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2024年03月13日

1094番:2023年7月11日の番外記事

学習仲間各位

2022年12月12日から学習を始めて、ちょうど7か月.
本日無事学習を終了しました.

作品読解学習では、学習用対訳書からの学習と
今回のように、ペーパーバック原書を読むやり方が
ありますが、当然原書を読むほうが大変です.
登山にたとえると、案内版やロープや手すりがついている
のが対訳書.何もないのが原書.

何もないとはいうものの、学習が進むうち、1冊1冊定訳本を
入手して、学習終了前には3冊持っていました.
ここまで揃うと対訳書学習とほぼ同じ条件の学習になります.
なのですが、やはり文法事項の説明を求めるなら、たい焼き…ではなく
対訳書学習がいいですね.
さて「ハリエット嬢」の次は何を読もうか迷っているところです.

1093番:削除した番外記事のうち、残す記事を「過去記事」として入れ直します.

番外ニュースでございます.

ハリエット嬢の別の訳本をついに見つけました.
しかも、同時に2冊も!どちらもアマゾンで見つけました.

そして
もちろん、購入しました.(ただし中古本)

買ったのは

「ロックの娘・ミスハリエット」(岩波文庫・川口訳・昭和31年)
「モーパッサン短編集」(ちくま文庫・山田訳2009年)

それでさっそく私ゴタぴょんが困って訳した「タコの足」の箇所を
見てみました.そしたら、そのまま「ランプのホヤ」となっていました.

うーん、正解は「ランプのホヤ」でしたか!
ちなみに先に入手した「ミス・ハリエット」(パロル舎、石田訳)
では「手提げランプ」でした.

でもどうしても「ランプのホヤ」や「手提げランプ」から「乱れ髪」
が想像できませんのでこのまま、孤軍奮闘して「タコの足」で頑張ります.

たぶんね、ランプのホヤというより、その電球の中のフィラメント
があるじゃないですか.あれって、クルクル巻き毛のようになっていますけど、
あれのことを言っているんだとおもいます.

モーパッサンがご存命ならぜひお聞きしたいところでございますが、
天国まで聞きに行ったら、帰って来られなくなりますので、このまま
「タコの足」…もしくは「フィラメント」にしたいですね.

と、こう書いているうちに確信しました.あれはコイル状になった
フィラメントのことで、それが頭からタコの足のように何本も
ぶらんぶらん垂れ下がっていたんでしょう.

だから「モップの先」と訳しても正解だと思います.

モーパッサンの生没は、
誕生が1850年8月5日
活動期が1880年頃から没年まで
そして
1893年7月6日夭折.(42歳)

今学習中の『ハリエット嬢』は11884年の作品です.
尚、仏文学概論で言及される和訳名は多くが
「ミス・ハリエット」
となっています.「イギリス人女性」を
テーマにしているため敢えてMiss を強調させたいためでしょう…
なのでその2年前に発表した女性名をタイトルにした作品「フィフィ」
では、「マドモワゼル・フィフィ」となっています.

最後に、作品名をあげる場合は、『二重かっこ』でくくるのが標準と
されています.今後はなるべくそうしましょう.


ので

1092番:記事番号振り付け作業中間報告(2)

作業中間報告(2)

学習仲間各位

過去記事の中にはなぜだか、ロシア語と中国語の学習の爪痕がありました.
ロシア語はマトリョーシュカがウエイトレスさんになって、ぼくに料理を
運んでくれた夢を見たのがきっかけで、始めましたが、すでに挫折してお
ります.中国語のほうは、中国語の文法、たとえば把構文などがフランス
語解釈のヒントになると思ったため始めたのですが、こちらもすでに挫折
して学習放棄しております.なので削除しようと思ったのですが、逆に、
みなさま方の中には、これがきっかけで、中国語やロシア語の道に進まれ
る方もいらっしゃるかもしれないと思い、そのまま残すことにしました.

