2014年01月28日
副業を始める前に知っておくべき、副業が本業や生活にもたらすデメリット
ブログを始めてまもないころ、副業についての記事を書き、副業が本業にもたらす複数のメリットについて書きました。その時は、多くの"9時─5時"の職場において副業は忌み嫌われる存在であることを感じながらも、副業はキャリアに良い影響を与えると感じていました。
私自身、ブロガーとして培ったスキルが、本業の建築家としての仕事に多くの形で活かされ、直接的・間接的に、会社はそのスキルから利益を得ました。そうしたスキルには、ウェブデザイン、ウェブ開発、ソーシャルメディア、文章スキルなどといったものが含まれます。もし2009年にブログを開設していなければ、そうしたスキルを個人的に身につけることは難しかっただろうと思います。
こういう話をすると副業がより魅力的に聞こえますが、今回の記事は副業の別の側面に触れたいと思います。つまり、副業を始めること、その影響を慎重に検討すべきであるというものです。私は、副業はポジティブにもネガティブにもキャリアに影響を与えうると思っています。ポイントは、そのふたつの影響のあいだでバランスをとることだと思います。
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◆ 1.集中力を失いかねない
私たちはみな、自分の精神的な許容範囲が無限で、ひとつの仕事から別の仕事へと頭を切り替えるのも簡単だと思いがちです。しかし、実際には人の仕事能力というのはもっと複雑です。
意志の力、精神的エネルギー、身体的エネルギー──。これらはすべて有限です。こうした有限のエネルギーを副業に使ってしまうと、私的な時間や本業に割けるエネルギーが少なくなります。「集中疾走」できるのであれば大丈夫です。副業だからこそ発揮できるエネルギーというのもあるからです。しかし、副業がルーティンになり始めると、燃え尽きたり、バランスを失い始めるといった症状が出るかもしれません。
◆ 2.生活のバランスが失われる
自分のブログを始めたときには、時々フルタイムの仕事をふたつ掛け持ちしているような気持ちになりました。3時間もの時間を、8時間の本業以外にブログに費やすという働き方はかつて経験したことがなかったのです。
2人の子どもを持ち、管理が必要な新しい自宅を得た現在は、時間の使い方に関してそれほど寛容ではいられません。現在、ブログの執筆は、ほかのさまざまな仕事の合間を使ってやらなければなりません。また、ブログを書くことが本当に、その時間を使ってできる他の仕事よりも重要であるのか、慎重に考える必要があります。その答えは、常に簡単に出せるとは限りません。
◆ 3.法的リスクが増す
建築・建設業界というのは、訴訟好きな傾向があります。会社が内職を制限したり、注意深く管理する理由のひとつに、従業員の行動が訴訟の対象とみなされてしまうことがあるからです(例えそれが会社の事業と無関係であったとしても)。
会社のコンピュータやレターヘッド、電話を使うなど、ほんの少しでも会社を代表しているかのようにふるまうことで会社との関係が疑われるなら、会社の法的なリスクが増すことになりかねません。もしも職場で副業をしているのであれば、それが会社にどれほどの法的リスクを与えるかを慎重に検討すべきです。最終的には、それは自分の立場に跳ね返ってくるのですから。
◆ 4.本業の給料に満足できなくなる
副業が成功し、家計にとって重要な収入となると、本業で得る給料に対しても強気に考え始めることがよくあります。たとえば、家計をまわすのに年間10万ドル(約1000万円)が必要だったとして、副業で2.5万ドルを稼いでいたとしたら、本業で得ている7.5万ドルについても昇給を望むようになるかもしれません。しかし、2.5万ドルの副業の稼ぎがない、本業のみに専念している従業員の方が、より本業の昇給を強く望んでいるという点を忘れてはなりません。
◆ 5.隣の芝は青い
これは誰しもが思うことでしょう。人はどんな状況でも、「もし○○ならば状況はずっと良くなるだろう」と考えがちです。
過去5年間会社員として働き続けてきた人は、今こそ新しい仕事を切り開くべき、起業すべきと思うかもしれません(「景気は上向きつつある、他人のために働くのはもううんざりだ」と言って!)。しかし、忘れてはならないのは、それは自分が理解しているものを未知のものと交換する行為だということです。隣の芝が青く見えるうちに、実際にその芝を刈り取って、その色をしっかりと自分の眼で確かめるべきでしょう。
◆ 6.起業に向かない人もいる
あふれるほどの数のブログやネットビジネスを目にすると、だれでもネット上で成功できると思うかもしれません。確かにそうかもしれませんが、自分で事業を経営するのに向いていない人も多いこともまた事実です。そして、多くの場合、実際に自営業になってから、それに気付くことが多いのです。
異なる会社でキャリアを積み重ねたり、ひとつの会社に勤めることで、自分がもっとも得意なことに専念できることもあります。決して起業が万人に適しているわけではないのです。
◆ 7.本業のキャリア形成にマイナスになる
多くの人は、副業をいつか本業にできることを期待して、副業を始めます。基本的に、自分が得意で情熱をもっていることを副業にします。もし、そうした期待を抱いているのであれば、逆に関心の低い本業へのやる気を保つことは難しくなります(本業を抜け出そうとしている状況で、本業に力を入れるのは困難ですよね?)。
それはそれで問題ないのですが、本業の社内の昇進ゲームに関心が高いふりをすべきではありません。副業が、本業におけるキャリアの形成にマイナスになる事実を受け入れましょう。それでも良いと認めた上で、副業をがんばりましょう。
副業を続ける価値があるか?
こうしたマイナス面を分かっていた上で、もう一度過去の自分に「副業をやるか?」と問いかけて出てきた回答ならば、その答えは間違いなく「イエス」です。より難しいのは、副業を継続することです。本業を抱えながら、オンラインビジネスを経営するのは大変です。今のところ、本業と副業は、注意深く計算されたバランスの中で実行しています。今は、私のキャリアと家族を、副業のビジネスよりも優先しています。
これまで何度か、オンラインビジネスを継続するべきか、その妥当性について考えたことがあります。今のところ、答えは毎回同じで、ビジネスを続けるというものです。得られる報酬やメリットは、断念するにはあまりに惜しいものです。しかし、これからもその妥当性について、考え続けなければならないでしょう。なぜなら、いつの日か上に書いたマイナス面がいよいよ深刻さを増すかもしれないからです。その時、本業と副業のどちらを取るか決断を迫られるでしょう。
Could Side Gigs Hurt Your Career?|Fiscal FizzleP
yahooニュースより引用しました。
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