2024年12月04日
明日食べるものもなくなったら
生活保護を受けることは世間であまりよくない言い方をする人がいる。
しかし、人は生きることが目的であるし、日本国憲法25条で生存権を保障しており、
国民には文化的で最低限の生活を保障するとある。
失業や病気などで財産もお金もなくなり、いろんな原因で明日食べるお金さえなくなる場合もよく聞く話である。
その際に最後のセフティーネットが生活保護制度である。
世の中で生活保護に対する偏見を持っている一定の人は、生活保護費の財源が国民の納税であり、
生活保護を受けている世帯の中で不正受給など悪いことをしているものや、
また健康で若く働く能力があるのに就労意欲がなく、仕事をせずに生活保護に安易に依存している者が一部にいることをことをひとくくりに考えての偏見だ。
私も過去に仕事での激務とストレスが原因でうつ病を発病して6年も仕事につけず絶望した経験がある。
うつ病での様々な症状でも大変苦しかったが困窮した貧乏生活もとてもつらい体験だった。
生活保護は市役所の生活保護の係が担当しているが、申請から審査結果が出るまで1か月はかかるという。
しかし、明日も食べるものがない場合、申請が下りる1か月ほどはどこから食費を出してもらえばよいか
それは県の福祉課に相談する必要があるという。
つまり、市役所には明日も食べるお金もないことを恥ずかしくともはっきりと述べることと県の窓口にも相談をすることだ。
それと、行政区の区長や町内会長、民生委員に相談する方法がある。
時々、生活保護制度の申請のやり方も精度も知らないために、自死したり、犯罪に走ったりするケースもある。
私どもは日本国民なのだから、苦しくて自分ではどうしようもない場合、
憲法で生活保護を受けることができることが明記されているのだから恥よりも生きることを優先しよう。
生活保護を受けて、自死や犯罪を犯したりしないようにしよう。
生活保護を一時的に受けても本人の意思と働ける状況次第で生活保護から脱して、生活が落ち着いたら就職活動で仕事を見つけ生活保保護から脱却する方法がある。
現在、中高年だが、うつ病が寛かいしてアルバイトや契約社員で働いている。
私の場合、うつ病が治るまでの間、仕事をしていた時の貯金を切り崩し
貯金が無くなった後は、高齢の母親がもらう少ない年金で困窮を耐え忍び、
何とか社会復帰して働いているが、まだ年金をもらえる年齢には10年近い。