作業はあまりはかどっていません.只今200番まで手入れが終わった
ところです.せっかくなので、ここまでの目次を控えました.次の通り
です:
5号館・目次

0001番: ハリエット嬢(1)
0002番: ハリエット嬢(2)
0003番: ハリエット嬢(3)
0004番: ハリエット嬢(4)
0005番: ハリエット嬢(5)
0006番: ハリエット嬢(6)
0007番: ハリエット嬢(7)
0008番: ハリエット嬢(8)
0009番: ハリエット嬢(9)
0010番: ハリエット嬢(10)
0011番: ハリエット嬢(11)
0012番: ハリエット嬢(12)
0013番: ハリエット嬢(13)
0014番: ハリエット嬢(14)
0015番: ハリエット嬢(15)
0016番: ハリエット嬢(16)
0017番: ハリエット嬢(17)
0018番: ハリエット嬢(18)
0019番: ハリエット嬢(19)
0020番: ハリエット嬢(20)
0021番: ハリエット嬢(21)
0022番: ハリエット嬢(22)
0023番: ハリエット嬢(23)
0024番: アルト・ハイデルベルク(1)
0025番: ハリエット嬢(24)
0026番: アルト・ハイデルベルク(2)
0027番: アルト・ハイデルベルク(3)
0028番: ハリエット嬢(25)
0029番: アルト・ハイデルベルク(4)
0030番: ハリエット嬢(26)
0031番: アルト・ハイデルベルク(5)
0032番: アルト・ハイデルベルク(6)
0033番: ハリエット嬢(27)
0034番: アルト・ハイデルベルク(7)
0035番: ハリエット嬢(28)
0036番: アルト・ハイデルベルク(8)
0037番: ハリエット嬢(29)
0038番: アルト・ハイデルベルク(9)
0039番: ハリエット嬢(30)
0040番: アルト・ハイデルベルク(10)
0041番: ハリエット嬢(31)
0042番: アルト・ハイデルベルク(11)
0043番: ハリエット嬢(32)
0044番: アルト・ハイデルベルク(12)
0045番: ハリエット嬢(33)
0046番: アルト・ハイデルベルク(13)
0047番: ハリエット嬢(34)
0048番: アルト・ハイデルベルク(14)
0049番: ハリエット嬢(35)
0050番: アルト・ハイデルベルク(15)
0051番: ハリエット嬢(36)
0052番: アルト・ハイデルベルク(16)
0053番: ハリエット嬢(37)
0054番: アルト・ハイデルベルク(17)
0055番: ハリエット嬢(38)
0056番: アルト・ハイデルベルク(18)
0057番: ハリエット嬢(39)
0058番: アルト・ハイデルベルク(19)
0059番: ハリエット嬢(40)
0060番: アルト・ハイデルベルク(20)
0061番: ハリエット嬢(41)
0062番: アルト・ハイデルベルク(21)
0063番: ハリエット嬢(42)
0064番: アルト・ハイデルベルク(22)
0065番: ハリエット嬢(43)
0066番: アルト・ハイデルベルク(23)
0067番: ハリエット嬢(44)
0068番: アルト・ハイデルベルク(24)
0069番: ハリエット嬢(45)
0070番: アルト・ハイデルベルク(25)
0071番: ハリエット嬢(46)
0072番: アルト・ハイデルベルク(26)
0073番: ハリエット嬢(47)
0074番: アルト・ハイデルベルク(27)
0075番: ハリエット嬢(48)
0076番: アルト・ハイデルベルク(28)
0077番: ハリエット嬢(49)
0078番: アルト・ハイデルベルク(29)
0079番: ハリエット嬢(50)
0080番: アルト・ハイデルベルク(30)
0081番: ハリエット(51)
0082番: アルト・ハイデルベルク(31)
0083番: ハリエット嬢(52)
0084番: アルト・ハイデルベルク(32)
0085番: ハリエット嬢(53)
0086番: アルト・ハイデルベルク(33)
0087番: ハリエット嬢(54)
0088番: アルト・ハイデルベルク(34)
0089番: ハリエット嬢(55)
0090番: アルト・ハイデルベルク(35)
0091番: ハリエット嬢(56)
0092番: アルト・ハイデルベルク(36)
0093番: ハリエット嬢(57)
0094番: アルト・ハイデルベルク(37)
0095番: ハリエット嬢(58)
0096番: アルト・ハイデルベルク(38)
0097番: ハリエット嬢(59)
0098番: アルト・ハイデルベルク(39)
