弱n) 書類、文書
Seitentisch:(辞書不掲載)(推測で) サイド・テーブル
der Schreibtisch:(強e) 事務机、執務机
der Rahmen:(複数同形) 額縁
die Aufnahme:(弱n) 撮影、写真
die Braut:(変+e) 花嫁、新婦
pompöse:(形) 華やかな、豪華な、
die Figur:[フィグーア](弱en) 容姿、姿
bewundernd:(現在分詞) <bewundern (他) 驚嘆する、
    賛嘆する、感嘆する

599番:ジュール叔父さん(37)


ジュール叔父さん(37)


−−−−−−−−【37】−−−−−−−−−−−−−−−−

Donc, un Français, avec deux heures de navigation, peut
s'offrir la vue d'un peuple voisin chez lui, et étudier
les mœurs, déplorables d'ailleurs, de cette île couverte
par le pavillon britannique, comme disent les gens qui
parlent avec simplicité.



−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 そういうことでフランス人は2時間の航海で隣国イ
ギリスの人々の生活風景を自身に見ることができ、そ
して人々があっさり言ってのけるように、イギリス国
旗で覆われたこの島の風俗・習慣を学ぶことができる.
もっともその風俗・習慣も嘆かわしいもではあるのだが.



..−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−

donc:(接) ❶それ故、したがって、
    ❷一体、それじゃあ、 ❸さて、ところで
s'offrir:自分に〜を提供する
vue:(f) 見晴らし、眺め、景観
   s'offrir la vue 自分自身に風景を提供する
   →自身の目で景色を見ることができる
un peuple voisin chez lui:
   生活の場に於ける隣国イギリス人
mœurs:(f/pl) [発音2通:ムルス, ムール] 風習、風俗、習慣
déplorable:(形) 嘆かわしい、何とも残念な
d'ailleurs:[ダイユール](副句) それに、その上、
     もっとも、ただし
pavillon:[パヴィヨン](m) @ 一戸建ての家、
    A (庭・公園の)あずまや、小亭、離れ
    ❸ (船の)国旗、旗、
    本文では❸の「国旗」の意味で用いられている
britannique:(形) イギリス(人)の
    Britannique (名) イギリス人
île:(f) 島;  île déserte / 無人島
    île flottante / 浮島
    イル・フロッタントというお菓子が
    あるそうです.
couverte:(過去分詞女性形) <couvrir (他) 覆う、包む
avec simplicité:簡単に
comme disent les gens qui parlent avec simplicité:
そしてイギリス人たちがあっさり言ってのけるように、
   



−−−−−−−−−≪注意点≫−−−−−−−−−−−−−−−−−

発音注意:pavillon:[パヴィヨン]
     英語につられて[パヴィリオン]と言わないこと
     スペルが~llonで終わっています.
     ~llion ではないことに注意!
尚、英語のスペルはpavilion です.
     英語のほうはlを重ねないので、ご注意.


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

お詫びと訂正

今回の学習で訂正箇所があります.
les gens をイギリス人たち、と訳しましたが、これが
間違いでした.すみませんでした.この「人々」と
いうのは、フランス人たちかもしれません.あるい
はもっと一般的な人々のことで、comme disent les gens
は「一般に言われているように」と訳します.ここの
les gens はtout le monde に置き換え可能だと思います.
tout le monde はtout がついていても、不特定多数の人
々を指します.つまりles gens に置き換えができる、
ということです.

そういうことで今回の
comme disent les gens qui parlent avec simplicité
の訳は下記のように訂正させていただきます.

誤訳:そしてイギリス人たちがあっさり言ってのける
   ように、
訂正:そしてみんながあっさり言ってのけるように、


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

598番:ココット嬢(48)


ココット嬢(48)
Mademoiselle Cocotte


−−−−−−−−−−【48】−−−−−−−−−−−−−−

Puis tout l' avant du corps s' enfonça, tandis
que les pattes de derrière s' agitaient follement
hors de l' eau; puis elles disparurent aussi.


.−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−

 それから身体の前の部分が(石の重さで)全部沈んでし
まいました.その間後ろ脚をバタバタさせて必死でもが
いていました.そしてついにそのふたつの脚も水中に消
えてしまいました.




.−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−

s'enfonça:< s' enfoncer (pr) はまり込む、溺れる
tandis que ~:〜する間に、〜している時に、
patte:(f) (動物の)脚
derrière:(m) 後部; les pattes de derrière / ふたつの後ろ脚 
agiter:(他) 揺り動かす、振る
s'agitaient:(半過去3複) <s'agiter
自分の身体のある部分を揺り動かす.
follement:(副) 熱烈に、気が狂ったように、無我夢中で
   être follement amoureux / 熱烈に愛している
   A ものすごく、非常に
hors de ~:〜の外に
disparurent:(単純過去3複)
aussi:〜もまた

2023年08月23日

597番:アルト・ハイデルベルク(186)

 
アルト・ハイデルベルク(186)
𝕬𝖑𝖙 𝕳𝖊𝖎𝖉𝖊𝖑𝖇𝖊𝖗𝖌


−−−−−−−−−−【186】−−−−−−−−−−−−−−−

         2. Szene
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Lutz (ist geräuschlos eingetreten, macht sich zu tun.
Dann) Schölermann


............Lutz:(öffnet dem Hofmarschall die Tür). Exzellenhz!

Hofmarschall: Seine urchlaucht ist noch im Park ? Bei
.......................dieser nächtlichen Dunkelheit ?

............Lutz:Jawohl, Exzellenz.

Hofmarschall:Allein ? 

............Lutz:Ja, allein.

Hofmarschall:Allein. Wie immer. Ewig allein. (Er geht mit
......................dem Kammerherrn ab.)


−−−−−−−−−−− (訳) −−−−−−−−−−−−−

 第二場

(ルッツ、物音を立てず、静かに入って来る.
用事をし始める.それから)シェーラーマン.

.ルッツ :(宮内大臣にドアを開けて差し上げる) 閣下

宮内大臣: 殿下はまだ庭園にいらっしゃるのですか?
.................こんなに夜、暗くなったのに?

.ルッツ : さようでございます、閣下.

宮内大臣: おひとりでですか?

.ルッツ : はい、おひとりきりでございます.

宮内大臣: おひとりでですか.いつものように.
.................(侍従と共に退場)




−−−−−−−−−−−−《語彙》−−−−−−−−−−−−−−

geräuschlos:(形) 騒音のない、物音のない、静かな、
        寡黙な
eingetreten:(過去分詞)<ein/treten (自s)(歩いて)入る、
     足を踏み入れる
sich⁴ machen ~:〜にとりかかる
Hofmarschall:式部卿、侍従長、宮内大臣
der Park:(s 型) 庭園 
ewig allein:.ずっとひとりで
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