2010年08月12日
マカロニ・ジャンプ
今回は、マイナーというか、インデイーズ系のバンドで、その名もThe Red Wagons Blues Bandの「Ullalla Boogie」です。
バンドの詳細は不明で、どうやらイタリアのバンドのようなのですが、やっている音楽は、間違いなく古いアメリカ製のジャンプ、ジャイブで、そのサウンドを単純な言葉で言い表すなら、「ごきげん」「楽しい」です。
メンバーは、マーク・メウッチ (ピアノ、ボーカル) 、アレッサンドロ・アンジェルッチ (ギター) 、カルロ・ デルカルロ (ドラム)、リチャード・ボニ(バリトン・サックス) 、ロックス・モロッコ (テナー・サックス)、エミリアーノ・ ジッターズ (ベース)という大所帯です。
更に今作には、ゲストとしてトロンボーンが参加しています。
04年リリースのこのアルバムが1stのようで、現在2ndを鋭意製作中らしいですが、なにしろ良くわかりません。
ただ、イタリアであろうが、なんだろうが、ころころと良く転がるピアノと、ヒューストン・ジャンプ系のギター、そしてかっこよくておしゃれなホーン陣と、そのサウンドは、ひたすら「ごきげん」です。
その音を乱暴に例えてみるなら、Inperial 時代のT-Bone Walkerです。
T-Boneは、その前のCapitol 時代は、まだリズム隊にジャズっぽさが残っていますが、インペリアル時代になると、アフター・ビートが強調されて、プレ・ロックンロール時代の音だな、などと私などは思います。
例えて言うなら、そんな感じのサウンドです。
実際、レバートリーもそういう感じで、Johnny Guiter Watsonの「Telephone Boogie」、「She Moves Me」をやっているほか、Guiter Slimの「Certainly All」、そしてもちろん、T-Boneナンバーをやっています。
「Strollin With Bones」と「The Hustle Is On」です。
まず、名刺がわりの一発、「Telephone Boogie」にしびれます。
曲は、Watsonですが、ギター・スタイルは、完全にT-Boneで、(Watsonのチンピラ・スタイルが好きな人も含めて)、この40年代にタイムスリップさせてくれるサウンドには、麻薬的な快感があり、陶酔の世界へと導かれてしまいます。
「Strollin With Bones」では、曲の途中で「T-Bone Shuffle」のリフが聴こえてきて、寝転がって聴いていた私は、思わず起き上がって、曲目リストを見返したのでした。
「The House of Blues Lights」のような、ブギ系バンドの定番曲もあって、選曲のスリルにかける部分もありますが、期待を裏切られることはありません。曲によっては、ブルース・ハープも入りますが、ダウンホームな雰囲気になるかと思いきや、逆に良いアクセントになって、おしゃれだったりします。
とにかく推薦のバンドです。
流通の難だけが懸念ですが、私はこまめにチェックして、2ndが出たら素早くゲットするつもりです。
(ちなみに、6、8、9、12がオリジナルです。私が言及しなかったカヴァー曲で、原曲をご存知の方がいらしたら、ご教示いただけたら嬉しいです。)
1. What is this?
2. Telephone Boogie
3. Let's the Beat
4. The Hustle is on
5. Beautiful girl
6. Flautolence blues
7. Certainly All
8. Ma a te no
9. Ullàlla Boogie
10. She wants to sell my monkey
11. It's obdacious
12. Lo Zio di Frank
13. The House of blue lights
14. Safronia B
15. She moves me
16. Strollin' with bones
17. What is this ? final act
バンドの詳細は不明で、どうやらイタリアのバンドのようなのですが、やっている音楽は、間違いなく古いアメリカ製のジャンプ、ジャイブで、そのサウンドを単純な言葉で言い表すなら、「ごきげん」「楽しい」です。
Ullalla Bloogie
The Red Wagons Blues Band
The Red Wagons Blues Band
メンバーは、マーク・メウッチ (ピアノ、ボーカル) 、アレッサンドロ・アンジェルッチ (ギター) 、カルロ・ デルカルロ (ドラム)、リチャード・ボニ(バリトン・サックス) 、ロックス・モロッコ (テナー・サックス)、エミリアーノ・ ジッターズ (ベース)という大所帯です。
更に今作には、ゲストとしてトロンボーンが参加しています。
04年リリースのこのアルバムが1stのようで、現在2ndを鋭意製作中らしいですが、なにしろ良くわかりません。
ただ、イタリアであろうが、なんだろうが、ころころと良く転がるピアノと、ヒューストン・ジャンプ系のギター、そしてかっこよくておしゃれなホーン陣と、そのサウンドは、ひたすら「ごきげん」です。
その音を乱暴に例えてみるなら、Inperial 時代のT-Bone Walkerです。
T-Boneは、その前のCapitol 時代は、まだリズム隊にジャズっぽさが残っていますが、インペリアル時代になると、アフター・ビートが強調されて、プレ・ロックンロール時代の音だな、などと私などは思います。
例えて言うなら、そんな感じのサウンドです。
実際、レバートリーもそういう感じで、Johnny Guiter Watsonの「Telephone Boogie」、「She Moves Me」をやっているほか、Guiter Slimの「Certainly All」、そしてもちろん、T-Boneナンバーをやっています。
「Strollin With Bones」と「The Hustle Is On」です。
まず、名刺がわりの一発、「Telephone Boogie」にしびれます。
曲は、Watsonですが、ギター・スタイルは、完全にT-Boneで、(Watsonのチンピラ・スタイルが好きな人も含めて)、この40年代にタイムスリップさせてくれるサウンドには、麻薬的な快感があり、陶酔の世界へと導かれてしまいます。
「Strollin With Bones」では、曲の途中で「T-Bone Shuffle」のリフが聴こえてきて、寝転がって聴いていた私は、思わず起き上がって、曲目リストを見返したのでした。
「The House of Blues Lights」のような、ブギ系バンドの定番曲もあって、選曲のスリルにかける部分もありますが、期待を裏切られることはありません。曲によっては、ブルース・ハープも入りますが、ダウンホームな雰囲気になるかと思いきや、逆に良いアクセントになって、おしゃれだったりします。
とにかく推薦のバンドです。
流通の難だけが懸念ですが、私はこまめにチェックして、2ndが出たら素早くゲットするつもりです。
(ちなみに、6、8、9、12がオリジナルです。私が言及しなかったカヴァー曲で、原曲をご存知の方がいらしたら、ご教示いただけたら嬉しいです。)
1. What is this?
2. Telephone Boogie
3. Let's the Beat
4. The Hustle is on
5. Beautiful girl
6. Flautolence blues
7. Certainly All
8. Ma a te no
9. Ullàlla Boogie
10. She wants to sell my monkey
11. It's obdacious
12. Lo Zio di Frank
13. The House of blue lights
14. Safronia B
15. She moves me
16. Strollin' with bones
17. What is this ? final act
【ジャンプ・ブルースの最新記事】
この記事へのコメント