0099番: ハリエット嬢(60)
0100番: アルト・ハイデルベルク(40)
0101番: ハリエット嬢(61)
0102番: アルト・ハイデルベルク(41)
0103番: ハリエット嬢(62)
0104番: アルト・ハイデルベルク(42)
0105番: ハリエット嬢(63)
0106番: アルト・ハイデルベルク(43)
0107番: ハリエット嬢(64)
0108番: アルト・ハイデルベルク(44)
0109番: ハリエット嬢(65)
0110番: アルト・ハイデルベルク(45)
0111番: ハリエット嬢(66)
0112番: アルト・ハイデルベルク(46)
0113番: ハリエット嬢(67)
0114番: アルト・ハイデルベルク(47)
0115番: ハリエット嬢(68)
0116番: アルト・ハイデルベルク(48)
0117番: ハリエット嬢(69)
0118番: アルト・ハイデルベルク(49)
0119番: ハリエット嬢(70)
0120番: アルト・ハイデルベルク(50)
0121番: ハリエット嬢(71)
0122番: アルト・ハイデルベルク(51)
0123番: ハリエット嬢(72)
0124番: アルト・ハイデルベルク(52)
0125番: ハリエット嬢(73)
0126番: アルト・ハイデルベルク(53)
0127番: ハリエット嬢(74)
0128番: アルト・ハイデルベルク(54)
0129番: ハリエット嬢(75)
0130番: アルト・ハイデルベルク(55)
0131番: ハリエット嬢(76)
0132番: アルト・ハイデルベルク(56)
0133番: ハリエット嬢(77)
0134番: アルト・ハイデルベルク(57)
0135番: ハリエット嬢(78)
0136番: アルト・ハイデルベルク(58)
0137番: ハリエット嬢(79)
0138番: アルト・ハイデルベルク(59)
0139番: ハリエット嬢(80)
0140番: アルト・ハイデルベルク(60)
0141番: ハリエット嬢(81)
0142番: アルト・ハイデルベルク(61)
0143番: ハリエット嬢(82)
0144番: アルト・ハイデルベルク(62)
0145番: ハリエット嬢(83)
0146番: アルト・ハイデルベルク(63)
0147番: ハリエット嬢(84)
0148番: アルト・ハイデルベルク(64)
0149番: ハリエット嬢(85)
0150番: アルト・ハイデルベルク(65)
0151番: ハリエット嬢(86)
0152番: アルト・ハイデルベルク(66)
0153番: ハリエット嬢(87)
0154番: アルト・ハイデルベルク(67)
0155番: ハリエット嬢(88)
0156番: アルト・ハイデルベルク(68)
0157番: ハリエット嬢(89)
0158番: アルト・ハイデルベルク(69)
0159番: ハリエット嬢(90)
0160番: アルト・ハイデルベルク(70)
0161番: ハリエット嬢(91)
0162番: アルト・ハイデルベルク(71)
0163番: ハリエット嬢(92)
0164番: アルト・ハイデルベルク(72)
0165番: ハリエット嬢(93)
0166番: アルト・ハイデルベルク(73)
0167番: ハリエット嬢(94)
0168番: アルト・ハイデルベルク(74)
0169番: ハリエット嬢(95)
0170番: アルト・ハイデルベルク(75)
0171番: ハリエット嬢(96)
0172番: アルト・ハイデルベルク(76)
0173番: ハリエット嬢(97)
0174番: アルト・ハイデルベルク(77)
0175番: ハリエット嬢(98)
0176番: ハリエット嬢(99)
0177番: アルト・ハイデルベルク(78)
0178番: 中国語文法(1)
0179番: 中国語文法(2)
0180番: ハリエット嬢(100)
0181番: アルト・ハイデルベルク(79)
0182番: 中国語会話(1)(2)
0183番: ハリエット嬢(101)
0184番: アルト・ハイデルベルク(80)
0185番: 中国語文法(3)復習
0186番: 中国語文法(4)
0187番: 中国語会話(3)
0188番: ロシア語(1)
0189番: ハリエット嬢(102)
0190番: アルト・ハイデルベルク(81)
0191番: 中国語文法(5)
0192番: 中国語会話(4)(5)
0193番: ロシア語(2)
0194番: ペルシャ語(1)
0195番: 射G英雄伝(1)
0196番: ハリエット嬢(103)
0197番: アルト・ハイデルベルク(82)
0198番: 中国語文法(6)
0199番: 中国語会話(6)
0200番: ロシア語(3)

