ドクダミ科ドクダミ属の多年草。
本州、四国、九州、沖縄に分布し、現在北海道の一部でも野生化している為、ほぼ日本全国に広がっている。
全草に特有の強い臭いがある為、嫌がる人もいるかも知れない。
臭いの正体は、デカノイドアセトアルデヒドと言う物質で、強い制菌力があり、各種の化膿症などに卓越した効果を発揮する。
生葉には肉や魚の臭みを消す作用があり、我が家では魚を煮る時などに生葉3〜4枚を加えて調理している。
但し、この成分が存在するのは生葉の内だけ。
乾燥すると強い臭気と共に制菌力も失われてしまうのだ。
一方、乾燥したドクダミにはクエルシトリンなどの成分が生じ、血管の老化を防ぐなど様々な働きがある。
漢方では、全草を乾燥させたものを「10種類の薬の効果がある」と言う意味で、「十薬」と呼んでいる。
ドクダミを利用するなら、花の咲く時期の6月に全草を摘んで乾燥させ、「ドクダミ茶」にするのがお勧めだ。
若葉を灰汁抜きし、和え物、浸し物などで楽しむと言う手もある。
大海 淳 エッセイスト
愛媛新聞 野草と紡ぐ暮らしから
ドクダミは血管の老化を防ぐ働きがあるらしい。
いいかも。
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