春の3月から5月は自殺のピークの季節である。
私の同級生や先生、自殺した人がいるが、
性格が真面目で、こころが優しい人間がほとんどであり、
自殺と聞いた際に大変残念な気分を何度を味わった経験がある。
ある機関のアンケート調査では人生のうちで自殺を本気で考えたことがある人の割合が2割と
5人に一人という高頻度であるという。
実を言うと私も30年以上前に、自殺したい願望に襲われたことがある。
自殺したい人は人生に疲れ、何もかもが苦しく、希望が皆無となり、楽しいという感情が亡くなって、
それにとってかわって日々の大半が精神的な苦痛でいっぱいになる。
それは自分では気が付かないがうつ状態にり患している可能性が高い。
一般に自殺をする人の心理は自分だけが世の中で生きているという誤った理解をしていると思う。
また、死後の世界のことも、死後に現世の人に迷惑をかけることを知らない。
私は死後の世界を信じる派であるので、その立場から言わせていただく。
あなたが仮に両親も亡くなり誰にも孤立無援で不幸な人生を送っているとしよう。
そうすると、あたかも今まで自分の人生は自分の力だけで生きてきたものであり、
人生は自分に勝手に与えられたものと勘違いして、自分の好きな選択をしようとするだろう。
しかし、あなたには何十年も前に亡くなった会ったこともない知らない祖父母や、曽祖父母
やいとこ、叔父などの血縁の先祖が必ず存在する。
先祖がいなければ自分が現在この世に存在していないのは実際のことだ。
もし自分の子孫が不幸になったり、苦しみにめげて自殺して死んだり、犯罪を犯して他人を不幸にしたら
あなたの先祖はあの世で大変悲しむだろうし、成仏できないだろう。
もし神が存在するなら、あの世であなたの先祖が神に叱られるのではと思う。
これは子供が重大な犯罪を犯した際に、親も社会から批判されるのに似ている。
その逆に、あなたの人生が苦しくとも、その苦しみと戦い、長く生き抜いたのなら
人さまの喜ぶことや社会の発展に頑張ったのならなおさら、あなたの先祖は喜ぶだろうし、
神からもあなたも先祖も祝福を受け、先祖供養になるだろう。
自殺する人間は現世での今の苦しさのみにしか着目しておらず、それから逃れたいがために自殺心理が働く。
これは人が動物である以上、苦しいこと、痛みなど危険なことから逃れようとする普通の心理である。
しかし、人生はその山さえしのげば何とかなることが多々ある。
人は大恥をかいてでも、生き恥をさらし苦しくともつらくともはいつくばってでも生きなくてはいけない。
それが最も崇高な姿勢であると思う。
自殺心理になるのは様々な問題解決が難しいと自分で考える自分自身にも原因がある。
まずはこころをおちつかせる方法として、私の経験談でいうと、
理解する人を探すことと、精神科か神経科などの病院に通院してこころの苦痛を和らげる薬を飲むことだ。
医療の力を借りて、役所などの公的な機関を利用し、生き残ることを第一に考えることが先決だと思う。
あなたが自殺しても現世での他人は何も思わないかもしれないが、
あなたの亡くなった先祖は確実にあなたの自殺という行為を嘆き悲しみ亡くなった先祖に大きな苦痛を与えるだろ。
あなたの過去に亡くなった先祖や神仏が望むことは、あなたが幸福で長生きして、
できれば社会や人に役立ち、人生を全うしてから死することだと思う。
わたくし事でなんだが、昨年春いとこが乳がんで亡くなった。戦争中は叔父が戦地で若くして亡くなった。
7年前は東日本大震災で2万人近い人が生きてても津波で理不尽にも死ぬしかなかった
彼らは誰も死にたくなかったし、もっと生きたかったのは間違いない。
したがって、私もそうだが、苦しいことに耐え兼ねそうになって死にたいと思ったときに、
生きたくとも病気などのために生きれなかった人のことを考え、自分の命の大切さを自覚し、
苦しくとも生きていれば必ず望みがあることを自覚する必要がある。
人生の中で一時的に苦しい時期があっても耐えてしのぐ方法があると思う。
生きたくともいきれなかった人の分まで生きようと思う必要があると思う
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