過去記事は検索窓で出すことができますが、目次一覧が
あればもっと便利かと思い、このまま削除せず残しておきます.

1091番:アルルの女(30)


アルルの女(30)
L'ARLÉSIENNE



−−−−−−−−−−【30】−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Il s'était dit,* le pauvre enfant : ≪ Je l'aime trop ...Je
m'en vais ...≫ Ah ! misérables cœurs que nous sommes !
C'est un peu fort pourtant que le mépris ne puisse pas tuer
l'amour ! ...

−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

哀れな青年、ジャンは思った。「僕は彼女をあまりにも愛して
しまった。死んでしまおう・・」 ああ、私たちの心は何と情け
ないものなのだろう。軽蔑で恋愛の炎を消せないなんて、少し悲し
すぎる。


−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

s'était dit 大過去 < se dire 思う、 考える
mépris (m) 軽蔑
je m'en vais 死んでしまおう <s'en aller 立ち去る
    ここでは「(この世を)立ち去る =死ぬ」の意味。
Ah ! misérables cœurs que nous sommes !
quels はないが、que と倒置で感嘆文になっている。
何と私たちは哀れな心をしているんだろう!


−−−−−−−−−−≪テキスト註釈≫−−−−−−−−−−−−−−−−−

mon Janet:Jan(標準語ではJean とつづる)の指小辞、
愛称

1090番: ボヴァリー夫人(27)


Gustave Flabert
Madam Bovary
ボヴァリー夫人

ボヴァリー夫人(27)


       
−−−−−−−−【27】−−−−−−−−−−−−−−

Bel homme, hâbleur, faisant sonner haut ses
éperons, portant des favoris rejoints aux
moustaches, les doigts toujours garnis de
bagues et habillé de couleurs voyantes, il
avait l'aspect d'un brave, avec l'entrain facile
d'un commis voyageur.



.−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−

美男子で自信家で、高らかと拍車を鳴らし、頬ひげが口
髭までつながってる顔だった.指にはいつも指輪が複数
はめられおり、服装は色の派手なものだった.また見て
くれは勇者らしき様相を呈してはいたが、セールスマン
特有の、軽々しい熱弁をふるう人だった。




−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−

bel homme:(m) 色男、美男子
bel はbeau の男性第2形 (次のh が無声のため)
hâbleur(se):(n) 自慢家、ほら吹き、
faisant:[フザン](p.pré) < faire
sonner:(自/他) 鳴る、鳴らす
haut:(副) 高く
éperon:(m) 拍車
portant:(p.pré) < porter (他) (髭など)を生やしている
favoris:(m/pl) 頬ひげ、もみあげ:
    < favori (m) (王侯の)寵臣
rejoints:(p.passé/m/pl) つながった:
    (à に)つながった、接合した
    < rejoindre (他) と合流する、
    と再び一緒になる; 
moustache:(f) 口ひげ:
    porter la moustache / 口ひげを生やしている
porter des moustaches / 口ひげを生やしている
doigt:(m) (人の手の)指 
garnis:(p.passé/pl/m) <garner (他)
   <garner A de B > AにBをつける、
AにBを入れる、AにBを備え付ける
bague:[バーグ](f) 指輪
habillé:(p.passé) < habiller
voyant(e):(形) (遠くからでも)目立つ、派手な
   couleur voyante / 派手な色
de couleurs voyantes:派手な色の
aspect:[アスペ](m) 様子、外観、姿
brave:(形) ❶【名詞の後】勇敢な、
   homme brave 勇敢な人、
   ❷【名詞の前】律儀な、正直な、まじめな;
   ❸【名詞の前、ときに後ろ】お人好しの、
     ばか正直な;
brave:(m) 勇者;(本文は不定冠詞があり、この意味)
   un braver entre les braves / 勇者の中の勇者
   l'aspect d'un brave / 勇者然とした姿
entrain:[アントラン](m) 元気、活気、熱
facile:
commis:(m) 店員
commis voyageur:セールスマン、外交販売員


2024年03月11日

1089番:ナナ(17)(エミール・ゾラ)


Émile Zola
−Nana−

ナナ(17)



−−−−−−−−−【17】−−−−−−−−−−−−−−−−−

Par les trois grilles ouvertes, on voyait passer
la vie ardente des boulevards qui grouillaient
et flambaient sous la belle nuit d'avril. Des
roulements de voiture s'arrêtaient court, des
portières se refermaient bruyamment, et du
monde entrait, par petits groupes, statioonnant
devant le contrôle.


..−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−

3つの開かれた格子扉の出入り口からは、4月の晴れた
夜空の下、大通りを行き交う人々の活気溢れる姿が見ら
れた.車の車輪の音が急に止まり、車のドアがバタンと
騒々しく閉まったりしていた.そうして、みんなは三々
五々、小グループごとに館内に入ってきては、検札カウ
ンターで立ち止まっていた.

