2014年01月28日
虐待明らかになるケースも ラジオ番組に子どものリアル〈AERA〉
DJ「レモンさん」が、子どものリアルな声と向き合うラジオ番組、TBSラジオ「全国こども電話相談室・リアル!」が人気だ。子どもたちからの電話相談を聞いていると、思わぬ事実が見えてくることもある。
相談をする中で、虐待が明らかになるケースもある。年の離れた妹の世話を親から押し付けられているという中学2年の女子生徒の当初の相談は「妹に八つ当たりしてしまう」だった。
単に妹の世話が嫌なのかと思いきや、番組内で状況の聞き取りが進むにつれ、親が育児放棄していることが分かった。レモンさんは「中学を卒業したら家を出たら」とも提案したが、女子生徒は「親から自分にされたことを妹にはされたくない。妹が心配だから家に残る」と話し、収録後には、「話してよかった」と感謝メールを送った。
虐待や親の離婚にかかわらず家庭内の悩みは多い。そうした相談からは、どんな状況下でも親を慕う子ども心が見える。
8%への消費増税を受けて、「マジか」とお小遣いの相談をしてきた中学2年の「バスケちゃん」は、自分のお小遣いを心配しているのかと思いきや、実際は親や家計の心配をしていた。
小学5年の女の子でラジオネーム「カエルくん」の相談は、「お父さんがお酒を飲むとうるさい」だったが、実際は、酔うと同じことしか言わず家族に絡む父と、父を無視し続ける兄や母という家族の冷めた関係に悩んでいた。「本当はみんなで一緒に外で遊んだりしたい」と最後に本当の気持ちを話した。レモンさんは言う。
「子どもたちは最初からすらすらと自分が置かれた状況や胸の内、本当の望みを話すことはできないんです」
長年の経験でそれを知るからこそ番組では子どもに何度も聞く。
「うん、うん、それで?」「それは、こういうこと?」
素直に打ち明けられなかった子には何度も呼びかける。
「また何度でもつながろう」
子どもたちが親ではなく番組に相談を寄せる理由を、「ウィーアー親戚」を合言葉にするDJのレモンさんはこう話す。
「ひたすら注意深く聞く。子どもたちの中にある解決策、勇気、生きていく力を引き出すお膳立てをしている番組だからではないでしょうか」
※AERA 2014年1月27日号より抜粋
yahooニュースより引用しました。
相談をする中で、虐待が明らかになるケースもある。年の離れた妹の世話を親から押し付けられているという中学2年の女子生徒の当初の相談は「妹に八つ当たりしてしまう」だった。
単に妹の世話が嫌なのかと思いきや、番組内で状況の聞き取りが進むにつれ、親が育児放棄していることが分かった。レモンさんは「中学を卒業したら家を出たら」とも提案したが、女子生徒は「親から自分にされたことを妹にはされたくない。妹が心配だから家に残る」と話し、収録後には、「話してよかった」と感謝メールを送った。
虐待や親の離婚にかかわらず家庭内の悩みは多い。そうした相談からは、どんな状況下でも親を慕う子ども心が見える。
8%への消費増税を受けて、「マジか」とお小遣いの相談をしてきた中学2年の「バスケちゃん」は、自分のお小遣いを心配しているのかと思いきや、実際は親や家計の心配をしていた。
小学5年の女の子でラジオネーム「カエルくん」の相談は、「お父さんがお酒を飲むとうるさい」だったが、実際は、酔うと同じことしか言わず家族に絡む父と、父を無視し続ける兄や母という家族の冷めた関係に悩んでいた。「本当はみんなで一緒に外で遊んだりしたい」と最後に本当の気持ちを話した。レモンさんは言う。
「子どもたちは最初からすらすらと自分が置かれた状況や胸の内、本当の望みを話すことはできないんです」
長年の経験でそれを知るからこそ番組では子どもに何度も聞く。
「うん、うん、それで?」「それは、こういうこと?」
素直に打ち明けられなかった子には何度も呼びかける。
「また何度でもつながろう」
子どもたちが親ではなく番組に相談を寄せる理由を、「ウィーアー親戚」を合言葉にするDJのレモンさんはこう話す。
「ひたすら注意深く聞く。子どもたちの中にある解決策、勇気、生きていく力を引き出すお膳立てをしている番組だからではないでしょうか」
※AERA 2014年1月27日号より抜粋
yahooニュースより引用しました。
【ラジオの最新記事】
この記事へのコメント