2014年02月07日
失敗を表彰、恋人の誕生日に休暇… 会社の「ゆとり世代対策」に賛否
2014年2月5日に放送された「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)で、マーケティング評論家の牛窪恵さんが「会社のゆとり世代対策」を紹介していた。
「平等・公平を好む」「打たれ弱い」「プライベート重視」といった、この世代の性格を考慮した会社の対策に、視聴者からは賛否の声があがった。
ゆとり世代とは、小中学校で2002年度、高等学校で2003年度に施行された、いわゆる「ゆとり教育」を受けた世代のこと。知識偏重の詰め込み教育を受けておらず、1987年度生まれが「ゆとり第一世代」と呼ばれる。
飲み会出席にポイント付与で「離職率低下」
そんなゆとり世代には、上司が飲みに誘っても「見たいテレビがある」「豆腐の賞味期限が今日なので行けない」といった理由で断る若者もいるという。そこで考えられたのが、飲み会に参加すると「ポイント」が付与される制度だ。
飲み会に参加すると「景品」や「グリーン券」「現金」などに交換できるポイントがもらえ、飲み会に参加するだけで2〜3万円ほど稼いでいる社員もいる。
司会の明石家さんまさんは、「先輩に『ちょっと行こか〜』と誘われたら絶対に断れなかった」といい、出演者もそれに同調していた。
しかし、ポイント制を実際に導入した会社は、離職率が15%から5%に減ったという。採用費や教育コストのロスを考えると、会社はかなり大きな効果を上げたということになる。
ゆとり世代のために、失敗を表彰する会社まである。ある旅行会社では、新入社員が年の差婚カップルに「親子旅行」を勧め、クレームを受けてしまった。
これを会社は、「失敗によって『同行者との関係性を最初に尋ねる』というルールができた」と評価し、役員会から金一封と景品とともに表彰した。「この制度を導入して、離職率が3分の1になった会社もある」と牛窪氏は言う。
ほかにも、会議の席順を「クジ引き」や「アプリ」で決めたり、有給休暇以外に大切な人の誕生日などに休める「恋愛休暇」を設けたり。「親が社員旅行についてくる会社」もあった。「我が子の昼食を報告できるシステム」には、「夕食の献立で子供の栄養バランスを考えるのに役立つ」など高評価が寄せられているという。
「ゆとり以外でも打たれ弱い人いるわ」と反発も
番組は全般的に、ゆとり世代に否定的。ツイッターにも、
「なんなの!もう気持ち悪い。こんなヒョロイ人間が増えてるとかやだ」
「恋愛休暇とか私の職場ではありえん…有休もろくにとらせてくれないのに…」
「まじゆとり。笑 そんなんで辞めるなら就職しなきゃいいwww」
と批判する声があがっている。これには、ゆとり世代側から反発の声があがった。
「ゆとり教育決めたの当時の大人達だし、(私たちは)むしろゆとり教育の被害者よね。知らんがな!って話」
また、「ゆとり以外でも打たれ弱い人いるわ」など、挙げられた特徴が他の世代にも当てはまるという声も。
キャリコネの口コミにも、ゆとり世代の後輩が「平気で残業を拒否し退社する」と、大手ITゼネコンの社員が苦言を呈している。
「あまり仕事を頑張りたくないようで、残業をして仕事を片づけなくてはいけない理由をイチイチ説明しなければいけないというのは非常に辛いです」。
しかし、豊かな時代に生まれ育ったこの世代が、我慢を嫌い、嫌な会社に長く勤める必要がないと考えるのは、ある意味で当然だ。会社が彼らを引き止めたければ、それなりの材料を用意するのは当然ではないか。
ガジェット通信より引用しました。
「平等・公平を好む」「打たれ弱い」「プライベート重視」といった、この世代の性格を考慮した会社の対策に、視聴者からは賛否の声があがった。
ゆとり世代とは、小中学校で2002年度、高等学校で2003年度に施行された、いわゆる「ゆとり教育」を受けた世代のこと。知識偏重の詰め込み教育を受けておらず、1987年度生まれが「ゆとり第一世代」と呼ばれる。
飲み会出席にポイント付与で「離職率低下」
そんなゆとり世代には、上司が飲みに誘っても「見たいテレビがある」「豆腐の賞味期限が今日なので行けない」といった理由で断る若者もいるという。そこで考えられたのが、飲み会に参加すると「ポイント」が付与される制度だ。
飲み会に参加すると「景品」や「グリーン券」「現金」などに交換できるポイントがもらえ、飲み会に参加するだけで2〜3万円ほど稼いでいる社員もいる。
司会の明石家さんまさんは、「先輩に『ちょっと行こか〜』と誘われたら絶対に断れなかった」といい、出演者もそれに同調していた。
しかし、ポイント制を実際に導入した会社は、離職率が15%から5%に減ったという。採用費や教育コストのロスを考えると、会社はかなり大きな効果を上げたということになる。
ゆとり世代のために、失敗を表彰する会社まである。ある旅行会社では、新入社員が年の差婚カップルに「親子旅行」を勧め、クレームを受けてしまった。
これを会社は、「失敗によって『同行者との関係性を最初に尋ねる』というルールができた」と評価し、役員会から金一封と景品とともに表彰した。「この制度を導入して、離職率が3分の1になった会社もある」と牛窪氏は言う。
ほかにも、会議の席順を「クジ引き」や「アプリ」で決めたり、有給休暇以外に大切な人の誕生日などに休める「恋愛休暇」を設けたり。「親が社員旅行についてくる会社」もあった。「我が子の昼食を報告できるシステム」には、「夕食の献立で子供の栄養バランスを考えるのに役立つ」など高評価が寄せられているという。
「ゆとり以外でも打たれ弱い人いるわ」と反発も
番組は全般的に、ゆとり世代に否定的。ツイッターにも、
「なんなの!もう気持ち悪い。こんなヒョロイ人間が増えてるとかやだ」
「恋愛休暇とか私の職場ではありえん…有休もろくにとらせてくれないのに…」
「まじゆとり。笑 そんなんで辞めるなら就職しなきゃいいwww」
と批判する声があがっている。これには、ゆとり世代側から反発の声があがった。
「ゆとり教育決めたの当時の大人達だし、(私たちは)むしろゆとり教育の被害者よね。知らんがな!って話」
また、「ゆとり以外でも打たれ弱い人いるわ」など、挙げられた特徴が他の世代にも当てはまるという声も。
キャリコネの口コミにも、ゆとり世代の後輩が「平気で残業を拒否し退社する」と、大手ITゼネコンの社員が苦言を呈している。
「あまり仕事を頑張りたくないようで、残業をして仕事を片づけなくてはいけない理由をイチイチ説明しなければいけないというのは非常に辛いです」。
しかし、豊かな時代に生まれ育ったこの世代が、我慢を嫌い、嫌な会社に長く勤める必要がないと考えるのは、ある意味で当然だ。会社が彼らを引き止めたければ、それなりの材料を用意するのは当然ではないか。
ガジェット通信より引用しました。
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