た.


..−−−−−−−−−⦅語句⦆−−−−−−−−−−−−−−−

grille:[グリーユ](f) 鉄格子(の門)、(公園などの)鉄柵、
ardent(e):(形) 熱い、燃えるような、❷激しい、熱烈な、
   ❸[à に]熱心な、情熱的な
boulevard:[ブールヴァール](m) 並木のある大通り、
  (昔の城壁跡にできた環状道路)
vie:(f) 生命、生気、活気
la vie ardente des boulevards:
grouillaient:(3複半過去) < grouiller (自) うごめく
   うようよする、群がる
   La foule grouille sur la place. / 広場には群衆がひし
   めいている. 
flambaient:(3複半過去) < flamber (自) 燃え上がる、
   炎を上げて燃える、
roulement:(m) ❶転がすこと、回転;
   ❷車の走る音、車輪のひびき、
court:(副) ❶短く;❷突然、急に、
portière:(f) (乗り物の)扉、昇降口
se refermaient:(半過去3複) < se refermer (pr) 閉まる
閉じる
bruyamment:[ブリュイヤマン](副) 大きな音を出して、
   騒々しく、
entrait:(半過去3単) < entrer (自) 入る
par petits groupes:小人数ずつ、少人数に分かれて、
stationnant:(p.pré) < stationner (自)(人が)止まる
   (車が)止まる、駐車する
contrôle:劇場入口の検札所
devant le contrôle:検札所前



−−−−−−−−−≪解釈≫−−−−−−−−−−−−−−−

日本語に二字熟語、四字熟語があるように、フランス語
の文章解釈は、結構これに似ていて、解釈できなければ
ちんぷんかんぷんになります.
on voyait passer la vie ardente des boulevards.

まず、直訳しますと、大通りの燃えるような活気が見え
た.まあ、これでわからないということはありませんが、
もっと親切に日本語に沿わせると、まずpasser.「活気」
が通り過ぎるというのは変てこです.ここは活気あふれ
る人の姿が行き交うこと.それがon voyait 見えたわけ
です.

2024年03月10日

1088番:「湖畔」(41)(シュトルム作)


湖畔(41)
IMMENSEE(41)


−−−−−−−−−【41】−−−−−−−−−−−−−−−

Als er nach Hause gekommen war, wußte
er sich einen kleinen Pergamentband mit vielen
weißen Blättern zu verschaffen; auf die ersten
Seiten schrieb er mit sorgsamer Hand sein erstes
Gedicht.


−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−

彼が家に帰ったときは、彼は自分用に多くの白い葉用紙
を使って1冊の小さな羊用紙のノートを作り上げた;
その最初のページに彼は注意深く彼の処女作となる詩を
書いた.


−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−

Pergamentband:辞書不掲載→ Pergament + band
das Pergament:(複なし) 羊皮紙
das Band:(変E式) 巻、冊
Blättern:(複3格) < das Blatt (変E式) 葉
verschaffen:(他) 手に入れる、調達する
er sich:このsich は3格、「彼は自分用に」
wußte...zu verschaffen:作り上げた
mit vielen weißen Blättern:多くの白い葉用紙を使って
einen kleinen Pergamentband:1冊の小さな羊用紙のノー
   トを
sorgsam:(形) 注意深い、念を入れた、心配りのゆきと
   どいた、いたわりのこもった
das Gedicht:(E式) 詩、



−−−−−−−−−−≪テキスト脚注≫−−−−−−−−−−−−−−

wußte.....zu verschaffen = konnte versvchaffen

1087番:ロンドリ姉妹(37)


ロンドリ姉妹(37)



−−−−−−−【37】−−−−−−−−−−−−−−−

Comme il était trop tard pour qu'il changeât
d'avis, je répliquai:≪ Il ne fallait pas venir. ≫
Il ne répondit point.Mais une envie de rire
me prit en le regardant tant il avait l'air furieux.
Il ressemble certainement à un écureuil.


.−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−

 ポールが意見を変えるなんて、もう遅すぎたことだっ
たので、こう言ってやった:「来るべきじゃなかったね.」
 ポールは一切返事をしなかった.しかし彼のふてくさ
れた様子を見ていると、笑い出したくなった.その顔は
たしかに、リスそっくりだったのだ.




