2010年09月04日
夢のままに
Jimmy Clantonをご存知でしょうか?
アルバム・ジャケットを見て、誰もが、いかにも、ティーン・ポップ・アイドルという印象をもつかと思います。
私もそうでした。でも、この人には、Just A DreamというニューオリンズR&Bマナーのヒット曲があり、この曲によって、長く語り継がれるシンガーとなったのでした。
1. Just A Dream
2. Take Her Back
3. No Greater Love
4. A Part Of Me
5. It's All Over Now
6. Land Of Tomorrow
7. A Letter To An Angel
8. It Takes A Long, Long Time
9. My Love Is Strong
10. Losing The One I Love
11. Angel Face
12. Ship On A Stormy Sea
典型的なワン・ヒット・ワンダーという感じがしますが、フル・アルバムを聴くと、自作中心の曲構成で、しかもヒット曲以外にも、センスを感じさせる曲があることに気付きます。( トラック2、6以外は、自作又は共作です。)
ルイジアナ州バトン・ルージュに生まれたJimmy Clantonは、米Aceレーベルのシンガーとして、このJust A Dreamのヒットにより、米Ace社所属アーティストの中で、誰よりも早くLPをリリースした人なのでした。
レーベル・メイトには、Earl Kingや、Huey Smithなどがいました。
そして、このアルバムの各曲の作者クレジットを見ると、いくつか共作名義のものがありますが、パートナーとして、MatassaやRebennack、そしてVincentの名前が確認できます。
Vincentは、レーベル・オーナーのJohnny Vincentでしょうし、Matassaは、スタジオ・オーナーのCosimo Matassaのことでしょう。
そして、Rebennackは、言うまでもなくDr.Johnのことです。
Dr.Johnは、当時プロデューサーでもあったわけで、このへんの人たちのクレジットって、どうも疑いの目でみてしまいます。
黒人シンガーの自作曲の共作者がオーナーやプロデューサーだったりした場合、かなりの確率で、パワハラで強引にクレジットしているケースが多いと私は思っています。
Clantonの場合は、白人ですからどうでしょうか?
Just A Dream以外の曲では、A Letter To An Angelが、まちがいなくJohnny AceのPredging My Loveにインスパイアされた曲だと思います。
というか、バックのオケだけ聴いていると、同じ曲かと思ったりもします。…言いすぎですか?
でも、単なるティーン・アイドルではなく、良い曲が書けるシンガーなのでした。
とりあえず、人は見た眼で判断しちゃだめというケースのひとつです。
Doug Sahmも、Sonet時代のSir Douglas Quintetのアルバムで、Just A Dreamをカヴァーしています。これがまた痺れるんです。
Dougファンとしては、たまりません。
ちなみに、Sunny and Sunlinersによるカヴァーもあります。
チカーノも大好きな名曲ということです。
まず、Jimmy ClantonのJust A Dreamをお聴き下さい。
こちらは、Johnny AceのPredging My Loveの影響下に書かれたと思われるA Letter To An Angelです。作者は、本人とMatassaの共作となっています。
そして、最後に、Doug Sahmによるカヴァーの動画をどうぞ。少し遊び心で作ってみました。
アルバム・ジャケットを見て、誰もが、いかにも、ティーン・ポップ・アイドルという印象をもつかと思います。
私もそうでした。でも、この人には、Just A DreamというニューオリンズR&Bマナーのヒット曲があり、この曲によって、長く語り継がれるシンガーとなったのでした。
Just A Dream
Jimmy Clanton
Jimmy Clanton
1. Just A Dream
2. Take Her Back
3. No Greater Love
4. A Part Of Me
5. It's All Over Now
6. Land Of Tomorrow
7. A Letter To An Angel
8. It Takes A Long, Long Time
9. My Love Is Strong
10. Losing The One I Love
11. Angel Face
12. Ship On A Stormy Sea
典型的なワン・ヒット・ワンダーという感じがしますが、フル・アルバムを聴くと、自作中心の曲構成で、しかもヒット曲以外にも、センスを感じさせる曲があることに気付きます。( トラック2、6以外は、自作又は共作です。)
ルイジアナ州バトン・ルージュに生まれたJimmy Clantonは、米Aceレーベルのシンガーとして、このJust A Dreamのヒットにより、米Ace社所属アーティストの中で、誰よりも早くLPをリリースした人なのでした。
レーベル・メイトには、Earl Kingや、Huey Smithなどがいました。
そして、このアルバムの各曲の作者クレジットを見ると、いくつか共作名義のものがありますが、パートナーとして、MatassaやRebennack、そしてVincentの名前が確認できます。
Vincentは、レーベル・オーナーのJohnny Vincentでしょうし、Matassaは、スタジオ・オーナーのCosimo Matassaのことでしょう。
そして、Rebennackは、言うまでもなくDr.Johnのことです。
Dr.Johnは、当時プロデューサーでもあったわけで、このへんの人たちのクレジットって、どうも疑いの目でみてしまいます。
黒人シンガーの自作曲の共作者がオーナーやプロデューサーだったりした場合、かなりの確率で、パワハラで強引にクレジットしているケースが多いと私は思っています。
Clantonの場合は、白人ですからどうでしょうか?
Just A Dream以外の曲では、A Letter To An Angelが、まちがいなくJohnny AceのPredging My Loveにインスパイアされた曲だと思います。
というか、バックのオケだけ聴いていると、同じ曲かと思ったりもします。…言いすぎですか?
でも、単なるティーン・アイドルではなく、良い曲が書けるシンガーなのでした。
とりあえず、人は見た眼で判断しちゃだめというケースのひとつです。
Doug Sahmも、Sonet時代のSir Douglas Quintetのアルバムで、Just A Dreamをカヴァーしています。これがまた痺れるんです。
Dougファンとしては、たまりません。
ちなみに、Sunny and Sunlinersによるカヴァーもあります。
チカーノも大好きな名曲ということです。
まず、Jimmy ClantonのJust A Dreamをお聴き下さい。
こちらは、Johnny AceのPredging My Loveの影響下に書かれたと思われるA Letter To An Angelです。作者は、本人とMatassaの共作となっています。
そして、最後に、Doug Sahmによるカヴァーの動画をどうぞ。少し遊び心で作ってみました。
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