救助されるまで呼吸を確保できるか如何かが生死を分けると言う。
斎藤理事によると、津波に呑まれた時の行動として「水面から顔を出して呼吸を続け、仰向けの姿勢で背浮きをする」事が基本だと言う。
一度溺れても、2〜3分後なら数回の人工呼吸で蘇生が可能とし、肺に空気を入れる事が大事と強調する。
「浮いている間はじっと待つ」。
手足をばたつかせたり、手を上げたりすると、体は沈んでいく。
水中では体力の消耗を抑える事も必要だ。
衣服に入った冷たい水もじっと待っていれば次第に体温で温かくなる。
確実に助かる場所に近付いた時に泳いで避難するのが効果的と言う。
水温も10℃ 以上あれば直ぐに低体温症になるリスクも低い。
ダウンジャケットや中身の入ったリュックは体を浮かせるのに最適。
「防災リュックは丁度良い」と話す。
命が助かれば、次の行動に繋げる事ができる。
先ずは兎に角逃げる事。
そして救助までの間「在る物」だけで助かる方法を実行する事が不可欠だ。
「知っている事が生死を分ける事もある」と呼び掛けた。
愛媛新聞 進化する地域・個人変わる備えから
「浮いて待て」を思い出して。
在る物だけで助かる方法を実行する事。
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