..−−−−−−−−⦅語句⦆−−−−−−−−−−−−−−−−

répliquai:(1単単純過去) < répliquer (他)
(相手に)言い返す、反論する、抗弁する、
口答えする、
− Je n'ai rien à répliquer. /
   −反論することは何もありません.
furieux(se):(形) 激怒した、激昂した、怒り狂った
écureuil:[エキュルイユ](m) リス
certainement:(副) たしかに



1086番:ロックの娘(35)


ロックの娘(35)
La petite Roque


−−−−−−−−−【35】−−−−−−−−−−−−−
   
Son tempérament fougueux lui avait souvent
attiré des affaires pénibles dont le tiraient
toujours les magistrats de Roüy-le-Tors, en
amis indulgents et discrets.

 
.−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−

村長の激昂する気質はしばしば彼をして事件を引き起こ
しめたが、そのたびにロユイ=ル=トール の司法官たち
は温情を持って寛容に穏便に処置をするのだった.
 

.−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−

tempérament:[タンペラマン](m) 気質、体質、
fougueux(se):[フジュー(ズ)](形) 激昂した、激烈な
attiré:(p.passé) < attirer (他) 引き寄せる、引き付ける、
    招く、もたらす、引き起こす
affaire:(f) 問題、事、事件、面倒
pénible:(形) つらい、骨の折れる、いやな、
tiraient:(半過去3複) < tirer (他) 引く
ここでは「事件の幕を引く」
magistrat:[マジストラ](m) 司法官、判事
Roüy-le-Tors:(物語の地名) ロユイ=ル=トール
en ami:友として、「温情をもって」と訳しました.
indulgent(e):[アンデュルジャン(ト)](形) 寛大な、寛容な
discret(ète):[ディスクレ(ット)](形) 控えめな、秘密を守る

2024年03月09日

1085番:アルルの女(29)

 
アルルの女(29)
L'ARLÉSIENNE
アルルの女


−−−−−−−−−−−【29】−−−−−−−−−−−−−−−−−

Il monte au grenier * ; elle monte derrière lui :

−−Mon fils, au nom du ciel !

Il ferme la porte et tire le verrou.

−−Jan, mon Janet, réponds-moi. Que vas-tu faire ?

A tâtons; de ses vieilles mains qui tremblent, elle
cherche le loquet...Une fenètre qui s'ouvre, * le bruit d'un
corps sur les dalles de la cour, et c'est tout ...


−−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ジャンは屋根裏部屋に上がった*。母親も後を追って上がった。

−−お前、後生だよ。待っておくれ。
 
ジャンは扉を閉めた。

−−ジャン、私のジャン、返事をしておくれ。
ジャン、どうする気なのだい?

震える老いたその手で探りながら、母親は掛け金を探しました...
窓が開き、中庭の石畳の上に体が落ちた音がしました。
それっきりでした。


−−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
grenier (m) 屋根裏部屋、(屋根裏の)物置
   A 屋根裏の穀物倉庫
verrou (m) 差錠、ラッチ、
tire le verrou は「差錠をはずす」と辞書には載せていますが
   ここでは逆で掛ける、という意味になります。
tirer の方に「開ける」と「閉める」の両方の意味があります。
    なので、どのような構造になっているかで、
    tirer の本来の意味「引く」ことで、「開く」のか
   「閉まる」のかは、変わってきます。  
loquet (m) 掛け金 この掛け金が見つかれば、反対側からも
   開けられる扉だったのでしょうか。
   文面だけでは、詳細はわかりません。 
Une fenètre qui s'ouvre, * 開く窓、と言う語順ですが、早いテンポ
   で物語が展開するのでそうしています。ここも本来の
   語順で「窓が開いた。」と訳します。 
mon Janet:Jan (標準語では Jean とつづる) の縮小辞、愛称.


−−−−−−−−−−−≪文法≫−−−−−−−−−−−−−−−−−    

(il monte. 現在形になっていますが、il monta のこと)
ここから数行は、この物語のクライマックスで、
臨場感が必要です。そこで「手に汗握る」この場面は
現在形にわざと置かれています。以下現在形が続きますが
訳のほうは、過去で統一しておきます。

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はじめまして.ゴタぴょんと申します.通訳ガイド(英語)をしております.というかしていました.コロナの影響で現在仕事はありません.毎日ヒマなので、語学学習をしております.学習したノートを公開しますので、どうぞ、ご一緒に!
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