布団から起き上がることが非常に困難です。
体を横たえているのが唯一の安らぎの時間ですが、その間も不安、恐怖に苛まれるので薬で抑えて何とかしのいでいます。
そんな具合ですが、この月曜日に仕事の打ち合わせに行ってきました。
日曜日に知り合いが紹介してくれた技術文書のチェックの仕事です。
ちなみにこの知り合いは私が鬱病であることも知っていますが、時々こういう仕事がある時に声を掛けてくれます。
本当にありがたいことです。
体調は決して良くはありませんでしたが、せっかくの好意なので受けました (今、思い返してみると、こういう判断の仕方って非常にまずいと思います)。
月曜日の午前中に、お客様から、今日の午後 4 時くらいから会社で打ち合わせをしませんかと電話がありました。
この日は珍しく早い時間に目が覚めていたし、体調も良好に思えたので大丈夫です、よろしくお願いしますと答えました。
現在午前 10 時、お客様の会社まで 1 時間あれば十分行けるので 4 時からの打ち合わせのためには余裕を見て 2 時半くらいに家を出れば大丈夫。そう思いました。
それまでの時間は打ち合わせの準備にも使えますし。
しかし、それから頭の中におかしな考えが浮かんできました。
外での、お客様と直接会っての打ち合わせ。
もし過呼吸や対人恐怖によるパニックの発作が起こったらどうしよう・・・
お客様とちゃんとコミュニケーションを取って仕事の話を進められるのだろうか・・・
今回の仕事、自分の技術力で対応できるのだろうか・・・
納期を守れるのだろうか・・・
そんな後向きのことばかりを思ってしまい、寝込んでしまいました。
呼吸が粗くなり、不安と恐怖で体が震えます。
寝込んでいる場合ではない。起きなければ。
体調を整えるために頓服を飲みました。
30 分ほどすると気持ちが落ち着きますが、しばらくするとまた不安と恐怖が襲ってきます。
どうしよう。こんな仕事を引き受けるのではなかった。絶対に打ち合わせなど行けない。
もう、お客様と、仕事を紹介してくれた知り合いには、自分が死んでお詫びをするしかない。
どうしていきなり「死んでお詫び」になるのか、体調が快復した後から振り返ると信じられない思考パターンですが、体調が沈んでいる時には本当にこういう愚かで短絡的な思考しかできなくなってしまうのです。
私が極端に臆病で小心で自信が無いためかとも思います。
時計を見ると午後 1 時になっていました。家を出る予定の 2 時半まであと 1 時間半。
しかし、当の本人は布団の中で不安と恐怖にガタガタと震えている。
どうやって死のうかとすら考えている。
このブログで何度も書いた気がしますが、私は弱過ぎます。脆過ぎます。
何とかしてこれを克服しないと、この先、生きていくことなどできないでしょう。
それに、「死んでお詫び」などと思い詰めているように書きましたが、実際にはまず死なないと思っています。
本当に私が恐れている自殺念慮と異なり、こういう漠然と死ぬしかないと思っている時には、死のうか生きようかと頭の中で堂々巡りをしているうちに死ぬ気は薄れてしまいますから。
そしてしばらくするとまた死ぬしかないと思い始め、堂々巡りが繰り返されるわけです。
脳味噌の無駄遣いです (笑)。
2 時過ぎ、もうギリギリになった時にたまたまトイレに行きたくなり、起き上がってトイレに行きました。
トイレにいる間に、ここで起きなければもう 2 時半までに起き上がって出かけるのは不可能という考えから、強引に起き上がるために冷蔵庫にあった焼酎をコップ半杯ほど一気にあおりました。
これから仕事に臨むにあたり、酒を飲むなどは言語道断、あってはいけないことです。
自分が恥ずかしい。駄目人間だと思いました。
しかし、あくまでこの日に限ってのことですが、その後、酒の勢いでスーツに着替えて仕事に出かけ、打ち合わせに無事参加することができたのです。
でもなあ・・・ 酒の力を借りて布団から起きて仕事に出かける。
これは私が以前会社に勤めていた時、鬱で休職に至る前に取っていた行動と同じじゃないか。
一体いつになったらこの病から解放されるのだろう。
あるいは、どうやって病と付き合っていったらいいのだろう。
今日、夕方にチェックした文書をお客様に送って仕事は一区切り付きました。もし問題があったら明日、お客様から連絡があることになっています。
仕事をとりあえずやり遂げた充実感も少しはありました。
しかし、酒の力を借りないと行動できない自分を責める声が心の中から湧き上がってきます。
堪え難いです。苦しいです。
あらゆることに対して、自分に何の自信も持てません。
人が、社会が、世の中が怖いです。
何か、酒ではない、自分を奮い立たせる力が内から出てくるようになりたい。
心の力が欲しいです。
地道に一歩一歩進んでいくしかないのでしょうね。
疲労感が激しいので今日はもう寝ます。
ぐっすり寝て、また気持ちよく目覚めたいです。
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